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雨のリズム  作者: 海来
11/94

[11] 魔法の反動

仲直りできて幸せなリクとレイン。何か忘れていませんか?

 いつまでも、引っ付いて離れないリクとレインは、お互いに顔を真っ赤にしたままうつむいている。

 見ているほうが恥ずかしいとスカイは思った。こうなるなら仲直りなど手伝わなければ良かったと後悔しそうだった。

「いい加減に離れろ。話を蒸し返したくはないが、見るに耐えない。ケンカの仲裁はしたが、お前達の事は、まだ認めたわけじゃないんだ」

 イライラの募った声で言ったスカイは、二人の腕を取ると引き離そうとした。腕は離れたが、体はくっついたままだ。

「スカイに認めてもらわなくっても構わないわ。もう、お節介はやめて」

 レインの抗議に負けまいと、スカイはもう一度二人を引き離そうとリクを掴んだ手の方にグッと力を加える。スカイに握り直された腕はかなり痛かった。だが、それが引き金になったかのように、今までなりを潜め、知らん顔を決め込んでいた癒しの魔法が、リクの体を駆け巡った。

 リクは、握られた手からスカイの中に魔法が流れ込んでいくのを感じ、さっき寝起きに感じた深い悲しみと苦しみの心が誰のものか思い出した。元はといえば、レインの気をスカイから逸らし、レインの攻撃からスカイを回避させる為に始めた作戦だった。途中からは(かなり初めの方から)その事をすっかり忘れて本気でレインとケンカしていたのだ。

 スカイはリクの腕を握り締めた自分の手を食い入るように見つめた。

「これは…お前の…」

 スカイは自分の手から流れ込んでくる暖かい何かを感じて、それが、今日の昼に聞いたばかりのリクの魔法だと推察していた。魔法の力を失ったスカイには魔法だと断言する能力はもう無い。それでも、この暖かい流れが、自分のジクジクした心の傷を舐めるように流れ、癒し、リクの手の中に戻っていくのはハッキリと感じられる。傷口は少しずつ塞がっていくように感じた。

 その時、リクがいきなりスカイの手を振り払った。いきなり断たれた魔法は行き場を失い、リクとレインが触れ合う事によって降っていた雨に、吸い込まれるように消えた。

 雨は少し遅れて静かに降るのをやめた。

「リク、なぜ途中でやめたの。スカイの心はまだ癒されてはいなかったわ」

 リクを通して、スカイの心に触れていたレインは、リクの行動が理解できず、怪訝な表情で見つめている。スカイは、軽蔑の表情をうかべリクに言った。

「ヤキモチでも焼いたか。好きな女の婚約者など癒すのは嫌だろう。やはり子供のすることだ。中途半端なお遊びだな。まァお前に癒してなど欲しくは無いがな」

 リクはうつむいたまま動かない。と言うよりも自分の体を抱え込み少し振るえているようだ。レインが心配してリクの肩に手をかける。

「冷たい。リク、どうしたの。こんなにふるえて……」

 リクが肩に置かれたレインの手をキツク握った。

「レン…抱きしめて。死にそうに寒い。おねがい」

 スカイがもう一方の肩を掴んで、今にもベットから引きずり下ろそうとした。

「やめて。様子が変だわ。何かあったのよ。魔法を途中で無理にやめてしまえば、必ず跳ね返りを受けるのは知っているでしょう……それも、かなり酷い何倍もの反動を受ける時もあるわ。そうなんでしょうリク、返事して」

 レインは素早くリクを抱きしめると、背中を摩り、ゆっくり揺らし始めた。

「ごめん、俺、始めから、スカイを癒すつもり無かったんだ。こんな種類の苦しみや悲しみは、自分で乗り越えた方がいいかなって…そうすれば、いつかは乗り越えた事が自分の心を強くしてくれるんじゃないかと……」

 レインはまだ子供をあやすように揺れていた。

「リク、そんな事考えていたのね。あなたらしい。でも、魔法を途中でやめてはいけないわ。その反動で、こんなに冷たくなってしまって。どうすればいいの。私にはわからないの、何故こんなに凍えているの」

 リクは、かなり青くなった唇を動かしてやっとの思いで答える。

「お・れ・にも……わからない…スカイの悲しみは、とても深いんだ……ご、めん、全部癒してあげれば良かったのっか……な」

 リクの言葉に、スカイは呆然とリクを見つめる。彼はリクを変わった魔法の力を持っている事を鼻に掛け、人を癒してやってるといい気になってる生意気な少年だとしか思っていなかった。(コイツは何者なんだ。女心も解らぬような、私と2才しか違わない少年が、どうしてそんな風に物事を考える。人を思うときのこの思慮深さは持って生まれたものなのか。癒しの魔法は、魔法自体が力を与える者を選ぶと言われているが、こんな類稀な魔法に選ばれるこの少年も又、類稀な存在だとでも言うのか)

