将軍は引退して現在侍女をしていますが、復帰するようです。
これ連載のが良くね?と思いながら書いてます。
私がこの国で暮らし始めてから10年、騎士として数年間生きて、今は侍女として生きている。
「今日から世話になる、不慣れなことばかりだがよろしく頼む」
ルーテシア・ゼフィー、これが私の名前で生まれは北の王国…その騎士家系の貴族に生まれて隊を持たせてもらっていた。北と東の国は同盟国になりその証として東の王国の王女が北の王国の王子に嫁ぎ、北の王国からは古い歴史と力を持っているゼフィー家が東の王国へ移住…フェアーじゃないと思われるかもしれないが北の王国の人間は変わった性質を持っていて味方につければ敵なしと言われている…東の王国は北の血がほしいのだろう…だが、そんなことは知らん、今は同盟国、仲間ということだこちらに住むということはこちらの国の者になるということ…この身が動かなくなるまで国のために戦うつもりだ。
「おう、北のもんだな話は聞いているぞ!歓迎する、お前さんの国とは違うことばかりだろうが悪いようにはしねぇよ」
「それは、ありがたい話です。私のために教育係をつけてくれると聞きましたが、どちらに??」
こいつが…いや、この方が私の上司になる肉体戦に優れた将軍…マサムネか……豪快な男だ、相当な手練れだろう…私の父と張り合えるんじゃないか?
「セツナ!お前の妹分になるやつが来たぞ!」
「ひゃい?!え…な、なにかの間違いでは…?こんなおこちゃまな僕がお姉さんの教育係なんて、務まるわけ…」
今度はヒョロヒョロの少年が現れたな…騎士志望とは思えんほど気弱そうだし…
「ふむ、先輩、おいくつですか?」
「えっ、今年で11歳だよ…騎士団に入って1年たってるけどまだまだなんだぁ…」
「ほう、私は今年で10歳だ、年が近いな仲よくしてくれ。」
畏まるような相手ではないな、と失礼ながらも敬語を崩し握手を求めるが、なぜか私の周りにいたもの達が驚いた様子で私をみていることに気づく…特にセツナといったかな…そいつは目が飛びでるぐらいに驚いている…どうやったらそんな表情ができるんだ?ちょっと怖いぞ。首を傾げていると一人の騎士が意を決したように私に問いかける
「こ、今年で10歳…?15、16歳の間違いではなく…?」
「10歳です。」
周りが凄まじいほどに動揺している…そんなにおかしな見た目をしているか…?物珍しそうに私をじろじろみて…
「あーっと、新入りを困らせんな。こいつは北の王国からきたゼフィー家の令嬢だ、ちゃんと伝えていたはずだが?」
「き、きいちゃいだが、10歳には見えねえぜ…」
「ぼ、僕のお姉ちゃんよりも大人っぽいし…年下だなんて…」
あぁ…なるほど、10歳にしては発達したこの見た目が珍しいと思うのは当然か…北の王国の女は生まれた瞬間から異常なまでの速さで成長する、という特徴がある、それも戦いに優れた強靭な体で…一定の時期を過ぎれば成長は緩やかになり年をとっても若々しさを保つことができる。10歳だと15から17の見た目になり15歳、17歳だと20代前半から後半…20歳を超えると成長が緩やかになる…その性質のためか北の王国は女人の国とも呼ばれているが男性もいるし、普通に強い。女とは真逆の性質で15歳までは小柄で力もない…だけど一定の時期を過ぎると急激に成長し戦闘に特化した体になる…。
「とりあえず…女も男も戦闘に特化した脳筋だな。」
「な。なるほどぉ?」
「そんな難しそうな顔をするな先輩。ちょっと成長が早いだけだ」
「ちょっとじゃないと思う!!」
やはり北の王国は他の王国からしたら変わっているんだなぁ、こちらでも騎士としてやっていくつもりだが、こちらの常識をちゃんと頭に入れておかないとな、恥をかくのは私だし一応貴族…社交の場に出ることもあるだろうし…学ぶことはまだまだたくさんあるな。
「にしてもよぉ、見た目もそうだが中身も10歳にはみえんな」
「あぁ、見た目が見た目ですからね、教育も早く受けるんですよ。ですが成人はこの国と同じ20歳、社交の」
「10歳じゃなきゃ手を出してたぜ!」
「ノ、ノリトシ!!」
「……破廉恥極まりない。私知っているぞ…ロリコンというやつだな、不愉快だ」
ノリトシ…こいつも畏まる相手ではないな。幼子になんてことを言うんだまったく…いや、まぁ知識はあるが…紳士的ではないな、見た目は大人っぽくても私は今年で10歳で月経すら来ていない子供だ…そんな相手に破廉恥なことをいうなど……
