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第295話 デザートが主食です

チチチチ

ちゅんちゅん


鳥の鳴き声が聞こえてくる

朝だ


窓から差し込む光に

リリィの美しい身体が照らされている


リリィは眠ってしまっていた


んー、まだしたいのに、、

どうしよう、、

ぜんぜん眠くない


オレは頭を悩ませた


リリィが意識を失うように眠りについたのはついさっきのことだ


一晩中付き合わせておいて、起きろ、と肩を揺するのはさすがに鬼畜の所業だろう

それは自重する


「とりあえず、ご飯もらってくるかぁ、、」


そう独り言を呟いて、タオルで身体を拭いてから部屋を出た


「あら♪おはようございます、ライさん♪

昨日はお楽しみでしたね♪」


キッチンを覗くと、ステラがすでに料理をはじめていて

その隣につまみ食いをしそうな顔でステラの手元を覗き込んでいる雷龍様がいた


「おはよー

うん、でもまだ足りない

悪いんだけど、今日もいいかな?」


「いいですよ♪リリィが羨ましいです♪」


「人間は不潔じゃのう

スケベしかおらんのか、ここには

ライ、貴様オス臭いぞ」


まぁ、身体拭いただけだしな、と思い当たる


「すみません、スケベ眷属で

あ、もし町に出たかったらステラと一緒にお願いします」


「我はステラのメシが食えればそれでよい

町に興味はない」


「そうですか、それならいいんです」


「はい♪どうぞ♪」


ステラがお盆に乗せた料理を渡してくれる


軽食のサンドイッチとオムライスが2人分

朝と昼の分をまとめて渡してくれたらしい


「それじゃあ、また夜ご飯のときに取りに来てもいい?」


「はい♪わかりました♪」


「いつも、ありがとね」


ステラにお礼を言って部屋に戻る


リリィはすうすう眠っていた

いつ起きるのかな?

早く続きをしたい


全裸のまま、隣の天使ちゃんが起きるのを待つことにする


臨戦体制のまま、窓際で黄昏て、

このあとのリリィとの情事についてだけ

考えていた



「、、んんっ、ライ様?」


お昼に近づいたころ、リリィが目を覚ます


「おはよ」


「おはよう、、ございます、、」


恥ずかしそうにシーツで身体を隠しながら挨拶を返してくれる

そして、全裸のオレからすっと目をそらす


「ご飯食べる?」


「はい、、では、いただきます」


今日はオレも一緒に食べることにした


サンドイッチをハムハムしながら、じーっとリリィのことを見つめる、全裸で


「あの、ライ様、、なにか?」


「ん?かわいいなぁーと思って」


「あ、ありがとうございます、、」


「一応言っておくけど」


「はい、なんでしょう?」


「まだ終わってないぞ」


「それは、、」


「このあと、すぐ抱いてやる」


「あ、、でも、、」


「なにかな?」


「しゃ、シャワーを浴びさせて下さい」


「いいよ、でも、一緒に入ろうな?」


「、、はい、、」


リリィがサンドイッチを食べている間にシャワーの準備をしてあげる


食べ終わったところで、リリィが立ち上がった

リリィは白いTシャツだけを着ていた


だから、そのままシャワーに引きずり込む


「あの、ライ様、、服を、、」


「一緒に洗っちゃおうか」


「あの、、」


シャー


シャワーを一緒をかけてやると、リリィのTシャツは透けていき


「ごくり、、」


「あの、、ライ様、、」


もじもじしはじめたリリィのことを弄んだのは当然の流れだろう


そして、ベッドに移ってから、またリリィが眠りにつくまでオレたちは愛を確かめ合った



「ふぁぁ」


「うふふ♪さすがにおねむですか?」


夕食をとりにきたらステラに笑われた


「あんた、いつまでリリィのことイジメるつもりよ?」


「いじめてないよ?愛し合ってるんだよ?」


「どの口が言うのよ、二日間も、、

さすがにリリィの身体が心配だわ」


「なに?嫉妬かな?

じゃあ今度ソフィアたんにも同じことしてあげるね?」


「いやよ!普通にして!」


「私は同じことしてほしいです〜♪」


「わかった!2人とも今度してあげるね!」


そしてオレは踵を返す


「何も分かってないでしょ!ちょっと!」


ツンデレが何か言っていたが無視して部屋に戻った


まぁでも、さすがにリリィの身体も労ってあげようかな

と思う

ソフィアの言う通り、あまりやりすぎるとイジメになっちゃうかもしれないと紳士のオレは考えることができた


なので、今日は晩ごはんを食べさせてから、眠らせてあげることにした


なぜなら紳士だから



ギシギシ


「、、ん、、え?ライ様?」


「ご、ごめん、、我慢できなくて、、」


「え?あっ!?そんな!?」


真夜中、オレは自重できなかった


リリィを寝かせてあげることにした

とはいずこの記憶か


「ごめんねごめんね」

と言いながらオレは止まることができなかった



「今日は解放してあげてもいいよ!」


「は、はい、、」


翌朝のお昼前くらいに謎の許可を言い渡す


「でも!しばらくリリィとは毎日するから!」


「ま、毎日ですか、、」


「うん!毎日!」


「わかりました、、」


ということで、一日中相手させるのはやめてあげた

でも、3ヶ月分を取り返した気はしないので、継続して愛していくことにする


これからの毎日が楽しみである


お昼ご飯を食べに2人でリビングに向かうと、

みんなが少し気まずそうにオレたちのことを見た


はて?どうしたのだろうか?


「リリィ〜、たくさん愛してもらえてよかったですね♪うふふ♪」


ステラが料理を運んできながら、そんなこと言った


「あ、、えっと、、」


何人かが赤くなる


そりゃそうか、オレがこの3日間、リリィと何をしていたのかはみんなが察していた


「発情したメスだらけなのだ

むしゃむしゃ!」


雷龍様はオレたちのことをそう表現した


ん?それってつまり?


「雷龍様、つかぬことをお聞きしますが」


「なんだ?」


「あんた!おかしなこと聞いたらぶっ飛ばすからね!」


あ、先手を打たれたか

まぁいいや、ほっとこう


「発情してるメスがどの子か教えていただきたい」


「ちょっと!!」


「ん?

ステラとソフィアとそいつとそいつだ」


雷龍様が指差したのは、ミリアとリリィだった


「へぇ、、」


グッと隣のリリィの肩を抱く


「そっかぁ」


「あの、、ライ様、、」


「あんなにしたのに、ね?」


耳元で囁いてやると、リリィが下を向いて真っ赤になる


「んん!

お昼ご飯を食べたら!今教えてもらった子たちとします!!」


「嫌よ!!」


「ダメです!!」


「嫌だって言ってるでしょ!!」


「だが断る!!」


「あああ!!このバカ!!」


ソフィアが頭を抱え出した


「ソフィアは発情してるくせに素直じゃないのだ」


「あんたは余計なこと言わないでよ!バカ雷龍!!」


「なっ!?

バカとはなんだ!貴様!眷属のくせに生意気だぞ!」


「誰があんたの眷属よ!」


「加護を与えてやっただろう!」


「頼んでないわよ!」


「ひどい!ソフィアはひどいやつなのだ!

せっかく我が認めてやったのに!」


ぎゃーぎゃーと騒ぎ出してしまった


とりあえず着席してご飯を待つ


ほどなくして、頬を染めながらステラが料理を運んできたので、

隣に座らせて食べさせてもらう


そして、

発情したメスたちを自室に連れ込んだ


なにをしたかは、言うまでもないだろう

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