登場人物
登場人物
如月 朔羅
赤羽病院に入院中の18歳
高校生の時に白血病になっている。
中学生の時から体が弱く心臓の病気で入院中。
慧と付き合っている
坂爪 慧
赤羽病院の医者
朔羅の担当医
朔羅と付き合っている
赤羽 暁斗
赤羽病院の医院長の息子
朔羅の担当医
朔羅と慧の関係は知っている
佳月 悠
赤羽病院の医者
天馬の担当医
暁斗に思いを寄せている
獅子尾 天馬
赤羽病院の研修医
元々入院しており、今も通院中
担当医は悠
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「朔羅〜検査行くぞ」
俺の名前は赤羽暁斗。
こいつの担当医だ。
「えーやだ」
こいつはいつもいつもめんどくさい野郎だな。そんな時は。
「朔羅〜?慧に言っておまえに構わないように言うぞ?」
「え待って。それはやだ。」
「早く行くぞ。」
「鬼先生……」
はぁ。こいつは。
「朔羅ー?お口が悪いぞー?」
「うるさい!早く行こうよ!慧が待ちくたびれちゃうでしょ」
慧のことになるとこいつはすぐ動くな
「あれ遅かったじゃん」
「慧〜!」
「こいつが駄々こねてな」
慧の目の前になるとこいつは表情変わるよな
「俺の可愛い朔羅〜!」
「俺は可愛くないよ?」
こいつらイチャイチャしやがって。
「朔羅早くここに横になれ。」
「鬼先生怒ってるよ……」
こいつ。今日は意地悪してやる。
「はぁやぁく!横になれ!」
「やだよ!だってこれ痛いもん。」
確かに痛いのは分かるが俺らもやらないと行けないから。ここは鬼になるしかない。
プルルルル
「どうしました?」
「天馬わりぃ。悠連れて朔羅の検査手伝ってくんね?」
「分かりました!悠先生に伝えてすぐ行きますね!」
プチッ
「鬼先生、悠先生と天馬呼んだでしょ。」
「そうだが何か?」
「はぁ。俺も先生達みたいに普通の生活したいなぁ。」
中学生の時からずっと病院で過ごして来てるもんな。確かにしんどいよな。外出考えてみるか。
「失礼しますー!」
「げっ。悠先生と天馬じゃん。はぁ。」
「ここは俺も鬼にならせてもらうよ朔羅」
「慧まで?」
よし。やるか
「……っ!」
「朔羅頑張れてるぞ。もうすこしだ。」
「止血俺しとくよ。」
「痛い。」
「朔羅、よく頑張ったね。」
「慧〜」
これで数値が良くなっていればいいが。
まだ再発の可能性も有り得る。今回の検査で結果が良ければ今日でこの検査ともおさらばだな。
「結果出たら伝えるな。」