「類稀な存在…」

 スカイのつぶやきに、涙を溜めたレインは首を傾げる。

「何言ってるの。ねえ何でもいいから助けて、スカイお願いよ。リクが、リクが」

 スカイはハッと我に返った。リクの意識が途切れたようだ。レインはリクを抱きしめながら声を出して泣き始めた。レインもリクに熱を奪わたようにガタガタと震えだしている。今、自分が冷静さを失うわけにはいかないとスカイは思った。何をすべきか。自分はどうあるべきか。間違えれば、失ったものへの悲しみに耐えるだけでは済まされない。

「レイン泣き止むんだ。落ち着いて。息を大きく吸って、ほら、君がパニックになってはいけない。私には無理だが、君ならできる。君が魔法を使ってリクを助けなくては。いいね」

 レインは、コクリと頷くと、スカイに言われた通り息を大きく吸って吐き出す。一回、二回、三回。四回。レインにも、自分が少し落ち着いたように思える。

「何をすればいいの。スカイにはわかるの」

「いや、解らない。でも、これが最善と思うことをやるしかないんだ。まずは、リクをベットに入れて、体からこれ以上熱が逃げないようにしよう。それから、君がリクの中を探るんだ」

 言うが早いか、スカイはレインからリクを奪い、抱え上げベットの中へ入れてしまった。先程降った雨も、布団の中までは濡らしていなかった。

「君も中に入って。リクを抱きしめたまま、魔術ではなく、君自身の魔法の力を使ってリクの中に入るんだ。治療師が病の診察をするように、ゆっくりと優しくリクの心に触れろ。無理はするな、いいな」

「私にできるかしら」

「ああ、できるさ。リクを愛しているんだろう。それに、今までにも君は、リクの中に入っているじゃないか。今度は心に入るだけだ、できるよ。いつもの様に自信を持つんだ。さあ急がないと」

 大きく頷いたレインは、リクを優しく抱きしめて目を閉じた。リクの中に入るのは、結構簡単だった。二度も入っているのだから当たり前かもしれないが、それでも心に入るのはレインは不安だったのだ。入る前から、リクの気配がしない。それはリクの中に入った今も同じで、一層不安を募らせる。

 一面が真っ白で何も見当たらない。扉をくぐって帰ってきたときは、リクの中には色々なものがあった。白黒のボールや四角い箱の中で映像が動く魔法の水晶のような物や、絵の一杯載った本、母親、兄、父、友人達、勿論の事ながら翔汰は一杯いたし、レインもいた。エプロン一枚の姿の自分を見つけて、すごく恥ずかしかったのも覚えている。自由に動き回るそれらを、全て包むようにして、全ての中にリクが存在するのを感じた。リクの中はリクそのものだったのだ。

 なのに、今は全てが白一色になっていた。よく感じ取ろうと神経を集中させると、白一色と思っていたのは雪のように降り積もる誰かの思いの細かい断片のようだった。

 ゆっくりと触れていく、優しくなだめるように探っていく。すると、それはがスカイの悲しみや苦しみの断片であるのが解った。それがリクの中のものを全て覆い隠していた。深く悲しい氷の断片は、リクの中を氷山の如く冷やしていた。このスカイの思いの断片の下にリク自身が隠されてしまっているのだとレインは確信した。

「リク…」

 そっと呼んでみる。返事は無い。

「リク…私よ。レンよ……寒いんでしょ、抱きしめて暖めてあげる…おねがい返事して」

 大きな声を出すのは、この氷の世界を壊してしまいそうで怖い。レインは魔法の力を使い、一心に念じ始める。リクを思い浮かべ、暖かい焚き火を思い浮かべ、冷たいスカイの思いの断片が溶け出すのを想像する。

