第232話 体力をつけたい妹
「あにょ、、おにいちゃん、、」
「どうしたの?」
夕食の後、シャワーを浴びて寝る準備をしていたら、ミリアが気まずそうに話しかけてきた
「あにょ、、」
「なにかな?ミリアのお願いならなんでも聞くよ?おいで」
「うゆ、、」
ベッドに腰掛けて足の間に座らせる
ぎゅっと抱きしめた
「あのね、、ミィね、、もっと、みんなに、近づきたいの、、」
「ふむふむ?えーっと、それはどういうことかな?」
「あにょね、、体力を、つけたい、、の、、」
あ、なるほど、今日も山登りのときにオレにおぶられたのを気にしてるのか
「そうなんだ?
でも、オレはミリアのことをおんぶするの嫌じゃないよ?
むしろ嬉しいくらいだ、おにいちゃんを頼ってくれていいんだぞ?」
「あ、ありがと、、でも、、でもね、ミィも強くなりたい、から、、」
「そっか、そうなんだ、ミリアは偉いな
んー、じゃあ一緒にトレーニングするか」
よしよしと頭を撫でながら、ミリアのトレーニングメニューを考え
「まずはランニングからとかかなぁ?」
とみんなにも相談してみる
「いいと思います、体力をつけるなら基本ですし」
「ボクもそう思う」
前衛組の賛成は得れた
「なら、明日から朝一緒に走ろっか?」
「う、うゆ!がんばる!」
「偉いぞー、いいこいいこ」
「えへへ、、」
頭を撫ででやると笑顔を見せてくれたので、そのままチッスしてやる
そしたら、もっと喜んだ反応を見せてくれた
可愛いお人形さんだ
その日はミリアと一緒に寝ることにした
♢♦♢
翌朝
「えっほ、えっほ、、はぁ、はぁ、、」
「大丈夫?もっとゆっくり走ろうな?」
「が、、がんばりゅ、、」
「無理すると続きませんよ、こういうのは自分のペースでやるのが大事なんです」
ステラとオレがミリアを気遣いながら併走していた
「にゃ、にゃるほど、、はぁはぁ、、」
ミリアは慣れない運動につらそうだ、ハラハラ
「ボクはもう2周目ー!」
オレたちの横をコハルが走り抜けていく
オレたちは昨晩のミリアの要望を聞いて、予定通りランニングを開始した
朝の稽古の前にミリアと2人で走ろうかと思っていたのだが、コハルとステラも付き合ってくれることになったのだ
「むー、、よしっ!がんばるぞー!、、えっほ、えっほ、、」
珍しくコハルに対抗心を燃やしているようだ
コハルは最初の数分だけ一緒に走っていたが、ミリアのペースだと物足りなくなって、すぐにオレたちを置き去りにしてスピードを上げていった
今は宣言通り、町を一周してきてオレたちを追い抜いたんだろう
「えっほ、えっほ、、」
それにしても、、
ブルン!ブルン!
すんごい揺れていた、ミリアのご立派なお胸が、、
ついつい見てしまう
「んー、ミリアは運動用のブラを揃えた方がいいですね」
そんな!勿体ない!こんなに揺れてて素晴らしいのに!
と思っていると、声に出してもいないのに、ステラが補足してくる
「揺れてるのに長い間走ると後で痛くなるんですよ?」
「それはいけない!すぐ買いにいこう!」
「うふふ、こんな時間じゃお店やってないので、いつもの依頼の帰りに寄りましょう」
「そ、そう?ミリア痛くない?大丈夫?」
「が、、がんばりゅ、、はぁ、はぁ、、」
「無理しないでね?」
「うゆ、、」
今日はランニング初日ということもあり、
町を半周したあたりでミリアの限界が来てしまった
なので、可愛い妹をおんぶして宿に戻ってくる
それから、シャワーにいれてあげて、入念に洗ってあげる
ふむふむこれがあれだけ揺れていたお饅頭ですか、ふむふむ
そんな具合に、じっくり洗っていてもミリアはぐったりしていたので、
それ以上のことをするのはやめておいた
身体を拭いて、着替えさせてからベッドに寝かせる
「今日は依頼お休みにしような」
妹の頭を撫でながら優しく話しかけた
「そんにゃ、、だめ、、だよ、、」
「ううん、ミリア優先だよ、大好きなミリアに無理させたくないもん」
「にゅ、、ごめんなさい、、」
「謝らないで、オレがそうしたいだけだから」
「うゆ、、」
キスをして頭を撫ででから、今日は休みだとみんなに伝える
こんなにぐったりしてるミリアに依頼なんて無理だ
絶対無理!許さない!
「休みか~、ならさ!クリスと手合わせしてきてもいい!?」
「んー、、」
コハルの提案に頭を悩ませる、1対1でコハルと会わせるのは絶対ダメだし、
だからといってミリアを放置してオレもついていくのはありえない
「宿の裏庭に来てもらうのはどうじゃ?
そこなら、お主も目が届くし安心じゃろう?」
「まぁ、それなら、、」
「なら決まり!」
「わかった、オレが呼んでくるから待ってて」
「はーい!」
無邪気に笑っているコハルになんだかモヤモヤさせられる
そうですかそうですか、そんなにあいつと戦いたいんですか
オレではダメなんですか?
ようは嫉妬だった
「むー、コハルたんこっち来なさい」
「はーい!なーに?」
「キスしなさい」
「え?な、なんで?」
「いいから」
「も、もちろんいいけどさ、、」
ちゅ
つま先立ちになって
控えめなチューをされる
満足できなかったので、抱きしめてペロペロしてやった
「じゃ、行ってきまーす」
「い、いってらっしゃ〜い、、」
コハルはポワポワした顔で手を振っていた
「コハル、あんまりライさんを嫉妬させたらダメですよ?」
「え〜?しっとぉ?どゆこと?」
ドアの向こうから、そんな会話が聞こえてきたが気にしないようにしてギルドに向かうことにした




