第1話
初心者で未熟者なので、読みにくいところもご了承して頂いてから、お読み下さい。
バタッ。スッテーン!
はぁ・・・まただ。いー加減治ってくんないかな、熱中症症候群。一億人に一人という割合でなるという奇妙な持病。
つまり日本中でアタシしか、この持病を持っていないという事。一億人に一人だから、世界でも六十四人しかこの持病を持っていないって計算になるね。
でも、あの日あなたに会って、熱中症症候群を持ってて良かったって思えた。(ちょっとゲンキンだけどね☆)
だって、もし熱中症症候群を持ってなかったら、あの日あなたがアタシを助けてくれなかっただろうから。あなたと会えなかっただろうから。
だから、きっと今日もあなたはアタシを見つけて助けてくれる。さて、じゃあ、あなたがアタシを助けてくれるまで今までのこと、思い出してみようかな――――・・・。
熱中症☆バイトライフ
あー寒い!あなたと出会えたのも、こんな寒い冬の日だったよね・・・
・・・・「ふわぁあ・・。ん〜〜眠い!ついでに寒い!サムネムい!」今日は学校の始業式。つまり冬休み明けってことだね。今日は寒いけど、曇りだから熱中症になる心配は無いね!こーゆー時、うれしーんだか哀しーんだか分かんなくなる。ま、ぶっちゃけどっちでもイイんだけどね☆!!(開き直り)
そういえば、なんか同じ学校の人いないなぁ。一緒の方向から来る人結構いるんだけど・・・。 ハッ!まッ、まさか!腕時計を見る。時刻はちょうど八時二十七分。
あと三分で始業ベルが鳴る。と・い・う・こ・と・は☆・・・遅刻じゃ――ッ!!
ヤッベ!!急げ!ダッと走り出した。アレ?なーんか暑くなってきマシタよ?上を見る。カッ!!と日光が降り注いだ。あ、そうそう。言い忘れてたけど、アタシ『相川 春日≪アイカワ・カスガ≫』。
話に戻るけど、その日光を浴びた瞬間、アタシはクラッと目眩≪めまい≫がして、そのままバタッと倒れた。
「ん・・・アレ?ここって・・」「おい。起きたかよ」低い声音が上から聞こえた。目を開けると、二十歳くらいの男の人が春日の目の前にいた。
「え、あ、はい。え?・・・えーと・・あなたが、助けて下さったんですか?」その男は少し戸惑うように春日から目を逸らし、呟くように「・・・ああ・・・・・」と言った。
「スッ、スイマセン!!ホントにありがとうございます!・・・と、それでぇ・・ここは、一体?」「あぁ、ここは『gluck≪グリュック≫』っつー喫茶店だ。俺の勤め先。名前くらい、聞いた事ねーか?」春日は正直に言った。「あ、知りません。てゆーか、聞いた事も無いですね」「ああ、そーかよ。しっかし、こりゃまたスッパリ言ってくれたモンだな。もうちっとオブラートに包んでもいいんじゃねーのか?」「えッ!!ス、スイマセン!!」「・・・別にいーケドよ・・。で?具合はどうだ?良くなったか?」春日の額に手の平を当てながら、男はそう言った。
「へっ、ダッダイジョーブですけど・・・・!?/////(ナッ、なんかハズい・・・)」「?・・・そーか。ならいい。・・おい」「!?えっ!!?な、何ですかッ!?」
「ケーキ。食ってくか?食ってった方が帰り道、倒れねーだろ」「はぁ・・・あの、お気持ちは嬉しいんですが・・・お、」「お?」「お金を持ってなくて・・・っ!!」
「・・・・」「・・・」二人の間に沈黙が流れた。(・・・あーあ、絶対「それを早く言えッ!!」とか「・・・ならダメだな」とか言われるだろーなぁ・・)
沈黙を破ったのは、その男の方だった。「・・・。だから?」「え・・・?」「だから何なんだよ。金がねえから、食えねえとでも言うつもりか?」「へ?え、あの」「俺は」春日の言葉を遮って、その男はこう言った。
「俺は、お前に、帰り道倒れねえよーにケーキ食ってけっつったんだよ。誰も金の話なんてしてねーだろ。金よこせ、なんて一言も言ってねーだろが。オラ、早く何にすっか決めろ」「は、はい。え、えーと・・では、レアチーズケーキを・・」「ん。じゃ、あっちの席に座って待ってろ。あぁ、でも無理ならここにいてもいーぞ」
「あ、じゃあ、ここにいさせて頂きます。すみません・・・っ」「謝ることじゃねえよ。無理されても、こっちが困るだけだ。だから、まあ・・・無理すんなよ」「あ、ありがとうございます・・・」
それから少ししてから、その男が来た。「お待たせシマシタ。レアチーズケーキです。ごゆっくりドーゾ」無愛想にニコリともせず、言って春日の前に差し出した。
「あ、スンマセン。ありがとうございます!」そのレアチーズメーキはおいしそうで思わず「わぁ・・・」と口から漏らしてしまった。「はっ!す、すいません!でも・・本当においしそうです。イエ!!おいしいんですよね!ウン!!」「・・・・」チラと男の顔を見ると驚いた顔をしていて、一瞬だけフと柔らかく微笑んだ。
「・・・!!」思わずドキッとしてしまう程の端整な顔に見惚れた。「・・・おい。食わねーのかよ。さっさと食え」「へっ!!あ、はい!」パクッと一口、口に含んだ瞬間、自然と笑みが零れた。
「・・・おいしいですっ。コレ、あなたが作ったんですかっ?」「ん?あ、あぁ・・そうだが」「うっわぁ・・・!!スッゴイですね!アタシはこんなの絶対作れませんよ!ほんと、スゴイ・・」「・・・・」「あっ、そーいえば。あのぉ、まだ教えてもらってませんよね」「・・何を」「あなたの名前」「名を聞く前に、まず名乗れ」
鶴の一声のように言われ、しぶしぶ名乗った。「あ、相川 春日≪アイカワ カスガ≫です・・・」「・・・俺は井上・・・・・・・だ」「??井上さん、ですか?」「あ、ああ。そうだ」「そうですか・・。えっと、じゃあ井上さん!!」「ん」「あ、明日も・・・っ、来ていーですかっ!?」「―――くんな」「えぇえ!!?(ガーン!!)」
それから一息吐いて、控えめに笑いながら「バイト。すんなら来てもいいけど、な。つーか、しろ。人手足らねえから」
「め、命令形ですか・・・。でも、こんなステキなお店ならバイト、したいです!!」「・・・そりゃどーも」「これからよろしくお願いします!!」「ああ。・・・あぁ、それと、相川!」「?ハイ?何でしょう?」
「――・・・明日から、八時に集合だ。遅刻すんなよ」「・・・!!・・はい!!」ニッコリ笑って春日は返事をした。
これから、アタシの、ハッピーラブラブ(?)ライフ・・・はじまり はじまりぃ〜♪
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あの、ホントに出来たらでいいんで・・・。




