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ステンドグラスのある喫茶店で
ステンドグラスのある 綺麗な小さな茶店
「あんみつです」差し出され、テーブルに置かれた あんみつ
一口 スプーンですくって口に運ぶ
「甘い」
ちょっとした満足と感動が柚葉の中に湧き上がる。
店の事務 彼女が自分の給金で買ったもの
一年前までは 食べ物さえ満足に食べられずに
危うく南の島に『からゆきさん』として売られそうになったのだった。
異国へ 娼婦として・・この時代の場合は 東南アジアだろうか
それとも・・?
「これも有栖さまのおかげね」また一口と蜜を帯びた果実を口に
それにアイスクリーム‥
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