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最強薬師は絶対誰にも恋しない  作者: 菁 犬兎
第2章メリル動く
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シャミは早く大人になりたい

「メリル。はいコレ」


「・・・・シャミ、コレ」


俺シャミ! メリルの婚約者で最近はずっとメリルに求愛? してる!


メリルは俺の将来のお嫁さんだから、沢山喜ばせてあげるんだ。


それで本当のコイビト? になる!

よく分からないけど、好きな男女はコイビトになってからケッコンするんだって!


「もしかして、この前コレを買ってたの?」


「メリルいつも細かい物見てるから、ソレなら大きく見えるんだって! 嬉しいメリル?」


メリル? 何で何も言わないんだろ。

もしかして好きじゃなかったかな? ソレ、いらない?


「・・・・メリル・・・もしかして、気に入らない?」


「え!! 何言ってるのシャミ! う、嬉しいよ! 嬉し過ぎてちょっと・・・どうしようかと・・・」


よく分からないけど、喜んでくれたのかな?

それなら俺嬉しいな。


「とても綺麗な虫眼鏡だね。素敵・・・有難う、シャミ。私とても嬉しい」


やった! メリル笑った! 本当に嬉しそう。

メリル最近ちゃんと笑わないからずっと心配だった。


「やっと笑ったメリル。俺嬉しい」


「・・・・え?」


「メリルが幸せだと俺も幸せ。メリル、もっと笑って」


メリルはいつも俺に優しい。

俺を貰ってくれた時も噛みついたのに全然怒らなかったし殴らなかった。ご飯も沢山くれて、痛いのも治してくれて、一杯撫でてくれる。


妖精が居なくなって怖くなった俺と偶に寝てくれる。

本当は駄目なのに。

俺とても嬉しい。メリルも嬉しくなって欲しい。


「・・・・シャミ。抱きしめてもいい?」


「え!! ・・・・・うん」


あれ? 凄く嬉しい。嬉しいのに、なんだろ?


「大切に使うよ。約束する」


なんだか、とても変な感じがする。

今まで感じた事無いような、くすぐったい? ムズムズ?

でも、噛みつきたいような・・・・。


「メ、メリル・・・」


「ん? なぁに?」


「・・・・チューして」


かわいいな。

メリル笑うと、とても可愛い。


もっと笑って。俺に見せて。


「シャミ?」


「メリル恋人のチューしよ」


早く大人になりたいな。メリルと同じくらいに。

メリルを抱っこ出来るくらいに。


「後2年経って同じ事を言えたらいいよ。だから、今はほっぺで我慢して?」


「何で? どうして今は駄目なの?」


「今それをしたら、私は一生シャミの奥さんになれないから」


え!! そうなの? 今俺とチューしたら俺達夫婦になれない? それはヤダ!!


「・・・・じゃあ我慢する。俺メリルお嫁さんにする!」


「有難う。シャミ私もほっぺにチューして欲しいな?」


・・・・・・あれぇ?

な、なんだろ。おかしいなぁ・・・。

いつも平気なのに、なんで今日はこんなにドキドキするのかな・・・。


「あれ? イヤ?」


「いやじゃない! メ、メリル」


そうか。

メリル今日変。


いつもメリル俺にチューしてなんて言わない。

メリル俺と婚約してからあまり触らなくなった。


メリルからしたいって初めて言われた。

は、は、はじめて・・・・・。


「シャミ? 大丈夫?」


「わかんない。なんか、変」


顔が物凄く熱い。俺病気? メリル、俺おかしい?


「それは大変ですわ。シャミ、早急に体を休める事をお勧め致しますわ」


「あ。テニア。俺病気?」


「そうかも知れませんわね? でも大丈夫。休めば明日には良くなりますわ。さぁ、私が連れて行って差し上げますわ!」


「ちょ、ちょっとテニア? 何急に現れて・・・」


あれ? 遠くにテットもいる。


なんで二人共薬草畑にいるんだろ?

メリル護衛は要らないって言ってたのにね?


「全く・・・・油断も隙もありませんわ・・・」


「テニア? 何か怒ってる?」


「いいえ? メリル様に呆れているだけですわ。シャミは悪くありませんわよ?」


そうなの? でもテニアもテットも偶にすごい目で俺を睨んでる。すぐ元に戻るけど。


「シャミもそろそろ第2成長期ッスかね? 将来が楽しみッスね? メリル様?」


「・・・・・あんたらね」


俺成長するの? したいしたい!!

早く大人になって今はできない事一杯出来る様になる!


「俺早く大きくなる。どうしたら早く大人になれる?」


「シャミ。一足飛びに大人にはなれませんわ。皆等しく歳を重ねていくのです。早く大人になるのではなく今しか出来ない事をすればいいのですよ?」


今しかできない事?


「今俺が出来ること?」


「そうです。それを、一生懸命やればいいのです。そうしている間に気が付いたら大人になっていますわ」


そうなの? じゃあ・・・そうする!


「じゃあ、俺メリルと一緒にチェシャを迎えに行く。メリル守る!」


「え?」


早く来ないかな?

俺待ってる。


ずっと合図待ってるから。


ちゃんと迎えに行けたら、メリル俺の事もっと好きになってくれる?

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