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最強薬師は絶対誰にも恋しない  作者: 菁 犬兎
第2章メリル動く
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メリルは精霊を見つけたい

ここから第2章スタートです!

挿絵(By みてみん)



「おや? メリルちゃん久しぶりだね?」


「お久しぶりタリッズさん! 調子どう?」


私メリル! 今、私は宮廷の外にいるの。

え? 外に出る許可が出たのかって? 出た出た!


実は最近ではこうやって外に出てるんだぁ。


ほら、アースポント作ってもらったでしょ?

あれからリディが魔力保持者を頑張って集めて、私が居なくても何とかアースポントを一杯に出来る様になったんだ。勿論前からあるアースポントには、私しか魔力を入れられない事になってるから、そこは変わらず私が通って魔力を満たしてる・・・事になってる。


なっているんだけど、ここで新たな事実を明かしていいかな?実は旧式のアースポント、私以外にも干渉できる人、見つけちゃった!


「なんだ。俺でも出来る様だな」


お父さんも、出来たんだね。

デズロさんも出来るからもしかしたらと思って試してみたけど・・・もしかしたらお姉ちゃんもコレ出来るのかも。


「わぁ・・・マジッスかぁ。大変だぁ」


「これは秘密にしときましょ? テット君? バラしたらどうなるか、分かってるわよね?貴方、昨日私のポーションを疑いなく口にしたわよね?」


「うわぁ・・・。マリオーネさんマジすか? 一体ポーションに何混ぜたんスかーーー!!」


これは、悪いけどリディにも言ってない。

お母さんに口止めされたから。

家ではお母さんの言う事は絶対だから。


・・・・細かい事は、詮索しないで。

知らない方がいい事も、世の中にはあると思う。


「三つのアースポントが常に満タンなら、少しくらい此処から離れても平気そうだね? 半年は保つんじゃない?」


「・・・・メリル様、外に出るんすか?」


「うん。テットも付いてきてね。シャミも連れて出る」


あの日。


カスバールから妖精が消えた。


そして、放たれた光は・・・・。


「・・・チェシャを、起こす手立てを探しに行くんすか?」


「そんなもの、わざわざ探しに行かなくても、チェシャはいずれ目覚める。問題は、チェシャの体がどうなったかよ。そして、目覚めた後チェシャがどうなるか・・・。妖精が居なくなった今、確認を取る方法が分からない。それを、調べないと」


まず、この国に精霊が誕生したのか、それを確認する。


リディがアレから各地の領土に大きな変化がないか調べてくれているけど・・・精霊になんて会ったことないから、全て手探り状態のスタートね。


あの日放たれた光は、一斉にこの宮廷に集まり一つにまとまって、そのままチェシャの体に吸い込まれた。





「・・・・・っ!!」


「「「チェシャ!!」」」


「兄様!」


私が気になったのは、チェシャのその時の様子。


チェシャはあの時、微かに笑っていた。

笑って、その光を・・・抱きしめた。


そしてそのまま今も目を覚まさない。


シャミは言った。

チェシャは自分を誰かが迎えに来ると言っていたと。






「全く、世話がやけるわ本当に」


「ん? なにか言ったかい? メリルちゃん」


「ううん? これ新しい薬。どう? 売れてる?」


タリッズさんはテットの伯父さんでカスバール首都セスターゼスで万屋を営んでいるの。

ここで私の作った薬をいくつか置いて貰ってるんだけど、コレが結構好評らしい。


「それがさぁ、寧ろ、それが目当てで来るお客さんが増えてるんだよね。ほら、最初メリルちゃんの痛み止めと湿布薬かなり好評だったでしょ? それで他の薬も使いたいって要望が多くて・・・でもまぁ、この街には薬屋もあるからなぁ? 余り大っぴらに売る事も出来ないから。入荷したらって伝えてはいるんだけどなぁ」


そうだよね。

でも、当初の計画通り。


「そっかぁ。あ、じゃあコレ今回の分。あと、コッチはタリッズさんに。娘さん体調が良くないんでしょ?」


「え? あ、テットか? あいつメリルちゃんに余計な事言ったなぁ?」


「余り治りが悪い様ならテットに声かけて。私、知り合いにお医者様がいるから」


「ありがとうな。でも、そんな偉いお医者様に診てもらう金ないんだ。気持ちだけ受け取っておくよ」


カスバールの医者は何処も高いお金取るものね。

一般人はとてもじゃないけど医者になんてかかれない。


「・・・タリッズさんにはお世話になってるからね。安くしておく。酷くなりそうなら直ぐに声かけてね? 手遅れになる前に」


「本当か? そうか。じゃあコレを使って良くならなかったら、お願いするよ」


そうそう、私最近久し振りに城下町に降りたんだけどね?

首都だけあって、ここは人も多いし物も沢山売ってるよね?


ここだけ見たらカスバールが荒廃していたなんて信じられないぐらいよ。


「メリル、用事すんだか?」


「あ、テット。終わったよ」


「おう! テット。ちゃんと仕事してっか?」


「してるよ。今、正に仕事中だから」


街に降りると色々な情報も手に入れられる。

この街の人間は私の存在を認知していないから、思いっきり動けてありがたいわ。


「なに言ってんだ! メリルちゃんに引っ付いて遊んでんじゃねぇぞ?」


「そう言わないで。たまの息抜きにぐらい大目に見てよ。ねぇ? テット」


「嘘は言ってないんだけど? 不服だ」


あはは。イヤイヤあんたちゃっかり羽目外してるよね?

既に何人かの可愛い女の子と連絡取り合ってるのを、私は知っている。あんた、隠すつもりもないよね?


「で? 今日はどの子の所に遊びに行くの?」


「・・・・あれ? 何故知ってる?メリル俺の後つけてない?」


私がつけてるんじゃなくて女の子達がアンタを付けて来てるのよ。テット、この人本当に大丈夫なのかな。


この国で結構腕の立つ騎士だよね?

一般人に後、つけられないでよ。職務怠慢か!

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