表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/17

Petition_of_objection.log

あけましておめでとうございます。本年最初の更新です。

予定時刻から大幅にズレ込んでしまい申し訳ありませんでした。


2020/01/11 キャラクター名のミスを修正しました

2020/01/16 表記ミスを修正しました

 翌日の早朝、身支度を早々に終えた俺達は一路イクシアスへの帰還の途についた。昼頃までには帰れるだろうとはアミエラの談だ。

 三人娘は出発してからずっと、数メートル先行している。三人揃って内緒の相談をしているが、それはギルドへの弁解の口裏合わせか、はたまた俺への引き留め工作の打ち合わせか。

 魔物が出現しやすいエリアはとっくに抜けているので索敵の心配はいらないが、あまり気を抜いて欲しくはない。

 とは言っても、俺も俺で気はそぞろだ。一晩寝たおかげで落ち着いたが、よく考えたらアリアには外泊する旨を伝えていない。

 別にハンスを信用していない訳ではない。だが、やはり精神的に不安定な少女を置き去りにした事が、どうも気にかかる。


(……アリアは大丈夫だろうか)

『アリア嬢も元奴隷とは言えこの世界の住人、冒険者が仕事に出るのであれば、即日で帰ってこない時もある事は理解しているはずです』

(それはそうだろうが……どうにも気になる)

『……マスター、鏡でご自身の顔を確認してみては如何ですか? 娘が初めてのデートに出掛けた日の父親のような顔をしていますよ』

(……そんなに酷い顔をしてるか? と言うか父親か……せめて兄と言って欲しかった)


 出来る事ならフィリップにイクシアスまで運んで貰いたい。30分とかからず着くだろう。

 それが出来ないのは、ひとえに三人娘がフィリップの存在感に耐えられないからだ。

 一晩経った事だしもしかしたら大丈夫かも知れないと思い、やや離れた所に召喚して様子を見た。

 しかし、昨日の出来事がトラウマになったのか、彼女達はその場で固まってしまった。

 その流れでフィリップに乗って帰ろうと提案したが、多数決により却下。敢え無くフィリップはすくすく牧場へご帰還頂く運びとなってしまった。


(……話は変わるが、フィリップって人間と共存が不可能なレベルで威圧感を振り撒いてるのか? 俺にはそうは思えないんだが)

『いいえ、今のフィリップは無闇に魔力を垂れ流したり、不必要に周囲を威圧したりはしません。あの方々が恐れているのは単に条件反射かと』

(第一印象最悪だもんな、しょうがないか)

『確認しましたが、フィリップには姿を変容させる魔術の素養があります。街中で巨大な神獣が闊歩しているとなると、悪目立ちします。サイズの調整が出来るように調教しておきます』

(……神獣って、そんなぞんざいな扱いでいいのか……?)


