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地球の管理者が決まりました。  作者: ルドラ
第一章 試練編
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第三話 状況確認と初戦闘?

お目汚し失礼します。

 しばらく幼児2人を眺めて和んで居ると。自己羞恥から立ち直ったのか、山ノ内さんが話し掛けてきた。


「おじさん、私の【スキル】の項目も横棒が引かれてるだけでした」


「「私達も同じでした」」


 山ノ内さんの発言の後に、河辺さんと坂本さんも同じだったと告げてきた。


「私も・・・」


 最後に、河辺さんの妹さんも小声で自分も同じだったと追随していた。


「ふむ、このおチビちゃん2人に戦わせるなんて常識的に考えられないし【ステータス】を見れたとして文字が読めるのか疑問も残る。ここはこの2人は除外して行動を考えようか。」


「そうですね・・・」


 そうなると、まずは何からするべきだろうか?う~む


「何か案でもある?」


 お嬢ちゃん達に何か案があるか聞いてみたが、無言で首を左右に振られるだけで沈黙してしまった。


「おじさんにもこれと言って良い案があるわけじゃなけど、まず考えないと駄目な事はいくつか思い付くかな」


「どんな事?」


 坂元さんが食い気味に聞いてきた。


「うんとね、まず食べ物と飲み物の事ね。次に【魔物】が居るなら武器や防具になる物の用意かな。それと赤ちゃんとこの子の事もだね、静かに移動したい時に泣き出したりとかだと困るでしょ?」


「「「「うんうん」」」」


「特に食べ物と飲み物は重要だね」


「ですね」


「とりあえず今居る場所は安全なようだし、この広場から見えてるあの通路の方へは近づかない様にして、この広場をちょっと探索してみる事にしようか?」


「と言ってもこの子達気持ち良さそうに寝ちゃってるんだけどね。だから君達でこの子達を見ててくれるかな?おじさんが調べてくるよ」


 わかりましたと山ノ内さんと河辺さんが二人を受け取って抱き上げてくれたので、立ち上がって背を伸ばし凝りをほぐす様にして辺りを見回してみた。


 少し見た限りだと、中央付近に土砂やアスファルトの瓦礫が山積みなっており、その周りに自転車や公園のフェンスや支柱に、鉄棒の支柱と鉄棒が転がってるのが分かる。


 鉄棒は鈍器として武器の代用にはなるだろうから先に拾ってから探索してみるべきだな。


 鉄棒の残骸を今いる場所の近くに拾い集めてみると、鉄棒部分の1.5m程の鉄棒が3本と、支柱に使われてた太めの鉄柱が4本、4本とも長さがバラバラで途中に鉄棒をはめ込む金具が取り付けてある。


 鉄棒の残骸を集めていると女児が目を覚ましたと声を掛けられて、お嬢ちゃん達の方へ移動することにした。


「おはよう、お名前言えるかな?」


「こばぁしまい ちゃんちゃい~ マイちゃんのママどこ~?」

 ちゃんちゃいと言いながら指を()()()()る姿にほっこりとする。


「ママはここには居てないよ、おじちゃんやお姉ちゃん達と一緒にマイちゃんも落っこちちゃったからね、一緒にママの所に戻ろうね」(微笑


「赤ちゃんのお名前は分かるかな?」


「チーちゃんだよ~、マイちゃんのいもとなのぉ~」


「そっか、マイちゃんはお姉ちゃんなんだね、おじちゃんやお姉ちゃん達と一緒にお家に帰ろうね」(微笑


 そう言って、マイちゃんの頭を優しく撫でてあげ、安心させる。


「それじゃあ、もうしばらくマイちゃんとチーちゃんをお願いするね。この広場からは決して出ない様に注意してマイちゃんの相手してあげてて」


「「はーい」」


 山ノ内さんと坂元さんが元気よく返事してくれて安心してマイちゃんを託し、鉄棒の1本を持ち広場の壁伝いに壁を触ったり叩いたりと、色々と確認していくことにする。


 しばらく一人で調査もどきをしていると、大きな声で呼ばれてるのに気付く。


「おじさーん、来てくださいー!」


 坂元さんに呼ばれて呼ばれた方向に視線を向けると、山ノ内さんと坂元さんとマイちゃんが中央付近に居る事に気付き、近づいていく。


「どうしたの?」


 怖がらせない様に、優し気に問いかけると


「おいちゃん、ウサしゃんがはさまってゆの、たしゅけてあげて?」


 どうやらマイちゃんがウサギを助けて欲しいって事らしい。


「どこ?マイちゃん連れて行って」


 あそこ!って言いながら急に走り出してウサギに近づくマイちゃん


「あ!危ない、坂元さん達マイちゃんを捕まえて止めて!、早く!」


 山ノ内さんが走り出してマイちゃんを掴み止めた瞬間にウサギが首を振りマイちゃんの手前数十センチの地面に曲線が引かれたのをみて、ドッキンドッキンとした。


 自分も近付いて行くとウサギ?から異常なほどの殺意を感じ、一歩後ずさった。


「ちょっと集まって。

 おじさん思うにさ、あのウサギって【魔物】なんじゃないかな?

