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Way_back_to_Ixias.log

2020/01/11 キャラクター名のミスを修正しました

 結局リア達が落ち着くまでにかなりの時間がかかった。

 魔物の出現する魔の森であるにも関わらず、フィリップのせいで恐慌状態に陥り、泣き出したり喚いたりと騒ぎ立てたりする三人娘。

 俺は彼女達をなだめながら、周囲の索敵を欠かさず行っていた。

 ギルド内の勲功の算定やクラスアップの基準は俺には預かり知らぬ所だが、Aクラス冒険者がこんな状態でやっていけるのだろうかと心配になる。

 ……いや、多分この場合だとフィリップが異常なんだろう。あの負の思念のこもった魔力で満たされていた魔狼の状態は、物を知らない俺でも体の震えを抑えられなかった。

 この世界に生き、魔獣の脅威をよく知っている彼女達の恐怖は俺の比ではないはずだ。だからこそ、性質や姿形は変われどもフィリップに対して堪えようのない恐ろしさを感じているのだろう。

 それは分かる。分かるんだが。


「なあ、いい加減離れてくれないか? フィリップ……魔狼は収納したからもういいだろう?」


 イルマもアミエラも俺の要望に首を振って拒絶の意思を示す。レイラに至っては胴体に回した腕にさらに力を加えている。

 絶対に離すまいとする彼女達の強い意思が俺の背骨を締め上げる。正直、物理的に辛い。

 今回は全員が胴体や足にしがみ付いているので、両手はフリーだ。SIの操作に支障がないのが救いだ。思念での操作はタイムラグもあるので、あまり使いたくない。

 しかし三人とも、悩みの種であるフィリップはもう居ないのだから、いい加減立ち直って欲しい。


 フィリップはSIのストレージに収容した。正確に言うと、先程アンロックされたばかりの新しいアプリケーションを使用した。

 アプリ名は「すくすく牧場」。従魔の世話に特化したアプリで、広大な仮想空間に放し飼いに近い状態で生活させ、魔力を用いた食品を安定的に供給する事で従魔を飢えさせないように出来る。

 人間にとっては栄養価の全く無い魔力産の食品も、魔力を糧とする従魔にとっては栄養の塊と言う訳だ。

 マテリアライズとモディファイ・クオリアはイメージの関係上俺にしか使えないと思ったが、お気に入り登録した物品に関してはSI貯留分の魔力を用いればシアでも自由に製造出来るらしく、それもまたすくすく牧場での従魔の世話の一助となるようだ。

