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二人の八咫烏  作者: エフイー
1/1

空と海と水

──ここは、地獄。


怨霊が、妖怪が、跋扈する世界。


そこにいる地獄烏もまた、妖怪だ。


「海ー!早くしなさい!」


「す、すみません、空様!」



「海(うな)」と呼ばれた少年。


本名を「霊鴉 海(れいが うな)」という。


地獄烏の中ではかなり若い分類だ。



一方、「空様」と呼ばれた少女。


本名、「霊烏路 空(れいうじ うつほ)」。


地獄烏たちをまとめる、リーダー的存在である。


その実力もやはりずば抜けていた。



そして、海は──


空に、憧れを抱いていた。


-----


「全く…もう少し早く動けないの?」


「ぐっ…すみません…」


旧地獄街道を歩きながら、2人は話す。


「…まぁ、間に合ったから良かったけど。それより…」


そう言いながら、空は水を渡してきた。


それは、先程まで空が口にしていたものだった。


「飲む?」


不意に、空が海にそう告げた。


一瞬の空白ののち、海の顔が一気に赤くなった。


「あ、え、これってさっきまで…!」


「ちょっと多かったからさ。飲んでいいよ」


「いやいやそうじゃなくて…これ、僕が飲んだら…その…間接…というか恐れ多いですよっ!」


「だーかーらー、飲んでいいよって言ってるでしょ?遠慮せずに飲みなさいよ」


「…はい…」


顔が一層赤くなる。


自分でも分かるほど。


「(こうなったら、いっそのこと一気に…!)」


一息ついて、残っていた水を、思いっきり飲み干した。


直後。


「けほっ、げほっ…!!?」


喉に強い刺激が来た。


「な、何これ…ただの水じゃない…?」


「あ、それ炭酸水よ。海、炭酸飲めなかったっけ?」


「飲めないというか…飲んだことなかったです…」


「そうだったの!!?ごめんね、知らなくて…」


「い、いえ…心配には至りません…(というか別の意味で危なかった…)」



続く。

初めまして、エフイーと申します。「エフィー」じゃないです、「エフイー」です。

そんなわけで(どんなわけだ)、東方二次創作小説を書き始めました。

テーマは「おねショタ」。好きな人もいるのでは?

…まぁ、この小説がおねショタ好きに届くことを微妙に願ってます。

あとお空ちゃん可愛いよね。

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