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第144話 デルシアでのやり残し

次の日、コハルはルカロさんと遊びに出かけて行った


うちの主力級が抜けることになるので、今日の依頼は難易度を低めにしておく、

上級Bの採掘依頼だ


念のためそんな対策をしたが、コハルが抜けていても、

上級Bなら楽々とクリアできた


道中、何匹かモンスターに遭遇したが、なにも問題なく対処できた


「今度、遊牧民から買う予定の馬車だけどさ、デザインとかサイズって自由に選べるもんなのかな?」


クルーセオ鉱山の洞窟内を歩きながら、みんなに話しかける


「うーん?どうなのかしら?よく町で見るような形になるんじゃない?」


「そっか~」


「でも!どうせなら可愛いデザインのやつがいいですよね!」


「ステラはかわいいものが好きだもんね、たしかにできるなら自分たちの好きなデザインにしたいとオレも思うよ

リリィはどう思う?」


「ライ様の選んだものならなんでも大丈夫ですよ」


「また、そんな全肯定して、嬉しいけどさー」

リリィの頭を撫でながら答える


「ふふ」

ニッコリとオレを見て微笑んでくれる嫁


「あー!私もライさんが選んだのならなんでもいいです!」


「ありがと、でも、かわいいのがあったらそれにしよっか」

ステラの頭も撫でてやる


「うふふ♪はい!楽しみですね!」


「わしは狭くなければなんでもいいのじゃ」


「たしかに機能性は重要だよね

機能性といえば、馬車の揺れってもうちょっとどうにかならないものかなぁ

結構酔うんだよね、、」


「たしかにそうよね、、

わたしも、たまに酔うわ、、」


「車輪にサスペンションとか入れれないのかな?」


「さすぺんしょん?なんじゃそれは?」


「えーと、車輪を繋いでる軸と、荷台の間に、こうバネみたいなものを挟んで、

揺れてもそのバネみたいなのが衝撃を吸収する、みたいな?」


「ふむ??」


「それ、また発明品として売れるんじゃない?」


「あ!たしかにそうかも!

さすがソフィアたん!オレの発明のすごさを身を持って理解してるね!」


オレは、発明品をディグルムに売りつけて大金を持って帰ってきたとき、

ソフィアがそれを信じなくて、お仕置きした一件を思い出していた


「、、どういう意味よ?」


「どういう意味だと思う?」

ニヤニヤとソフィアの方を見る


「、、えっち」


うへへ、そんな恥ずかしそうな顔されたら、またお仕置きしたくなっちゃうじゃないか

また反抗してくれたら、もう一回やるのになぁ、、


「こいつ、またスケベなる顔しとるぞ、、

どうにかできんのか?」


「ふむ?

じゃあ、ティナたんにどうにかしてもらおうかな?」


「、、いやじゃ」


「ふーむ?」


オレは顎を持って、悩んだ素振りを見せる


ほんとティナは素直じゃない、今日わからせるか?

いや、明日まで我慢しよう

オレにはやりたいことがある

この町でやり残した最後のことだ


明日、決戦のときは明日だ


その日、オレはムラムラしながらも、誰にも手を出さず我慢して寝ることにした


隣で寝ているティナにお休みのキスをしたときは我慢できなそうになったけど、

グッと堪えた

ふぅ、、なかなかつらいぜ


そういえば、コハルだがデルシアに戻ったタイミングで町中で遭遇した

ルカロさんと楽しそうに遊んでいて、そのときにお願いされたのだが、


「今日はルカロの家にお泊まりにいってもいい?」

とのことだった

もちろん大丈夫だよ、と了承しておいた


予定では、明日の夕方には戻ってくるようだ


ふむふむ、じゃあ、その後だな

オレは明日のことに胸を躍らせて眠りにつくことにした

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