 その後もフィリップの処遇やギルドで話し合うべき事、アリアの教育方針等をシアと協議しながら、イクシアスへ向かう街道を歩き続けた。

 時々振り返る三人娘の視線に居心地の悪さを感じつつ、何事も無くイクシアスに着く頃には太陽が空の頂点へ差し掛かろうとしていた。


—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—


 寄り道せずにフィッツジェラルド傭兵冒険者ギルドへと到着すると、俺達の姿を認めた三名のギルド員達が途端に慌ただしく動き出した。

 二人は駆け足で奥に消え、一人は急いで俺達の所へ来た。俺の記憶が正しければ、フォークスにメアリーと呼ばれていた女性職員だ。


「おかえりなさい、お早いお帰りでしたね」

「ああ。色々と問いたださなければならない事があってな」


 俺の返答にメアリーは眉をぴくりと震わせた。俺はわざと声を一際大きくし、更に言葉を続ける。


「どうやらこのギルドは魔導師と見たら色仕掛けでハメようとする下衆なギルドのようだからな」


 建物内の喧騒がしんと鎮まり、気温が五度くらい低くなった気がした。ギルド内の人間の視線が一斉にこちらに向き、居た堪れない気持ちになる。

 間違った事は言っていない。被害者はこちらの方だ。こんな状況で笑顔を作っていられる程、俺は大人にはなり切れない。

 わざと不機嫌そうな顔を作り、メアリーの神経質そうな顔を睨みつける。


「……イザークさん、その……ここでその話はあまり……今面接室の準備をさせておりますので、詳しい話はそちらで……」


 メアリーが異様な雰囲気にたじろいで、俺に自重を求めてきた。俺は何も答えずにただただ睨みつける。

 やがて俺に凝視される事に耐えきれなくなったのか、メアリーは二人の事務員が飛び込んだ事務所の奥をしきりにチラチラ見るようになった。


「やあやあ、あまりメアリーをいじめないでやってくれないかね、イザーク氏?」


 不意に声がかけられた。フォークスの物だ。事務所の奥から悠々と現れた彼は、先程消えたギルド職員二名を連れて、こちらへ歩いてきた。


「何の事だか。いじめられたのは俺の方だと言うのにな。とんだ新人いびりじゃないか」

「そのあたりの話は奥でやろうか。詳細を説明させて欲しい。……まぁ、有り体に言えば謝罪したいって話だがね」


 フォークスは俺の返答を待たず、踵を返して事務所エリアへと立ち入り、こちらに手招きをする。

 それに応じたのはレイラ達三人娘だ。先導する形で一足先にフォークスについていった。

 俺一人がここに残ったって仕方が無い。俺もフォークスを追いかけて事務所の奥、関係者以外立ち入り禁止エリアに進入した。

 俺の背中にメアリーが頭を下げていたが、それには何のリアクションも返さなかった。


—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—


 事情聴取は昨日と同じく第三面接室で行われた。

 この部屋には椅子が二脚しか無い。他の部屋から人数分の椅子を用意すればいいのに、どうやらそうするつもりはないようだ。

 必然的に責任者であるフォークスと当事者である俺だけが椅子に座り、三人娘は部屋の中で立ちんぼのままだ。女性職員二名は俺達の入室を確認するとすぐに出て行った。

 最初に行われたのは「ヨルガの花束」に関する時系列に準じた出来事の報告だ。これはパーティリーダーであるレイラが行った。

 全ての色仕掛けが不発だった事、逆に魅了状態に陥る魔術をかけられた事、その割には俺からの性的な嫌がらせを一切受けなかった事。

 魔狼が現れた際も自分を犠牲にする為にわざと不利になる話をし、三人を逃そうとした事。

 その魔狼の魔力を全部入れ替えて手懐けて俺の従魔にした事は伏せていた。流石に信じてもらえないと思ったのだろうか。

 フォークスはレイラの話に相槌を打ちながら手元の紙に何やら書き込んでいる。書式のような物ではなさそうなので、ただのメモだろうか。

 レイラの説明が終わり、フォークスのメモ取りが一段落した頃にドアが開き、職員が何枚かの紙をフォークスの前に置いて出て行った。


「なるほどね、じゃあ割と初期の頃からバレていた訳か。やはり相当な技量を持つ魔導師だったようだね」


 媚びるようでもなく、ただ確認するようにフォークスはレイラの方を見やった。視界の端で三人がうなずく。


「……さて、まず今回の件について謝罪させて欲しい。色々と訳があるんだが、その前にだ。君を試すような真似をしてしまった事、本当に申し訳なかった」

「……今の段階で謝罪は受け取れない。仕事と言うのはお互いの信頼と協力関係の上に成り立つ物だ。今の俺にはこのギルドを信頼出来ない。それを取り戻すのはギルドマスターの仕事だ。違うか、フォークス?」


 俺はこの部屋に通されてから、ずっとフォークスを睨み続けている。俺はそう簡単に許すつもりはないぞと言う意思表示のつもりだ。


「なるほど。君の意見は、確かにその通りだね。じゃあまずこの資料に目を通してくれ」


 フォークスが身を乗り出して、先程ギルド職員が置いて行った紙をこちらに差し出して来た。俺はそれらを受け取り、目を通す。

 内容は想像通り、勘違いした魔導師によるセクハラ等のコンプライアンス違反に関する書類だった。


 そもそも魔導師はギルドとは違った就業形態があるのだが、それらからドロップアウトした魔導師は他のギルドに身をやつす事になる。

 いかに魔導師として落ちこぼれでも、一般的には非常に強力だ。魔力は誰にでも備わっているが、魔術の行使は誰にでも出来る訳じゃない。

 そうなると妙な選民意識や職業差別が芽生え、倫理観が歪んだまま他の業種でやりたい放題をやる迷惑な魔導師崩れとして各所に迷惑をかける事になる。

 無論、魔導師の全てがそんなクズばかりと言う訳でも無い。だが実際に相当数の被害報告が上がっているのもまた事実だ。

 その殆どが男性魔導師は受付嬢や同僚の女性冒険者へのセクハラ、女性魔導師はお局様スタイルでの同僚の追い落としだと言うから始末に負えない。

 それならばと採用前の全魔導師に性格の良し悪しを判断する為のテストを課す事となった。これはお上からのお達しであり、拒否は出来ないそうだ。

 

「……とまあそんな訳でね、どちらにしても君にはヨルガの花束を当てがう事は確定してたのさ。君が初めて登録したのがウチじゃなくても、他所で同じ目に遭ったはずさ」

「そう言う事情なら仕方がないとは思うが、誘ってるとしか思えないようなスキンシップはさせるべきではないだろう、特にイルマ……いや、クリス・アンバーは度を超している」