「悪いなルーテシア嬢」
「いえ、将軍殿が謝ることではありません。ですが気分が悪いです、しばらくは先輩について王宮を案内してほしいな、と思っています。」
「セツナ、先輩騎士としての初仕事だぞ」
「あ、僕が教育係なの決定なんですね……初仕事頑張ります」
「よろしく頼む、セツナ先輩」
これが私とセツナの出会いだな、北の王国の幼い男たちと似て小柄で力も弱い騎士志望には見えなかったが志は本物のようだ、年が近いということでなにかしら一緒に行動することが多かったからな、沢山話した…家のことや将来の夢…盛り上がりすぎてお互いの秘密さえも話してしまう事態になってしまったが…それを含んで私とセツナは信頼関係を築いた。幼稚なものだが秘密をばらされたくないしな。
「なかなかの男前に育ったんじゃないか?」
「はは、ありがとうルー…君は昔よりも大人の女性になったね」
「老けていると言いたいんだな完璧に理解した。」
「そ、そんなことは言ってないよっ…君って昔からそうなんだから…」
「ふふ、すまんな、だが後輩にいじられているようじゃまだまだだな先輩」
「ん~~~…今は君のが位が上じゃないか、今度の戦いでも期待されてるし」
「でも、セツナは先輩だ。……」
「一年しか違わない……ルー?最近、話してる時も考え込むね?悩み事?相談に乗るよ?」
「…まだ、誰にも言っていないんだが…次の戦いで勝利したら…私は騎士をやめようと思う。」
前から考えていた…そろそろ私は騎士をやめるべきだと…別に弱くなったわけではない、寧ろ真面目に訓練を受けていた昔よりも強くなったとは思っている。だが…なぜかやめるべきだと…そんな予感がしたんだ。女の勘は鋭いというが、そういうものではない北の王国の女特有の…第六感??…私の予感はよく当たる、しかも悪い方向にな。私が騎士でい続けることが悪いことなのか…わからないが、いつかは足を洗わなくてはならない、それが少し早かっただけだな…。
「やめるって…そんな…君ほど優秀な騎士は他にはいないのに…」
「そんなほめてくれるな、否定はしないが…予感がするんだ」
「君の予感は…嫌いだよ、嫌な事ばかり当たる」
「すまんな、女の勘は鋭いもんでな…まあ、王に頼み込んで騎士以外の仕事に就くさ、王宮から離れるのはもっとダメだろうからな」
「……寂しくなるね」
「まあまあ男前の顔が台無しだぞ、死ぬわけではない次の戦いも勝つ、生きていれば人生どうにかなるさ」
「まあまあは余計だよ…。」
戦いには勝利した、東の王国の圧勝だった…私はあちらの将軍の首を打ち取ることに成功し英雄と呼ばれるようになった…名誉なことだ、位も上げてもらえるそうだが私は王にやめると伝えていた…与えられた位は将軍…若造の私にはもったいないものだ…だが、私はその位を王に預けた、流石にやめれそうにはないので長期の休暇扱いになった…復帰すれば位を返していただけるそうだが、王宮から出ることは認められなかったが、元々出るつもりはない。私は侍女になることにした…一応、一応だが私は令嬢で猫を被るのもなかなかうまいのでな後宮で側室達の侍女として…いざという時に守れるように配置された…世話になりまくっているな、頭が上がらないぞ…統括侍女の計らいでそれなりの仕事をさせてもらえている、騎士をしていたほうが楽じゃないか?女の花園は怖いものだ……。
剣を握らなくなって数年、基礎的なトレーニングは欠かさずやっているがもう腕は落ちてしまっただろうな…セツナは私が騎士をやめてからメキメキと力をつけていきそれなりの位についたらしいが…侍女になって数年、なかなか顔を合わせることができなかった…さぞかし美麗な騎士になっているだろうな、王に相手にしてもらえない側室が噂をしていたぞ…いや、まあ整った顔立ちだとは思っていたが…
「いい男になりましたわね、セツナ様」
「……ルーやめて、今鳥肌たった。」
「む…慣れろ、人目がないからこの口調だが、侍女と騎士だぞ?そっちのが偉いんだから威張ってもいいぞ」
「いやいや…休んでるだけでルーは騎士でしょ…まさか侍女になるとは思ってなかったし、意外と様になってるのも驚きだよ」
「猫を被るのはうまいと思ってるぞ、たまにボロが出そうになるが」
