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第226話 黒髪オッドアイをパーティに入れるべきか

「クリスさんですか?その方とパーティを?」


「うん、みんなはどう思うかなって」


マイラさんが用意してくれた夕食を食堂で食べながら、

ギルドで会った黒髪オッドアイ刀使いのことをみんなに相談してみた


「ボクはいいと思うよ

その人って特級Aの冒険者で、かなり強いっぽいんだよね

どんな戦い方するのか同じ剣士として気になるってのが本音だけど」


「わしも賛成じゃ

ミリアを高難易度の依頼に連れて行くとき、前衛が増えると安心できるしの」


「なるほど、わたしは修行中でいけないので、、サポートできなくて申し訳ないですが、、2人がそう言うなら、いい案だと思います」


「ううん、リリィが責任感じることじゃないよ

そもそも、少し前衛不足ぎみなんだしね」


「はい、お気遣いありがとうございます」


「私もいいと思います♪

その人がホントに強いなら、なにか学べるかもしれませんし」


「うーん、、そっかぁ、、」


意外にもみんな賛成派ばかりで頭を悩ませる

反対派の子がいたらすんなり断れたんだが、、


「なにが気に入らないのよ?」


「え?あー、、そいつが男だから、、」


「だからなによ?」


「みんなに男を近づけたくない、、」


「なんでよ?」


「その、、なんていうか、、オレ以外のやつに、少しでも、気を取られたりとか、、」

下を向いてもじもじとやるオレ


「殴るわよ」


「え?」

ソフィアを見るとめちゃくちゃ怒っていた


他の面々のことも確認すると、困ったような、呆れたような顔をしていた


「わたしたちが、あんた以外の男を?

ふざけないでよ」


「えっと、、」


「失礼じゃない?」


「ご、ごめん、、」


「ソフィア、もういいんじゃないですか?」


「いいえ、こいつがふざけたこと言うから

あんた!わたしたちのこと愛してるんじゃないの!」


「も、もちろん!愛してるよ!世界一!」


「わたしたちもよ!あんたのことが大好きで!あんただけに夢中なのよ!

なんでそんなこともわからないの!」


「そ、ソフィア、、」


じーん

そんな嬉しいことを言ってくれるなんて、、

感動で泣きそうだ、、


「ソフィアたん、、大好きだ、、」


「、、わかればいいのよ、ふん!」


「まぁ、そういうことじゃ

この前コハルからも言ったが、わしらはおぬし一筋なのじゃ

安心せい」


「うん、、わかった、、

みんな、ごめんな」


オレの謝罪をみんなが笑顔で受け入れてくれた


「では、そのクリスさんという人を、パーティに迎えるということでいいですね?」


ステラが話をまとめてくれて、みんなが頷いたのを確認して、その話し合いは終了となる


こうして、クリスのパーティ入りが決定する

もちろん、レウキクロスにいる間だけだけどね


そして、食事を済ませて部屋に戻ろうとしたとき


「ソフィアたんソフィアたん」


「なによ」


「さっきはごめんね」


「ふん、あんまり情けないこと言わないでよね」


「うん、ソフィアたん、気をつけるよ」


ぎゅ


ソフィアたんの小さい手を握る


「、、なによ」


「したい、今すぐ」


「、、、みんなは?」


みんなをみると、どーぞ、どーぞ、という反応だった


「大丈夫だって」


「そう、、いいわよ、、」


ソフィアたんの同意を得れたので、隣の部屋に連れ込み、ソフィアたんを隅々まで堪能させていただく


「ソフィアたんはいっつもツンツンしてるのに、あんなに可愛いこと言ってくれて、本当にかわいいなぁ」


「や、ん、、なによ、こんなときに、、」


「大好きだよ」


「あ、、あ、、わ、わたし、も、、」


「かわいい、かわいい」


「も、もう、、ん、わ、わかったから、、」


その夜は、ソフィアたんに何度も可愛いと連呼した

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