 俺の指摘に驚いているのは当人であるイルマだけではなかった。レイラやアミエラ、フォークスまでも目を見開いていた。


「……あれ? 自己紹介間違えたっけ? あたしクリスの方で名乗った? あれ? イルマって名乗ったよね?」

「うん、ちゃんとイルマって名乗ったの聞いてるし、そこ間違えてたらギルドマスターがツッコミ入れるよ」

「あの……イザークさん、もしかして私達全員の素性、知ってますか?」


 レイラが恐る恐る尋ねるので、俺は一度フォークスから視線を外し、それぞれを指差して答えた。


「イルマはさっき言ったな。アミエラはヘンリエッタ・フィルマール、レイラはリア・ハーディスだ。三人揃って暁の運び手だ」

「……これは驚いた、魔道具の探知だけでなくそんな事まで調べられるのか?」


 フォークスは感嘆の溜息を漏らした。決して媚を売るような物言いではない。心底驚嘆しているようだ。

 それはそのはず、魔力や魔力を用いた魔道具に干渉出来るのは世界広しと言えどSIだけだ。


「俺の魔術は特殊だ。諜報で役に立つ俺専用の魔術だ。あまり口外したくない」

「ああ、いいさいいさ。魔導師と言うのは手の内を見せたがらない物だってのは周知の事実だからね。聞き出そうとは思っていないし、進んで誰かに話すつもりも無いさ」


 フォークスはにこやかに手を横に振り否定の意思を示した。まあ、細かく話せと言われても土台無理な話だ。

 SIやシアに触れずに済ませるカバーストーリーは用意していないし、魔術の理論もさっぱり分からない。まとまった時間が出来たらシアに教えてもらうのも一興だろう。


「しかし気になるのは、先程報告にあった魔狼についてだ。まだそいつは魔の森周辺をうろついているのか? もしそうなら周辺を捜索しなければならないが……」


 腕組みをして思案するフォークスに、クリスが告げる。


「その心配はないよ、イザークが解決しちゃったから」

「……イザーク氏が? いやいやクリス君、分かってるだろう? いくら優秀とは言え、魔導師一人で追い払える訳がない。君達も見る限り無傷だ。魔狼相手に何の損害も出さずにどうやって解決すると言うんだね?」


 これはクリスのうっかりミスだ。少なくとも四人で対処出来るほど「混ざり物」の魔獣は弱くない。倒したのであれば、俺達は何らかの手傷を負っているはずだ。

 逃したのであれば、俺達の損害が軽微であっても説明が付く。だが、クリスは「解決した」と宣言してしまった。

 俺が魔術で倒したと言っても、多分信用されない。それに現地を調べられたら嘘だとバレる。戦闘の痕跡が無いからだ。

 俺はフィリップの魔力を制御して拘束し、浄化した。つまり戦闘らしい戦闘をしていないのだ。道中で狼に火の玉をぶつけたくらいのモンだ。

 かと言って、真実を告げるのはさらに信じて貰えないだろう。

 この場合魔狼が逃げた事にして、捜索の結果何も出てこなかった、魔狼はどこかに移動したんだろうと言う事にすれば波風が立たずに済んだはずだ。

 リアとヘンリエッタからの叱責の視線を受け、しまったと言う顔をするクリス。だがもう遅い。フォークスの疑惑の視線が俺に向けられる。


「説明出来るかね? イザーク氏。クリス君が言うには、君が解決したと言っているようだが?」

「……口外出来ない。言っても信じて貰えないだろうからな」


 俺に説明する気がないと理解したフォークスは、その視線をリアへと向けた。


「これは当ギルド、並びにイクシアスにとって脅威になり得る重要な案件だ。イザーク氏はまだ低ランクだが、Aランクでありパーティリーダーであるリア君にはギルドへの情報提供を要求する事が出来る」

「わ、私……私は……」


 明らかに動揺しているリアにフォークスが畳み掛けるように告げる。


「ギルドの規則は知っているだろう? 君達Aランクはギルドとこの街を背負って立つ人材だ。ここで答えて貰えないなら、君をギルドから除名する事になる」

「私……言えない、言えない……です」


 リアは何も答えず、拳をぎゅっと握りしめている。時折俺の顔を見たり、俯いたりと落ち着かない。


「リア君、これは重要な事なんだ。遊びやおふざけではない。魔狼の脅威は君達もよく知ってるだろう? 君の判断が大勢の人に被害を及ぼすかも知れないんだぞ! さあ、言うんだ! 早く!」

「やだあああああ! もうやだ! 私ギルド辞める!」


 とうとうリアが泣き出してしまった。椅子に腰掛けたままの俺にしがみついて離れようとしない。


「言えないもん! 言ったら絶対イザークさん酷い目に遭うもん! 望まない事ばっかりやらされるもん! そしたら私が恨まれるんだよ!? 嫌われるんだよ!? やだよお! これ以上嫌われたくないよお! それならもうギルドなんて辞める! 普通の女の子に戻る! やだあああああ!!」