 ほらウサギってさ頭にあんな剣みたいな角?ってあったかな?」


 しかも暴れだしてからあの重そうなアスファルトの残骸の塊が崩れそうになってきたし。


「岬もあれは危険だと思う、サクラちゃんはどう思う?」


「うん、あんな大きなウサギって見た事も聞いた事もないから、おじさんの言う様に【魔物】なんだと思うしすごく怖いの、さっきから寒くてゾクゾクする感じが止まらないよ」


 そう言って、山ノ内さんは両手で自分を抱きしめる様にして微かに震えている。


「おじさんもあれが動き出したら危険な存在だと思う。だから今の内に倒す事が出来ないか頭の角?が届かない方向から近づいて行って、殴り殺せないか試してみるね。

 絶対にマイちゃんを離さない様にしてて。出来れば河辺さんの居る所に戻っててあげて欲しいな、そして説明もしてあげて」


 そう指示を出してからアスファルトの瓦礫の方に回り込み、ウサギからの視線を遮りながら鉄棒を握り締め、覚悟を決める。


 それにしてもあの剣みたいな角が怖いな。アスファルトの瓦礫によじ登り真後ろからゆっくり慎重に近付き角の長さを改めて確認すると1m程ありそうだなと目測する。どうするべきか思案してみて角を踏みつけて振り回せない様にして頭を叩き割ろうと作戦を立てる。


 慎重にタイミングを計り、ウサギの首の振り向く限界方向に小石を投げ音で気を引いた一瞬で角を踏みつけるために飛び込むも、ウサギが不意に首の向きを自分の方に変更して角が迫ってきた。間一髪で鉄棒で角を叩いたけど・・・・


「うっそ~~~~ん、豆腐みたいに鉄棒が斜めにスッパリと切断された~」


 切断面を見てみると斜めに綺麗にスッパリと切断されている。鋭利に尖ったし突き刺して使えそうにはなったけど、より一層の恐怖感が増してしまった。


 再度アスファルトの瓦礫の上によじ登り、小石を投げてウサギの意識を逸らせつつ飛び込むタイミングを慎重に測りながら、今度は小石を投げたあと飛び込むフリをしてわざと首を振らせ、タイミングを見極め飛び込み角を踏み付けるのに成功する。


「よっしゃー」


 つい声が出てしまったが仕方ないだろう、それだけ緊張感が凄まじかったのだ。後はこの尖った鉄棒で頭なり首なりを突き刺し【魔物】に止めを刺せば安心できるのだが。


 ・・・他者との暴力沙汰すら経験した事の無い自分だが、更に難易度の高い動物の命なんか奪う事が出来るのだろうか?


 鉄棒を持つ手に力が入るが決心出来ずに戸惑ってしまうも、ふと子供たちの方を向くとマイちゃんの姿を見付け、先ほどのマイちゃんへの攻撃の瞬間が脳裏に再生され覚悟が決まる。


 躊躇せずに一気に持っていた鉄棒の鋭利な方をウサギの頭目掛けて突き刺す!


「ええええええ~マジかよ!!」


 全力で突き刺した鉄棒だが先端の鋭利に尖った部分がウサギに突き刺さる所か、ぐにゃりと曲がってしまったではないか。

 手応えもまったく無くダメージを与えた感じはしなかったし、なんだかウサギの表情もドヤってる様にも思えてしまう。


 次は鉄棒を振り上げて頭に叩き付けてみるが、これも同じく鉄棒が曲がってしまっただけに終わり、なんの痛痒も与えてない事だけが手応えで理解させられた。


 それでも鉄棒が鈍器の役割をする間は殴り続けてみるが、そのうち鉄棒が鈍器の役割もしなくなるほどに壊れてしまった。


「おじさん、どうだった?」


 遠くから声が掛けられたが、それに対して首を横に振りながら倒す事が出来てないと返事を返すのが精一杯だった。


 角を踏んだまま辺りを見回すと、ラグビーボール大のアスファルトの塊が手の届く位置に落ちてる事に気付き拾い上げ、それで殴打を繰り返すがあっさりとアスファルトの塊が砕け散るだけに終わった。