 まだリクの気配が感じられ無い。もっともっと強くリクを思う。リクの周りの断片が溶けるように想像しながら念じ続ける。リクは感じられない。

「ダメなの、私ではリクは戻ってくれないの」

 涙がこみ上げる、泣いている場合ではないのに、冷たくなったレインの頬に暖かい涙がつたって足元にポタポタと落ちる。

「レ…ン…」

 レインの涙が落ちた跡から、リクがスーッと姿を現した。

 見失わないうちにと、あわててリクを抱きしめた。抱きしめた感覚が、あまりにも薄くて頼り無い。それでも放すまいと必死に抱きしめた。

「レン。来てくれたんだ。でも、レンまで凍えちまう……早く此処からでろ」

 力無くレインの肩に頭を乗せたリクが、もっと薄れていく。消えてしまいそうだ。

「リク、ダメよ。私はリクと一緒にいるの。あなたが居ないとダメなの。戻ってきて」

 レインは泣いていた。悲しくて苦しくて、絶望しかけていた。こんな事でリクを失うなんて考えられなかった。激しく泣きじゃくる。

 ふと顔に何か暖かいものが降ってきた。

「雨……」

 薄れていたリクはハッキリと形を取ってレインを抱きしめ返してきた。

「レンが泣いたら怖いからな。さすがの癒しの魔法も、怖がって帰ってきたんじゃねーか」

 リクの姿はしっかりしていて、抱きしめても、不安は無い。

「ええ、泣かせると怖いんだから。覚えておいてね」

 しっかり抱き合った二人のまわりに暖かい雨が降る。雨はスカイの思いの断片を溶かし、元のリクがよみがえる。魔法の水晶のような四角い箱から流れる音楽と映像、白黒のボールを追いかける翔汰、腰に手を当てて怒っているようなリクの母、椅子に背を預け考え中のタカ、真っ赤な顔のレイン。ありとあらゆるものがリクの中にあふれ出す。

「ありがとうレン」

 そう言った時には、リクはベットの中でレインに抱きしめられていた。

「よかった。助かったのね」

 レインもベットの中でリクを抱きしめている自分に気付く。真っ赤な顔の二人は、どうしていいのか解らなくなっていた。その時、間近で大きな声がした。あわてて布団からガバッと起き上がった二人に対峙したのは、勿論スカイだ。

 彼は二人を心配してずっと屈みこんで見つめていたのだ。

「ふ〜戻ったのか。どうなる事かと思った。あのまま放って置いてもよかたんだが、後でレインに殺されそうだからな。それに、私を癒して廃人にでもなられては目覚めが悪い。とりあえず良かった。あっそれと、お前達もう離れてろ」

「もう、スカイッたら。余計なお世話よ。それに、リクの中はあなたの心の断片で埋め尽くされていて、真冬のように凍えていたわ。もっと癒した後に魔法をやめていたらと思うと、恐ろしくなるわ。少しは悪いと思わないの」

 スカイは一瞬顔を強張らせたと思ったが、すぐに微笑んだ。

「そうか、悪い事をした。申し訳ない」

 意外にも、素直に謝罪するスカイに、リクが微笑み返した。

「いや。俺が悪いんだ、魔法の事なんか全然わかんねーのに、無茶しちゃった。迷惑かけたの俺だし、ゴメン。でも、スカイは強いな、全部癒しちゃっても、心が弱くなんてならないかもナ。ズーと小さいときから、耐えてきたんだろ。もう我慢しなくってもいいさ。あんたの心が凍えちまう」

 リクの言葉がスカイの心を鷲づかみにした。そうなのだ、この苦しみや悲しみ、孤独、全ては最近に始まった事ではないのだ。幼いときから諦める事だけを学ばされた。自分は与えられた使命の中にだけ生きている価値があると思ってきたのだ。

「やはり、お前は類稀な存在なのだな」

 スカイの言ったことを、キョトンとした顔のリクが反復する。

「た・ぐ・い・ま・れ・なそんざい。なんじゃそりゃ」

 その意味はリクには理解できなかった。もう少し勉強しておけば良かったかなと思う。(難しい事は兄ちゃんの担当だかんな。俺は一応、笑顔担当だし、解んなくていーか)

 そんな事を考えていて、今の自分達の状況を忘れていた。レインに抱きつかれたままの状態が、今でも続いているのに気が付くと、いきなり心臓はドクンドクンと此処にあるゾと主張し始めた。

 癒しの魔法は癒やし手の心臓のバクバクまでは治してはくれない。リクは、そのままベットに倒れこんだ。

「あ〜枕、びしょびしょ。レン、俺が魔法を使うときは離れてなきゃダメじゃん」

「え〜そんなの私のせいじゃないわ。リクが使う魔法はリクの責任よ。あなたが離れてよ」

 そう言いながら慌てて体を離したレインは、自分だけ布団に潜りこもうとする。

「じゃあっ今度は私がベットで寝るわね」

 レインは、真っ赤な顔を見られない様に、素早く頭まで布団をかぶって、深々とベットに潜り込んでしまった。見ていたスカイはおかしくなってしまった。魔法で少し癒された心は、リクの言った言葉でもっと軽くなっていた。だからなのか、今更レインとリクの恋愛について、話を蒸し返す気もなくなった。それに、リクの癒しの魔法がとても優しく類稀な事や、リク自身の心に触れて、リクを1人の人間として信用し始めてもいた。かといって、緊急事態で二人を一緒にベットに入れはしたが、それが解決した今、リクがどこで寝るのかは気になるのも事実で、何も言わないではいられない自分の律儀さに、笑いながら溜め息をつく。

