始まりの予感
これは、P.Wの主人公から見た目線です。
僕は地元の高校生だった。
僕の名前は三九里、いたってふつうの高校生だ。
ある日、友達の梱と昌それに青柳と鈴女と廊下を歩いている時、
〔梱と青柳は男で、昌と鈴女は女です。〕
目の前に魔法陣のような紋章が現れた。
僕達は身構えた。何が起きても良いように昌と鈴女は後ろに下がり、僕と梱が昌と鈴女を隠すように前にでる。青柳は僕達の後ろ、昌達の前にいる。
中から出てきたものそれは信じられないモノだった。
中から現れたモノ。それは人間だった。
「しまったな。まさか、あの陣が世界間に穴を空けちまうなんて。」
中から現れて訳の分からないことを言っている。最初に話しかけたのは梱だった。
「お前は、どこから出て来た?」
言われてその男は振り向く。
「まさか、君達…見たの?」
男が訪ねてきた。僕達は縦に首を振った。すると男は、
「君達は『この世界』の人間かい?」男が訪ねてきたが僕は、
「その前に、あなたは何者ですか?誰かも知らないのに答えると思ってるんですか?」
そう言った。すると男は答えた。
「名乗るのが遅くなったね。私はヤナン・ソルート。『世界』について研究してる。私は『平行世界パラレル』という所から来たんだ。」
そう言うと男は不安なまなざしでこちらを見る。
「えっと…ヤナン?さんはなんでこの世界に来たんですか?」
昌が訪ねた。しかし、男は答えない。揺さぶりをかけてみる。
「その様子だと理由は言えないみたいですね。まさか、『この世界』がなくなるのを調べるためとか?」
わざと疑問型で聞く。するとヤナンは
「話してはいけない決まりなんです。必要以上に関わることも禁止されているんです。すみません、答えられなくて…」
そう言って床に何かを書き始めた。しばらくすると魔法陣らしきモノが完成していた。
「もし、何か悪いことが起きたらここに来てください。それ以上は何もいえませんが…」
ヤナンは呟くと出て来た魔法陣に飛び込んでいった。僕達はその後、寮に帰るのだった。
本編も宜しくお願いします。