 手の届く範囲に使えそうな物はもう無いし、拳で殴るしかなさそうなので覚悟を決める。


「こうなったら、殴る」


 全身に力を込めて、拳を固く握りしめて全力でなぐってみた。


「いっつぅぅ、痛った~」


 だがしかし確実に殴れたと言う手応えと感触があった。確実にダメージが入ったんだろう、ウサギが少し驚いたような顔をした様なしなかった様な気がしないでもない。


 しばらく拳で殴打を繰り返すも先に拳の限界が来て、一旦引く事にして他の案を探してみる事にする。


 慎重に【魔物】の角から足を退けるタイミングを計り角の届かない方向と位置を再確認してから、一気に角を踏み付けた足を浮かして退避する。


 子供達の所に一度戻り、鉄棒じゃなんのダメージも与える事が出来なかったと伝え、アスファルトの塊で殴ってみても同じ手応えだった事も話し、しばらくはここから動かない様にしっかりと言い聞かせてお願いし、もう一度この広場内を探索してみる。


 壁伝いに移動していると、丁度子供達と中央の瓦礫の山との対角の場所に壁が崩れてる所を発見し崩れてる場所を調べてみると。


 ふと落ちているこぶし大の鉱石っぽい物に触ってみると、【????の鉱石 Lv136】とポップアップし持ち上げてみると、こぶし大サイズなのにかなりの重量がある。


 辺りを見てみると、ポップアップする鉱石が8個見つかり、こぶし大サイズの鉱石が3つ、ボーリングピンサイズの鉱石が1つ、2Lペットボトルサイズの鉱石が3つ、電子レンジサイズの大きな鉱石が1つを見つけたが、持ち上げる事が出来た鉱石はボーリングピンサイズまでだった、それも両手で全力で持ち上げるのが精一杯だった。


 実際にも2Lサイズのペットボトルの方が小さく思えるかも知れないが、ボーリングピンの方が実は軽いのだ見た目はペットボトルより高いから勘違いしやすいのだが。


 他には崩れた壁の奥に銀色の装丁の本が1冊置かれて居たが、これは持ち上げる事も開く事も出来なかった。


 そうこうしてる間にもウサギはもがき続け、瓦礫の山から脱出しようとしているのが見える。


 急いで持ち上げれるこぶし大サイズの鉱石3つをズボンのポケットに突っ込み、ボーリングピンサイズの鉱石を両手で掴み上げ、ウサギの背後のアスファルトの山からタイミングを見計らい飛び込もうとするが、先ほどと違い小石で意識の拡散が出来なくなりフェイントを細かく出し隙を伺うしかなくなり、時間が掛かるも覚悟を決めて飛び掛かり角を踏み付けることに成功する。


 そこで一旦呼吸を整えてからウサギの頭目掛けてこの重量級の鉱石を叩き付ける!今回は何度殴ろうが鉱石が砕ける事なく殴り続ける事が出来た。


 それでも回数が嵩めば鉱石もだんだんと崩れていき、今ではこぶし大サイズの鉱石より少し大きい程度まで小さくなってしまっていた。


「はぁはぁー」


 どれ程の時間殴り続けているのだろうか、息も上がり呼吸も苦しく腕の筋肉もパンパンになりすごく怠い・・・


 しかし殴るのを止めるのは得策では無いような気がして、最初の鉱石が粉々になってしまっても、ポケットに突っ込んでいた鉱石を使いながら殴り続け、最後の1個で殴り始めて少しした頃にそれは起こった・・・


 突然、チーちゃんが大泣きしだしたのだ!


 心がチーちゃんの元へ駆け付け抱っこしたいとザワつくが、今離れるのは危険だと思いチーちゃんを抱っこしてる河辺さんに視線を向けると、親友3人組がオロオロしていた!


 河辺さんの妹さんは、マイちゃんをしっかりと抱きしめてチーちゃんを見ていたので、マイちゃんがこっちに来てしまう危険は無いとホッとする。


「河辺さん、おむつかもしれないから確認して、おむつが濡れてたり大きい方をしてたらはずしてあげて、濡れたりしてなかったら、空腹かもしれないからその場合はもうしばらく頑張って!