 もはや駄々っ子だ。いい年をした女性が大泣きしている様を見ると、逆に見ている方が冷静になる。

 それは俺だけではなく、フォークスや残り二人も同じだったようで、ジトッとした目つきで睨まれてしまった。


「……イザーク氏、この子達はまだ魅了の魔術とやら、かかってるのかね?」

「アレは魔力消費が激しいから既に解いてる。ハニートラップの暴露をした時点で継続する意味もないしな」


 収拾のつかない状況に痺れを切らしたのか、ヘンリエッタが声を上げた。


「イザークさん、ごめんなさい。どちらにしてもこの状況で隠し通すのは無理です。……ギルドマスター、この話は本当に危険な話です。遠見や蓄音の魔道具を停止し、決して口外しない事。それでよろしければ、報告します」

「……分かった。約束しよう」


 フォークスが指をパチンと鳴らすと、部屋の魔力の流れが変わった。魔力ソナーとARで部屋の中の魔道具をチェックしてみたが、全ての魔道具は動作を止めて沈黙しているようだった。

 ついでにシアに頼んで部屋を囲うように防音の結界を張ってもらう。人の口に戸は立てられぬとは言うが、これでいくらかはマシだろう。

 防音処理が間に合ったタイミングで、意を決したヘンリエッタが重々しく口を開いた。


「……魔狼はイザークさんが浄化して従魔にしました」

「すまない、耳がおかしくなったのかな? 魔狼を従魔にしたと言ったか? しかも浄化?」


 フォークスは文字通り耳の穴をかっぽじっている。よっぽど受け入れたくなかったようだ。


「はい。原理は分かりませんが魔狼の禍々しい魔力を浄化し、どう言う訳か見当がつきませんが従魔にしていました」

「……ヘンリエッタ君、君だってこの世の理を知らない訳ではないだろう? 魔獣を浄化? そんな事が出来るなら、これ程までに魔獣は恐れられてはいないだろうさ」


 フォークスは胸ポケットの中から虹色にゆらめく小さな水晶を取り出した。細長くて立てて置けそうな形の、いわゆるポイント水晶と呼ばれる形をしている。

 チェックしてみると、嘘発見器のような効果のある魔道具で、この水晶の前で嘘をつくと眩く光るようだ。だがそれはA世界のおもちゃとは比べ物にならない程に高性能だ。

 シアからの補足情報だと、深層心理まで読み取って嘘をついた時の脳波のような物を検出する為高い精度で嘘を読み取れるんだそうな。

 その名もライアーズ・クォーツ。あまりあれやこれやを探られたくない俺にとっては悪夢のような魔道具だ。


「これが何だか分かるね? そしてこれを出した意味は分かるね?」

「はい。ライアーズ・クォーツの前で偽証を行う事は身の潔白を失う事になり、最低でもギルド除名、奴隷堕ちになる事もある……ですよね」


 ヘンリエッタはライアーズ・クォーツから目を離せずにいた。それはそうだろう。

 下手な嘘をついてしまっては、人生を台無しにしてしまう事になる。


「そうだ。さあ、もう一度聞く。魔狼はどうなった?」

「……魔狼は……イザークさんが浄化して従魔にしました」


 ……ライアーズ・クォーツは光らない。先程までと同じく、雨の日のアスファルトに広がる油のような虹色のゆらぎを湛えたままだ。

 しばらく固まったままのフォークスだったが、またもやポケットからライアーズ・クォーツを取り出して机に置いた。


「……あ、あれ? 故障かな? だ、大丈夫だ。予備もある。……これでよし、もっかい頼む」

「魔狼は! イザークさんが! 浄化して! 従魔にしました!」


 ヘンリエッタのありったけの力を込めた宣言も虚しく、虹色の水晶は全く輝きを放つ気配が無い。フォークスが二本の水晶を手に取り、様々な角度から眺め、再び机の上に置いた。

 困り果てたフォークスは、腕組みをしたまま水晶を眺めていた。


「……二本とも故障か? ……よし、これはテストだ。繰り返す、これはテストだ。私はエミリー君が大事にとっといたお菓子を食べていません!」


 フォークスがそう宣言した途端、水晶が輝く。二本分のライアーズ・クォーツはマグライトを思わせる強力ない光線を全方向に放ち、そこら中を照らし出した。


「ウソだろおおおおおおおおおおッ!?」


 響くフォークスの怒号。俺にしがみついたまま泣きついて離れないリア。そしてきょとんとした表情のまま光の滂沱に飲み込まれるヘンリエッタとクリス。

 第三面接室は今、混沌の真っ只中にあった。

次回更新予定はとりあえず未定とします。

出来れば土曜更新で考えています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