 こうなって来ると、このアプリの欠点がファンシーな名称てある事くらいしか見当たらない。

 ちなみにいつも物品の製造で大助かりな魔術コンボだが、SIの魔術解析のお陰で一つの魔術として合成する事が出来た。その名も高き《新規魔術1》だ。

 ……それは余りにも味も素っ気もないので製造……プロダクトにリネームした。


 フィリップ周りの話は差し置くとして、今重要なのは俺達の問題だ。

 モタモタしていたせいでダンジョンのある洞窟と魔の森入り口の丁度真ん中辺りで立ち往生しているのが今の状態。

 そろそろ日も傾き始め、急いで移動しなければ魔の森の真っ只中で野営をするハメになる。

 急いで移動したいのだが、レイラ達はずっとこの調子だ。動きたくても動けない。


「このままだと夜になるぞ、こんな何が出るか分からない森の中で寝泊りするつもりか?」

「あの……本当に動きたいんですが……こ、腰が抜けて……」

「イザークごめん、もう少しこのままでいさせてー……」


 イルマとアミエラはまだ動けないと言い張る。レイラだけは立ち上がろうとしているが、中腰の姿勢のままで生まれたての小鹿のように震えている。


「……最悪ここで野営かなあ、索敵にフィリップ呼べばそう簡単に魔物に襲われる事はないだろうが」

「え、フィリップってさっきの……?」


 三人の顔がさーっと青くなる。レイラの震えがさらに強くなっていく。せっかく立ち上がろうとしている所だったのに、何だか申し訳ない。


「ああ。周囲を警戒させるにはちょうどいいだろう? それじゃあテント立てたり焚き火用意したりで忙しいから先に呼んどく——」


 俺がSIを操作し、すくすく牧場でのびのび休んでいるであろうフィリップを呼び出そうとすると真っ先にアミエラが叫び声を上げた。イルマとレイラも続く。


「やめて! アレだけはやめてください!」

「あ、あたし頑張る! 頑張るから魔狼だけは呼ばないで!」

「すぐに帰りましょう! 少なくとも森から出ましょう! ですからお願いします、魔狼だけは!」


 必死の形相で足腰に鞭打ち、どうにか立ち上がろうとする三人だったが、そんなに思うように行くはずもなかった。

 茂みが風に揺れる小さな物音に怯え、覚束ない足取りのせいで木の根に躓いて転び、行軍は遅々として進まない。

 どうにか森を抜けて、街道沿いの開けた野営場に辿り着いたのは日も暮れてからだった。

 いかに街道があるとは言え、夜中の強行軍は褒められた物ではない。

 正常な判断を取り戻したレイラ達も、そこは伊達にAランク冒険者と言える。俺と同じ判断だった。

 俺達は各々でテントを張り、明朝イクシアスに向かう事とし、それぞれ休息を取る事にした。


—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—


「出来れば今日中に帰りたかったんだけどなぁ」


 ふと溢れる愚痴のような独り言に返答は無い。今は汚れた服を始末し、湯を沸かして体を拭き、新しい服に着替えてひと心地ついたところだ。

 レイラ達には、このテントへの用件の無い立ち入りを禁止している。ずっとべったりと引っ付かれたままだったので、一人の時間が欲しかったのもある。

 今日一日着ていた服は魔力で作った物なので、ディスペルの魔術で消滅させ、新しい服を用意した。

 この世界の洗濯がどのような物かは分からないが、他人の排泄物で汚れた服だ。コインランドリーや高性能な洗剤のあるA世界だったとしても、着回す気は起きないだろう。タダ同然なら尚更だ。


(シア、周囲に反応は?)

『魔物や魔獣の反応はありません。あちらのテントには二名の生命反応があります。残る一名はこのテントの横で様子を伺っているようです』

(誰か分かるか?)

『魔力パターンをスキャンします……レイラ嬢のようです』


 俺が使っているテントは家族が生きていた頃、キャンプでよく使用していた物を再現した。海外メーカー製の4〜5m程はある大きなドームテントだ。

 魔力で作る時、ちゃんと思い出せるか心配だったが、全く問題無かった。流石にメーカーのロゴは消したが、それ以外はほぼ完璧に再現出来たと思う。

 逆にここまでそっくりだと、家族で過ごした楽しい思い出が胸をよぎってしまい、胸が苦しくなる。

 このドームテントだが、もちろんこの世界には無い。これだけ魔術の発達した世界なんだからA世界と同程度の高品質なテントくらいあるだろうと思っていたが、そうでもないようだ。

 現に、三人娘が建てたのは防水処理をした布とポール、そして地面に固定する為のペグがあるくらいの簡易的な布テントだ。

 それに比べると、やはり俺のテントは異質と言える。材質や形状、何から何までこの世界のテントとは一線を画している。

 もしかしたら、レイラはそれが気になって様子を見に来ただけなのかも知れない。


(こちらに入ってくる様子はあるか?)

『いいえ、今の所はその兆候が見えません。いずれ自分のテントに戻るかと思われます』


 雪こそ降らないが、底冷えのする寒い夜だ。まさか夜通しテントの見物をするなんて事はないだろう。

 俺は外のレイラを放置したまま、水を張った鍋に入れて湯を用意する。その間にプロダクトのお気に入りから醤油味のインスタントラーメンを作成した。

 魔力産の食材だけでは栄養が足りないので、鍋の中にあらかじめカットした葉物野菜を入れ、ラーメンスープを投入した鍋に卵を割り入れる。

 これらの食材はイクシアスの食料品店で買って、ストレージに入れておいた物だ。ストレージ内の食品は収納時の状態のままで保たれるので腐ったり変質する心配が無い。

 とは言え、卵も衛生面ではあまり信用出来ない。日本で過ごしていた時のように生食として利用するのは避けた方がいいだろう。

 グツグツと野菜が煮えたあたりでラーメンを投入する。食欲のそそる醤油の香りがテントの中に充満する頃、テントの外でくう、と小さな音がした。


(レイラの腹の虫でも鳴いたかね?)

