黒い犬
掲載日:2023/02/02
いつもの道で感じた事を歌いたい
同じようでも少しずつ変化する景色
そして自分の気持ちも変わっていく
それを書き留めよう
黒い犬と 白い雪の中を歩く
昨日つけた足跡を 今日もまた踏む
黒いカラスが木の上から見ている
カラスたちが食べ残した柿の皮を踏む
冷たく痛む耳をマフラーに隠し、
黒い犬と 白い雪の中を歩く
誰とも会わず、黒い犬と白い雪の中を歩く
この時間が
一番幸せなのだと灰色の空を見上げる
黒い犬と 濡れた小道を歩く
昨日の雪が融け 地面を黒く光らせる
ようやく差した陽の光が空気を温める
犬はリードを強く引き、早く前へ行きたがる
順光に目を細め、道の先を見る
眩しい光の中を黒い犬と歩く
この幸せもそう長くは続かないのだと
この時を噛み締め
今は幸せだと青い空を見上げる
書いてみると色々な事が思い出される
ちょっとした事だけど
これが生きるって事なのか