「ルーらしいねぇ……ルーってこんなに小さかったっけ?」
「セツナがでかくなっただけだ、私の成長はすでに緩やかになっている身長も伸びないし、手入れを怠らなければあと10年くらいはこの見た目のままだな」
「…あと5年くらいしたら老けたなって言われそう……」
「絶対に言う。」
あ、拗ねたな、昔から感情をすぐに顔に出す…まだまだおこちゃまだな……久々で随分と話し込んでしまったな…本題はいい男になったな、と褒めることではない、本心で言ったものだが、それとは別件。私が侍女になって数年、私も今年で成人だな…じゃなくて、また予感がした…騎士をやめてから一度もなかったのに、またきたんだ…それもこの時期に……王の誕生祭、高貴な場だ…ほかの国からもお偉いさんたちが集まる年に1度の祭りだ、何かが起こるだろう、そんな予感だ。
「君の予感は悪いことにしか反応しない仕様なのかな?」
「多分な。誕生祭まで時間はある、油断はするなと言いたかっただけだ、すまないな呼び出してしまって」
「いや、大丈夫だよ。将軍に伝えて対策も考えておく」
「…騎士らしくなったな。……では私は戻ります、失礼いたしますわ。」
やはりセツナ相手に淑女ぶるのは違和感だな??にしても、騎士らしい顔つきになったな…放置プレイ中の側近たちが騒ぐのもわからなくはないな…おっと口が悪かったな?……この予感が外れてくれればいいのに…そう思っても私の、北の王国の女の予感は当たってしまう、今までも何回も私の予感は当たった全て悪いものだったが、回避はできていた…勘が当たるのも特徴の一つだからみな信じてくれる…それだけ私を信頼してくれているのだろう、喜ばしいことだ。複雑ではあるな…ただの杞憂で終わればいいのに…残酷なことに女の勘は鋭いもので誕生祭の日が近づくたびに嫌な予感が私の胸の中でモヤモヤと…大きくなっていく…そして私には焦りが出てきた、何を焦っている?セツナには伝えてある、将軍殿や王だって何かしらの策を用意しているはずだ…なのにこのままではいけないと…私が動かなくてはいけないのか…?悪い予感がしたから騎士をやめ、悪い予感がしたから騎士に戻りたいなんて……でも、このモヤモヤは収まらない、私が動かなくてはならない…私は柄にもなく焦り、冷静さを失っていたようで、数年前からもう着ることはないだろうとしまい込んでいた騎士服を出してそれを身にまとい後宮の隅にある侍女専用の自室から飛び出し王のもとへ向かった。侍女ごときがしていい行為ではない、騎士であっても、ノックもせず入室することは不敬であり、普通に考えてもマナー違反だ、だがそれを気にしていられるほど私は冷静ではなかった。
「王よ!不敬をお許しいただきたい!」
「ルーテシア・ゼフィー……どうしたのだ、そなたらしくないぞ…そのように焦るとは、よほどのことだろう。」
「はっ…大変身勝手なことではありますが、私が王に預けた騎士の位と旗を…返していただきたいのです。」
「ほう…理由ののべよ」
「…嫌な、悪い予感がします。私が動かなければならない、そう…思ったのです。」
この場にいたのは王だけではなく将軍マサムネもいた、私のいきなりの訪問には驚いただろう、だが私の焦りようをみてただ事ではないということを察してくれたようだ。いきなり現れて騎士の位を返せ!だなんてね、その理由が嫌な予感がする、とは普通ならふざけていると思われてしまうだろうが、私は信頼されている、少なくとも自分はそう思っている、だからこんな馬鹿げた話にも王や将軍は耳を傾けてくれる…この身を捧げるに値する国だ、ずっと思ってきたことだ。
「認めよう、ルーテシア・ゼフィーそなたから預かったものを返そう。」
「ありがとうございます」
「余から統括侍女に伝えておこう、そなたの思うように動けゼフィー将軍」
「はっ、ありがたきお言葉です。」
「マサムネよ、そなたからもなにか言ってやれ」
「んおっ、俺に話を振るのかよ…部下だったのに同等の立場になりやがって、どう扱えばいいのかわからねぇぞ」
「将軍殿は変わらないようで…いいのですよ若造の私は右も左もわからぬ無知な者、指導をお願いしたいです。」
「そういうお前もな…少しはしおらしくなってると思ったら全然変わってない」
「それは若々しいということですね完璧に理解しました。」
「本当に変わってねぇな…それはそうと体、鈍ってるだろうから明日から訓練に参加しろよな」
