変わった道
… かくれんぼしよー!…
あ、見っけたー!… めっちゃわかりやすいとこ隠れてるじゃん-!!…
──小学生活、私は幸せだったー…
私は中1の秋、とある理由でいじめられて、私は21歳の私に手紙を書いた──。
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私は、羽川まゆ、中学3年生、
15歳、
「ねえねえまゆ! ちょっとこれ買って来て!」
「お!俺も俺も!」
そうしてクラスメイトが私にメモ帳を回してくる
そう書かれたメモ帳の中は、
[ ·桜めろんぱん×2
·抹茶プリン×2
·コーラ×5
·ホットドック×1 ]
「ほら限定だから売り切れるよ!早くいって!」
今しゃべったのは、佐藤 厘ちゃん
小学校から同じ。
そして私は答える、
「え…で、でもそんなお金ないよ…ぅ」
「そんなの、お金渡せばいいでしょ!!」
お金が飛んでくる、
「さっさといってこいよ」
さっきの奴が言ってくる。
そしたら、1人の男子が、
「そ、そんなのよくないよ…?」
この男の子は、斎藤 大地
この子も小学校は同じ。
「大地!!!!お前はだまってろ」
「ご、ごめん… なさい…」
そういうと黙り込んでしまった。
「それよりまゆ!早くいってきて!」
「は、はい…」
見たとうり私はパシリ──というより、いじめられっ子。
いっつも、パシリにされる、
私が、行こうとすると、1人の男の子がこっちを見ている、
その男の子は、小学5年生の時付き合ってた男の子。
真櫂 空斗
今はよくわかんないけどー…
空斗はこっちを見た後、寂しい顔をして去っていった…。
その顔は、『まゆ、ごめん』と言う感じの表情。
そしてチャイムがなり私は帰った。
「ねえねえ、みんな聞いてー」
放課後、女子同士で教室に集まりしゃべりだしたのは、
林情 萌
小学校では、すごい、まゆと仲がよかった、親友だった。
「今日さ、まゆに、プリン頼んだら『売り切れちゃった-』ヘラヘラしてんだんだよ!
許せない…トロイからこうなるんだよ!」
「うわっなにそれ!最低! ねえねえみんな、アイツの机に落書きしちゃおーよ!」
『いいね-!』
全員が同意。
「えー?でもそれだけじゃ足りないよー あっそうだ!」
持って来たのは牛乳。
「机にばらまかそーよ!」
「うわ!きたなーい(笑)」
机には、数々の悪口。
〈死ね〉〈かす〉〈消えろ〉
そんな言葉が無数にあった。
「あははははははははは!!!!!(笑)さいこー(笑)」
「あ、そうだ、今日空斗にさー、まゆの悪口机に書くよういったんだよねー でさー書かないとどうなるか分かってるよね???
って言ったら、『いいよ』だってさ(笑) あとからくるんじゃなーい???」
「え、まじで!? 」
「ちゃんといっといたよ!!!!」
「あ、もう帰んなきゃ!」
『あ、本当だ!』
といって、全員帰った。
そのあと、教室に来たのは、
空斗。
そして空斗はつぶやいた。
「なんだよこれ…」
まゆの机を見ながらしゃべる。
でも──。
机には空斗が大きく書いた
〈死ね〉
の一言、
そして教室を立ち去った…
次の朝、まゆが、学校にいくと、
「なにこれ!!!!!!!! 誰がやったの!? お願いもうやめて!!!」
『やーだよ』
「っ…」
私は机を一生懸命拭いた。
そしたら、厘ちゃんが、牛乳を足した。
みんなは
『きったなーい』
次は萌が、机を倒した。
「床も汚くなっちゃったー ちゃんと拭いてね-」
「お願い、もうやめて…」
したら、クラスメイトの、
花吹 美香 《はなぶき みか》ちゃんが
「じゃ、みんなに決めてもらおーよ!
それじゃー 、 まゆの事このクラスに必要ないと思う人ー!!!!!!!」
そしたら、 全員の手が挙がった。いやいやながら手をあげる人、嬉しそうに手をあげる人がいた。
「じゃー優子ちゃん! なんで、まゆはいらない??」
「ぇ… それは… ま、まゆちゃんはトロくて、このクラスには必要ないと思いま…す」
「そーだよねー(笑)」
「お!、いいの発見! 空斗君!君はどー思う???」
「お、おれは… まゆ…お前は…
クラスに必要ない!!!!! お前なんか消えろ!!!!!!!!!!!」
そうして、私のすべてが壊れた──。
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あれから6年。
私は、今、中1の時の手紙を読んでいる。
[ 21歳の私へ
今私はとっても苦しんでます。
21歳の私がこの手紙を見れているかもわからないけど、
私は、幸せを祈ります ]
私はソファーに座り、空斗と2人で読んでいる、
空斗は
「まゆ、愛してるよ」
「私も」
ピンポーン、
「まゆー!!!バイト遅れるよ!!!」
インターフォンを押したのは、
厘ちゃん、 萌、 美香ちゃん の3人、
「あ!!!!!いかなきゃ!!!!!!」
Happy End