第220話 むらむらしちゃう妹
翌朝
「今日も1人で行くの?」
「はい、しばらくは雑用をして、お母さんの信頼を取り戻そうと思います」
今日もまたリリィが1人で中央教会に行くと言うものだから、
オレはどうにかついて行こうと、扉の前でアワアワしていた
「そ、そっか、、オレも掃除とか手伝うけど?」
「いえ、もうしばらくは1人でやってみます」
「そ、そう?」
「はい」
「そっか、、い、いってらっしゃい、、」
「行ってまいります」
ガチャリ
「、、、」
今日も1人で行ってしまうリリィ
そして、それを寂しく見守るオレ
「今日はなにしようかなー!ライもまた探検する?」
「うん、、しよっかな」
宿でもやもやしててもしょうがないので、コハルたんについていくことにする
「ミリアはどうする?」
「ミィは、、ソフィアちゃんに、聞きたいことが、、あって、、」
「わたしに?別にいいけど、なによ?」
「ふ、ふたりのときに、、聞きたい、、から、、」
「そう?わかったわ、じゃ、あっちの部屋で」
「なんでしょう?ミリア、私もついてっていいですか?」
「え?う、、うゆ、、ステラちゃんなら、、いいよ」
「ありがとうございます♪では私もここで〜」
「ふむ?それでは、わしも探検に同行しようかのう」
「そっか、なら今日はこの3人と」
「ピー!」
「ピーちゃんの4人だね」
ということで、オレたちは4人で町に出かけることになった
♢
-ミリア視点-
おにいちゃんたちがいる部屋から出たとき、
「ん?なんかこのパターン、覚えがあるわね、、まさか、、」
と、ソフィアちゃんが呟いた
でも、そのまま隣の部屋までついてきてくれる
ミィとソフィアちゃんとステラちゃんは隣の部屋に入って、3人だけになった
あ、ぽかへいも一緒だけど
「、、、」
ミーがもじもじしてると、ソフィアちゃんから質問してくれる
「ねぇ、、ミリア、、もしかして、聞きたいことって、、えっちな、こと?」
「、、こくり」
「なんですか!なんですかそれ!ぜひ教えてください!」
ステラちゃんが異様に食いついてくる
でも、ミィ1人だとどうにもできないことだから、恥ずかしいけど2人に打ち明けた
「あにょ、、昨日、、おにいちゃんに、お胸触られて、、
それに、、そのあと、たくさん、ちゅー、して、、
なんだか、、身体がもぞもぞ、、するにょ、、」
「それって、、」
「どう、、すれば、、いい?」
「ど、どうって、、そりゃ、、」
「それはですね!ライさんに抱いてもらえば解決しますよ!」
「みゅ、、そう、、なの?」
「ま、まぁ、、そうね」
「でも、、おにいちゃん、、げんきない、、」
「ん〜、そうですけど、なんだかんだ誘惑すれば落ちると思いますよ?」
「たしかにそうだけど、リリィの手前わたしたちから誘うのも気が引けない?」
「まぁたしかに、なら自分で慰めます?」
「ちょっ、あんた、、」
「じ、じぶん、、で?」
なんの話だろう、2人が言っていることはよくわからない
「ミリア、女の子はですね、好きな人とえっちなことをしたくても出来ないとき、
その人のことを考えて自分で自分を慰めるんです
そうすると、少し楽になります」
「???」
ステラちゃんは、なにを言ってるんだろう
「はい、あとはソフィア、教えてあげてください」
「な!なんでよ!あんたが教えてあげなさいよ!」
「だって、ソフィアの得意分野じゃないですか〜」
「どういう意味よ!」
「え〜、馬車作ってもらってたときも、ライさんたちのこと覗き見して、
シテたじゃないですか~」
「、、、あんた、、気づいてたの、、」
「そりゃあ、隣で寝てましたし」
「さ、さいあく、、」
「ソフィアちゃん、、ミィ、、苦しいの、、教えて?」
「えぇ?、、しょ、しょうがないわね、、」
「うふふ♪楽しいことになりそうですね♡」
ソフィアちゃんがミィが知らないことをまた教えてくれた
それをステラちゃんが楽しそうに見てくる
なんでそんなに楽しそうなんだろう
それに、そんなに見られるとミィ、、恥ずかしいよ、、
でも、、これ、、しゅごい、、かも、、