 スカイはベットの上から大きなクッションを一つ取り、すかさず言う。

「リク。お前はベットじゃないぞ。寝るならソファーで寝ろ。いいな」

 スカイが投げてよこしたクッションを抱えてリクはソファーに転がった。

「冷たー。このクッションも濡れてんジャン。ひっくり返すか。ところでェ、スカイはどこで寝るのさ。まさかベットじゃねーよな。婚約者だからってふざけた事すんじゃねーぞォ」

 リクの冗談なのか本気なのか解らないセリフに、合わせる様にスカイは言った。

「おや、ヤキモチかな。婚約者だからな、勿論ベットで寝させてもらう」

「☆※★!!?」

 リクが目をむいた。スカイはそれが可笑しくてつい笑ってしまう。

「明日、お前が帰ったら自分の部屋のベットで、1人ゆっくりと寝させてもらうさ」

「クッソー、やられた。クー婚約者ってのも、結構くやしい原因か。でも、まァ寝ずの番が出来るぐらい元気になって良かったな。スカイ兄ちゃん」

 リクは、やられたら必ずやり返す自分のセンスに満足しながら、クッションに顔をうずめて、もう一度眠りについた。

「食えない奴だ…それに私はお前の兄ではないぞ」

 スカイの言ったセリフが届く前に、リクは夢の中だった。

「リク」

 スカイは寝ているリクには聞こえないと解っているからこそ話しかけた。

「もしかすると、お前はレインに一番ふさわしいのかもしれない。優れた雲の魔術師と類稀な癒やし手……病み始めたソラルディアを癒やす雨でも降らせそうだな」

 そう言ったスカイは椅子に浅めに腰をおろし、本格的な寝ずの番に入った。







 リクもレインも、すっかり寝てしまったようだ。

 椅子に座っていても、窓の外は見えていたが、スカイはやはり窓の傍まで来てしまった。手持ち無沙汰だからといえば、話は終わってしまうだろう。でも、スカイが窓の外を眺めているのは、違う意味からだった。

 スカイは、この二人が扉をくぐって現れる前に、同じ様に窓の外を見ていたのを思い出していた。自分の心と向き合って、その中に何が見えるのか、知りたいと思った。

 リクの魔法に癒され、リクの言葉に癒されてから、幼い頃からの思いや、この数週間に味わった苦い思い、未練がましさ、嫉妬、そう言った類の感情が少し薄くなっているのがわかる。そして、その替わりにスカイの心を支配するものがでてきてしまった。今なら、それに真正面から向き合っても耐えられそうだった。逃げ出さずに見つめ合える気がした。

 それは、他人から見れば、王族の地位よりも魅力的には映らないのかもしれなかった。それでも、スカイにとっては、叶うはずの無かった幼い頃に見た夢。それを、今ならば叶える事も許されると思った。 

 父である空の王と、幼い頃にある事情から自分をこの[雲の城]に預かり息子のように接してくれた雲の王に背を向ける結果になっても、大切な人たちに二度と会えなくなるとしても、自分を貫く勇気が持てそうだった。

 スカイは静かに口をひらく。

「空よ。私を待っていてくれ。いつか自分の力で竜を持ち、どこまでも、お前を駆け巡る風になろう。私の名はスカイだ。お前そのものだろう…あまり待たせる事にならないと良いのだが、まァお前の時は永遠だ、気長に待っていてくれ」

 夜空を眺めるスカイの脳裏に、もう二度と乗ることの許されないシルバースノーが顔を出す。夜空を翔るなら彼女が、シルバースノーが一番良い。昼間の空を舞う銀の輝きの彼女は勿論だが、夜空の月の光に照らし出される彼女の輝く肢体はシルバーではなく黄金の煌きだった。その美しさは格別で、いつもスカイを魅了してやまなかった。もう一度、一緒に夜空を駆けることが出来ればと思ってしまう。だが、それは叶わぬ夢。

 スカイの胸が鈍くうずく、傷は完全には癒えていない、完全に癒える事など無いのだろう。いつか、この疼きと折り合いをつけて、上手く生きていける様になるのだろうか。リクが言っていたのも、そのことだと思った。

「私は、もっと強くなれる。そうなんだろう、リク」

 その時、視界の隅に何かが光ったような気がした。何なのか知りたくて、光ったと思われる方角を凝視するのだが、厚い雲に阻まれ何も見えない。時折雲の切れ間から覗く星のきらめきだったのかもしれない。スカイは、また空を眺める作業に入る。いつまで眺めていても飽きる事などないと思った。この部屋にいる、残りの二人が起き出すまでの、つかの間の自分だけの時間。

「ンゴッ☆※※××!!ンゴー!」

 リクの物凄いいびきに、静かなスカイの、物思いの時間は終わってしまったようだ。
















スカイは夢に向かって歩き出せるのでしょうか?

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