「もちろんです、位に恥じぬよう専心します。」
翌日、1度しか袖を通したことがない将軍専用の羽織とともに私が母国から持ってきたハルバードが届けられた。迷惑な話だろうが侍女としての仕事は休暇扱いにして騎士としての仕事をするようにと統括侍女に言われ、追い出されるように王宮の、昔使っていた部屋に移された、荷物も全部。薄々思っていたがあの統括侍女、ただものじゃないのでは…?まあ、いい…洋の騎士服に和の羽織…いささかミスマッチな感じもするが最近の東の王国は他の国の文化を取り入れ始めている、視野が広がるのはいいことだな…。
「今日からゼフィー将軍が我々とともに訓練に参加することになった、今まで以上に励めよ」
「…随分と偉そうなことを言えるようになったな?セツナ」
「偉くなったからね、あとルーが偉そうにしてもいいんだぞって言ったんだよ?…またルーの騎士服姿が見れるなんて、嬉しいよ、しかも将軍の羽織付きだ」
「それは侍女相手に、だ……なんだか恥ずかしいがなじろじろみられるし…それとルーって呼び方卒業したらどうだ?」
「え、なんで??」
「いや、もうその呼ばれ方をしていい年齢ではないし…」
「僕が呼びたいからいいじゃん?ルーは嫌なの??」
「嫌ではないが…恥ずかしくないか?」
「別に??ルーテシア、のがいいの?」
「…それもなんか恥ずかしいし違和感だな?ルーで頼む」
「ふふ、了解~」
なんかセツナの扱いがわからなくなってきたな?忘れてしまったのか…意地の悪いことをして楽しんでいるようにもみえるが…あの可愛かったセツナはどこに行ったんだ?……新米たちが困ったような顔をしているな?なんだか居心地が悪いぞ…訓練に参加しはじめてからは楽しむようになっていった、…何とも言えない爽快感がある、先頭に特化しているからだろうな…私が位と武器を返してもらってから心のモヤモヤは少し和らいだ、油断はできない…誕生祭、きっと何かが起こるそれも悪いことだ絶対に食い止めなければ…その思いを胸に私は剣を振るい、拳を振るう…鈍っていたようだがすぐに現役時代の動きに戻してやるぞ。
「セツナ…もしかして強くなってないか??」
「ぼっこぼこにされた相手に言われてもね…そこそこ強くなったと思うよ?」
「最後に手合わせした時よりも強いし、倒しにくい厄介な動きをするようになってる…それに私の腕も落ちたな…」
「いやいや…五年ぐらい剣握ってないわりには強いよ…体のあちこちが痛い」
剣は握らずとも鍛錬を怠ったことは一度もない…だがこれほどまでに鈍っているとはな………自分にはもったいない位をいただいたんだ恥じぬようにしなければ北の女として自分が許せなくなる。…にしても外野がうるさいな??“あのセツナ隊長がボコボコにされたぞ!”と戸惑った顔をしているな?強くはなったとはいえ私に負けたセツナはあの者達からは強者らしい
「昔は私の後ろをついて回るひょろひょろだったのにな」
「ルーの後ろにいたからこうなったんじゃない?ありがたいよ」
「??」
私が強くした、ということか?特に何もしていないのに…強いて言えば手合わせぐらいだが、うーむ?わからんな…まぁいい、セツナと、新入り達と鍛錬を積んでいこう、それが最善だ、私の予感は悪いことが起こると感じるだけで詳しくはわからないし…どんなことがあっても対応できるようにせねば…。
そして、誕生祭当日…各国から招待されたお偉いさんが城に集まる…厳戒態勢で警備をしているが今日の私は苦しいくらいに動悸が激しい…顔色が悪いと心配されるほど、緊張し焦っていた…隙を作らぬために鍛錬に鍛錬を重ねた…無理をしたつもりはない、万全な状態だ…万が一のことがあっても対応できるし、あまり良くないが北の王国の女王アーナンベルド様やそのお付もいる、手を貸してもらえれるなら心強い…あとで挨拶をしなければな、アーナンベルド様は私の憧れでもある……あぁ、何も起こらないでくれ…。
「招待客を城内へ誘導しろ!!ここは私達が食い止める!」
「魔獣がなぜ!…油断するな、高ランクの魔獣だ!」
魔獣が現れたんだ、なんの前触れもなく…誕生祭は穏やかな雰囲気だった、誰からも悪意を感じなかった…あの魔獣が誰かの手によって王宮に入ったとも思えない…早急に倒さなければ犠牲者がでるかもしれん、首を獲りにいくぞ!!
