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作者: 武田道子



白く吐く息が

唇の間から

もくもくと冬の大気の中に

赤ちゃんのお化けのように

ぽくぽくと吐き出される          ``



ふわーっと生まれ

さーっと消えていく

街の中に、公園に

いつもの散歩道に

玄関先に、裏庭に



私は冬

息をしている

もくもく、ぽくぽく

ピリリとした寒さの中で

鼻も頬も耳も赤く染めて

なんだかとても楽しく

心の中はほかほか




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