『レイラ嬢の移動を確認。こちらのテントの前で停止しました』


 お裾分けの催促だろうか。一人分しか作ってないので分けられるだけの量は無い。

 せっかくラーメンを入れた所だ、長話をして伸びてしまっては悲しい。俺は調理道具一式と鍋をストレージに格納する。

 熱いものもそのままで入れられるのは便利だ。取り出す時に注意しないと酷い目に遭うが。


「……イザークさん、少しお時間よろしいでしょうか?」


 外からレイラの声量を抑えた声が聞こえた。俺はゆっくりテントの入り口を開けて、顔を出す。

 そこにはレイラが立っていた。

 魅了の効果が発現して以来、ずっと痴態を露呈し続けていたが、ここで休息を取った事でリフレッシュ出来たのだろう。

 落ち着きを取り戻したレイラは、美しかった。夜の闇にも溶ける事のない赤髪が、青白い月の光に輝いている。


「……何の用だ?」

「これからの事も含めて、お話を……もうお休みになられる所でしたか?」


 これは多分、話が長くなるパターンだろう。俺は入り口を大きく開けて、レイラをテントへと招き入れた。


—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—◇—


「お邪魔します。……あら、イザークさんは温床石は使わないんですか?」

「温床石?」


 俺のテントへ入ってきたレイラがキョロキョロと辺りを見回して尋ねて来た。

 名称から推察するに、暖を取る為の魔道具だろう。俺は小型のストーブのような物を設置してテント内の温度を保っている。

 ……とは言え、詳しい構造が分かっている訳では無い。燃料も灯油や薪を使用している訳でもない。

 種明かしをすると、このストーブはSIから魔力を供給する事で火属性魔術のヒートアップを発動するよう設計されている。

 ストーブの癖に、火は焚かない。蹴飛ばしたり不慮の事故でテントに燃え移ったり、一酸化炭素中毒になるのが怖い。

 ならば、せっかく魔法で温度だけを上昇させられるんだ。便利な物を頼るのは何も間違ってはいない。

 ストーブの中央に魔術をリレーする装置が組み込まれているが、そこはシアが設計と作成を受け持ってくれた。

 この技術を用いれば、俺も魔道具を作れるんじゃないか? と思ったが、そんな事に割ける時間は全く無かった。


「はい、魔道具の一種で、起動したら一晩の間地面を熱し続ける効果があるんです。今日は寒いから、二つ分置けば朝まで暖かさを保っていられますよ」


 レイラは腰に下げたポーチから丸い宝石を取り出した。ARには温床石と表示されている。材質は魔石で、確かに設置された周囲の温度を上げるように魔術が組み込まれている。

 ……なるほど、これなら持ち運びも楽だ。無理にストーブにこだわる必要も無かった。


「ああ……そんな便利な物があるとは知らなかった。俺の暖房器具はこの真ん中に置いてある装置だ」

「こんな大きな物を持ち運んでいるんですか? それにしては荷物が少なかったようですが……」

「ヴォイド・ストレージの魔術を使える。かさばる物は全部そっちに放り込んでる。身軽に越した事はないからな」


 ヴォイド・ストレージは無属性中級の収納魔術だ。自分専用の亜空間に持ち物を放り込んで置けるのだが、時間経過はあるし、生きている物は死んでしまう。そして容量は術者の魔力量に比例する。

 普通の魔導師なら重宝するのだろうが、俺にはSIのストレージがある。完全に下位互換だ。


「ヴォイド・ストレージを使えるんですか? 私達もこの間ようやく同じ効果の魔道具を買えたんですが、かなり高額で……そうなるとイザークさんは引く手数多になりそうですね」

「荷物運びで雇われるのは真っ平御免だがな」


 四方山話に花が咲いているが、わざわざこんな雑談をしに来た訳ではないだろう。

 話を本筋に戻す為、こちらから切り出す。


「……で? ここには何の為に来たんだ?」

「はい……まず、謝罪を」


 レイラはテントの床に膝をつき、頭を下げた。


「ギルドからの要請とは言え、イザークさんを試すような真似をして、申し訳ありませんでした」

「……悪いが、その謝罪を受ける訳にはいかない。責任の所在がギルドにある以上、頭を下げるのはフォークスだろう」


 そう言って俺が謝罪を拒むと、レイラは頭を上げた。その目は俺をしっかりと見つめている。

 ギルドで初めて出会った時のような、気の強そうな顔付きをしている。


「魔狼が出現した時も完全にパニックに陥り、私達はAランク冒険者であるにも関わらず、イザークさんを側でお守りする事が出来ませんでした。それに……あ、あんな痴態をお見せしてしまって……っ」


 その時の事を思い出しているのか、レイラの顔がどんどん赤くなっていく。

 俺に向けられた視線は外されており、俺は何も悪くないはずなのに、何とも気まずい。


「それは……まあ、何と言うか、不可抗力みたいな物だろう。気にする必要は無い。こちらに実害は無かったんだから、謝罪は不要だ」

「は……はい。すみませんでした。それで、ここからが本題なんですが……私達のパーティに加入しませんか?」


 ……これはまた急なお誘いだ。いつかはこう言う話も来るかも知れないとは思っていたが、随分早い。

 そして答えは既に決まっている。


「……すまないが、パーティのお誘いは断らせてもらう」

「それは……私達が信用出来ないからですか?」


 すがるようなレイラの視線が俺に突き刺さる。目に涙を溜めたってダメな物はダメだ。これはレイラ達と一緒に居たくないという話ではなく、俺の性分だ。

 そもそもスパイなんて奴は、基本は一人だ。内部の協力者がいる事もあるが、それでもあまり他人とはつるまない。リスクが高いからだ。


「俺は冒険者になるまでは、間者の真似事をしていた。敵地に侵入して情報を集めたり、敵を撹乱したりな。単独潜入に慣れてるから、徒党を組むつもりが無いんだ」

「……イザークさんは、これから大変な事になると思います。魔導師が不足している現状で、非常に優秀な魔導師、しかも強力な魔獣をも使役しているとなると……パーティの勧誘がエスカレートする事でしょう」