「ゼフィー将軍、この度の活躍…褒めて遣わす。」
「ありがたきお言葉」
「そなたの母国、北の王国の女王アーナンベルド殿からもお褒めの言葉を預かった…そなたには褒美をやらねばな」
「いえ、そんな褒美など、他の者との協力のおかげです」
「そう謙虚しなくてもよい…そうだな……休暇をやろう、母国に帰ってはどうだ」
「長い休暇はすでにいただいているのに……それは、いいですね、お言葉に甘ええても良いのでしたら…」
「甘えよ甘えよ、そなたは我が国の英雄なのだから」
どうやら私は甘やかされているようだ、良くしてもらいすぎているような気もするが…贅沢なことを言ってはいけないな…あの後褒美をやるから騎士を続けてくれと言われた、もちろんうなずいたが…この五年、私は侍女らしいことできていたかな?…私は一度剣を置き引退した、そして侍女をしていたが…復帰することになってしまったな…再び剣を置く時まで、この日はこの国のために。
足しました…時間が空いてしまったので変な感じになってるかもです…。
この作品は連載のほうがいいですよね、落ち着いたときにでも…
登場人物
ルーテシア・ゼフィー
北の王国出身の女将軍。
北の女特有の凄まじい成長のスピードと戦いに特化した体の持ち主。齢10歳で東の王国に引っ越し、そこから死ぬまで東の王国にその身を捧げた。
女性にしては高めの身長、引き締まった体、自分よりも大柄の敵を倒す力、どの騎士よりも強く優秀だが本人曰く母国では小柄で弱いほうで、どちらかというと頭脳派の部類。
セツナの後輩だが彼よりも位が高いが、誰よりも信頼している。
紫のふわりとした髪に、紺色の瞳を持つ。身長167㎝
セツナ・シロウ
東の王国生まれの騎士。
幼少期から騎士に強いあこがれを持ち、幼いことから騎士団に種族していたが弱虫泣き虫だったの舐められることが多かった。後輩のルーテシアと出会い彼女と同じような鍛錬を続けることで将来的には彼女をねじ伏せるほどの力を身に着けることに。
鈍感なルーテシアには気づかれていないが好意を抱いており、他の人には見せない一面を見せたりする。何があったか知らないが腹黒く育った。
紺色の髪に、黒い瞳を持つ、身長185㎝。
マサムネ・ダッテ
東の王国の将軍の一人で、豪快な男。ルーテシアからは高い評価を貰っている。
ノブナガ・オーダー
東の王国の国王、穏やかで優しいが冷酷非情と陰で言われている。北の王国と同盟を組むにあたって娘を北の王国に嫁入りさせ、北の国からは優秀一族をいただいた。戦いに特化した北の血が国民にはいることを喜んだ。
アーナンベルド・ゼクラシア・カルチィダ
北の王国の女王、若くして王位を相続した北の王国最強の女。子はいないので分家の子息に東の王国の姫君を嫁がせ、戦略をたてるのがうまい一族ゼフィーを東の王国に送った。
女王としてカリスマ性と手腕で国の象徴だが、モテないことを悩んでいる。
22歳、身長174㎝