フェルナース神話―冒険者フランメリックの物語３―

　神々が支配しているとされる剣と魔法の世界フェルナースを舞台に、主人公フランメリックと仲間たちの活躍を描く冒険ファンタジー、第３弾。

　交易都市コンスルミラでサンドレオ帝国の〈獅子皇子〉レオストロに勝利し、フェルナース大陸を支配する神々にも、この世界の運命に抗うことを宣言した冒険者メリック。彼は冒険仲間のデュラムとサーラ、それにフォレストラ王国の〈狼姫〉ウルフェイナと共に、故郷イグニッサ王国へ向かっていた。イグニッサがフォレストラに戦を仕掛けるのを、阻止するために。
　だが海上を行く船旅の途中、メリック一行は悪名高い海賊シャー・シュフィック一味の襲撃を受け、乗っていた船が沈没する危機に見舞われる。さらに海神ザバダの眷属とされる怪物、大海蛇ヘッガ・ワガンにも襲われて、まさに絶体絶命の窮地に追い込まれてしまう……。

「古き良き時代の香りがする、剣と魔法、神話と伝説の冒険ファンタジー！」をコンセプトに書きました。古くさい、時代遅れと思われる方もおられると思いますが、よろしければ、ご一読ください。ほんの少しでも、読んで楽しい、おもしろいと思っていただければ幸いです。
　それでは、ごゆっくりお楽しみください。

※主人公が同性相手に恥ずかしがったりするなど、一部ＢＬ（ボーイズラブ）めいた描写がありますが、物語自体は旅あり冒険あり、異性との交流ありの、剣と魔法のファンタジーです。