「そこまで大事にはならないと思うけどな」

「それほどの事なんですよ、これは……イザークさん、一緒にクエストを受けろとは言いません。加入するだけでいいんです。一人でお仕事をして頂いて結構です。所属さえしてくれれば、後は私達でどうにかします」


 膝立ちのまま、レイラが近づいて来る。こちらに両手を伸ばしたかと思うと、俺の頬を包み込んだ。

 家族と死別して以来、他人に触れられた事なんて無かった。その肌の感触がくすぐったくもあり、暖かくもあり。

 しかしパーソナルスペースまで踏み込まれた事に違和感を覚える。実に複雑な気持ちだ。


「私は……私達はイザークさんを守りたいんです。お願いします、考えてみてくれませんか?」

「……いや、それでもパーティ加入はやめておこう。俺の本領は冒険者と言うよりは傭兵、下手したら犯罪者集団の方に近い。レイラ達に迷惑をかける訳にはいかない」


 俺の頬をさするレイラの手を掴み、ゆっくりと離す。それだけでレイラはボロボロと涙を零すのだから、こんなに心が弱くてこれから先もちゃんと冒険者をやっていけるのか、心配してしまう。

 ……いや、もしくは俺の魔術が彼女達の心を弱くしてしまったのかも知れない。


「一緒に行動するのはギルドまでだ。今回の件の始末が付いたら、俺は単独で仕事をこなしていく。パーティの加入はしない」

「……分かりました。どうしてもと言うのなら、仕方ありません。もし心変わりをして、やっぱり一人は無理だって思ったら……すぐに呼んでください」


 どうやら俺の説得を諦めたようで、レイラはテントの入り口を開けて外へ出た。


「それじゃ私、戻りますね」

「ああ、しっかり休めよ。街に帰るまでが仕事みたいなモンだからな」

「……あの、イザークさん。最後に一つだけ」


 レイラが入り口の布に手をかけたまま、こちらに向き直る。その顔は作ったような笑みが浮かんでいた。辛い気持ちを押し殺したような、そんな微笑みだ。


「私、イザークさんが好きです。出会い方も最悪だったし、信用されてないと思うし、魔術で魅了もされたけど……それでも私、今この瞬間もイザークさんが好きだって胸を張って言えます」


 俺は……何も答える事が出来なかった。レイラはしばらく俺の返答を待っていたのか、じっと俺の顔を見ていたが、返答が無いのを見て、少し寂しそうな表情を浮かべた。


「おやすみなさい、イザークさん。明日もよろしくお願いしますね」


 テントの入り口が閉じられる。レイラの気配が離れて行くのが感じられる。ARのマップも、彼女が自分のテントへと帰った事を示している。


「……好き、か」


 もう誰もいないテントの入り口を、俺は見つめ続けていた。

 魅了の効果を与える魔術はフィリップが現れた時に解除している。効果自体も魔術の影響下を離れれば、そこまで長時間続く物ではない。

 レイラの好意は、多分本物だろう。だからこそ、困る。

 どこまで行っても俺は犯罪者だ。アリアの為に真っ当な仕事を選んではみたが、俺の職業適正は圧倒的に犯罪者側のそれだ。

 スパイだからとか、単独行動に慣れているとか、そんなのは言い訳に過ぎない。

 結局の所、俺に他人を道連れにするのが嫌なのだ。他人の人生を狂わせる責任を取りたくないのだ。

 俺は孤独でなければならない。そうでなければ俺は十全な仕事は出来ない。

 俺が十全な仕事をするには、俺の側にいる人間を巻き込む事まで考えてはいられない。

 だからこそ、アリアは当初早い段階で放り出すつもりだったし、レイラの気持ちにも答えられなかった。


(……やっぱり、俺の相棒はお前だけで十分だ)


 両手両足を床に投げ出して寝転びながら、心の中でそう思った。シアの返事は帰って来なかった。

 せっかく作ったラーメンも今更取り出して食べる気にもなれなかった俺は、寝袋も着ずにそのまま微睡の中へと落ちていった。

2019年の更新はこの話を持って終了となります。

ご愛読頂き誠にありがとうございました。

皆様良いお年をお過ごし下さい。


新年は1/4(土)に更新したいとは思っているのですが、

もしかしたら一週間分お休みを頂く事になるかも知れません。

その際には活動報告に休載の旨を投稿します。

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