 こっちもウサギの上に乗ってる瓦礫からいつ抜け出すか分からないから、攻撃の手を止める事が出来ないのこのまま続けさせて貰うね。」


 そして、最後の鉱石で殴り続けてるとあきらかにウサギの頭部の形が変化してきて、頭や首の骨が砕けたのが伝わってきて、それは突然起こった。


 ウサギの全身が青黒い粒子になり中空に溶ける様に消えていったのを見て


「魔素か魔力になって還元された?・・・・」


 その瞬間、全身に激痛が走り目の前に【ステータス】画面が展開しズラッとログが流れ出した。


 まるでゲームの様にレベルUPのログが流れ続けていく。


 《おっさん 44歳 男性 Lv137》


【試練で最初に【魔物】を倒しました、最初の一歩を踏み出しし者にスキルが与えられます、スキル一つを下記項目より選んで下さい。】


【固有スキル:神眼】

【固有スキル:無限アイテムボックス】

【固有スキル:脱出】

【固有スキル:異空間創造作製Lv1】

【神の加護】


 どれも凄そうな名称だな【固有スキル:脱出】ってこれを選べばクリアって事じゃないのか?

 内容が分からないから、選ぶのが難しいな不便な選択肢だわ・・・・と呟いた瞬間


【固有スキル:神眼】:鑑定系スキルの最上位版スキル。(全てを鑑定するぜ!)


【固有スキル:無限アイテムボックス】:ラノベでお馴染みの異空間に生物以外を保管でき限界も無く時間も停止する、アイテムボックス系スキルの最上位版スキル。(生物さえ居なければ、星さえ収納しちゃうぞ、すごいね!)


【固有スキル:脱出】:自分1人をいかなる状態からでも、【ダンジョン】から脱出する事が出来る脱出系スキルの最上位版スキルMP消費もなく戦闘中も関係なしに使用可能。(これで死ぬまで戦う必要ないね!)


【固有スキル:異空間創造作製Lv1】:自分の魔力量によって異空間の広さが決まり、スキルレベル上昇で性能がUPする成長系スキル、自身の創造力により快適な空間を作り上げる事も可能。(これで家賃無用の自宅が持てるね!)


【神の加護】:神様の加護!ステータスやスキルの性能が大幅にUPし、加護を与えられた者と加護を持たない者では次元が変わる。(〔神〕の加護だよ、これさえあれば超安心だね!)


 説明が出てくれたのはありがたいが・・・・最後の取って付けた様な一言は一体なんだろ・・・

 さてこれ、何を選ぶのが正解だ・・・・


【固有スキル:神眼】が有れば????は全て分かる様にはなりそうだが、現状では生きて脱出を目指すとなると、戦力にはなりそうにないし不安ではあるな。そうなると【固有スキル:無限アイテムボックス】も水や食料が大量にあるならば今の時点でも有効ではあるが、今は何も無いからこれも無しだな。


【固有スキル:脱出】は考える必要もないな、これは無しだ、自分一人だけ脱出なんてあり得ない。


 そうなると【固有スキル:異空間創造作製Lv1】か【神の加護】の2択になるわけだけど、う~む【神の加護】があれば戦いが楽になるんだろうけど、子供達を守りながらだとどうなんだろうか?一人で6人を守り切りながら移動が可能なのだろうか、あの【魔物】の生命力を考えても加護を頂けたとしても瞬殺しながらの移動とか想像できないし、それに罠もあるような事を仰ってたし、出来れば子供達だけでも無事に地上にって思うしな・・・


 どれも〔神〕の如き凄まじいいスキルだし、【固有スキル:異空間創造作製Lv1】を選んで子供達を安全な場所に置けるなら一番良いよな!


 よし、決断しよう子供達を見捨てる様な選択は、ない!


【固有スキル:異空間創造作製Lv1】を選びます。


【固有スキル:異空間創造作製Lv1】が追加されました。


 その瞬間、頭の中に使い方が入ってきた。


【限界突破しました、スキル一つを下記項目より選んで下さい。】


【スキル:上位アイテムボックスLv1】

【スキル:上位鑑定Lv1】

【神の加護】

 New【女神様方の寵愛】


 限界突破が何か分からないが、何かを突破したんだろうか?

 早くチーちゃんの様子を確認したいんだが・・・・


【スキル:上位アイテムボックスLv1】:ラノベでお馴染みの異空間に生物以外を保管出来る、魔力量に比例して内容量も拡張され、スキルレベル上昇で時間遅延効果が発生する。アイテムボックス系スキルの上位版(通常版は時間遅延効果や時間停止効果は付かないし内容量の拡張も著しく拡張される事はないよ!)


【スキル:上位鑑定Lv1】:ラノベでお馴染みの鑑定スキル、スキルレベル上昇で詳しさが増す。鑑定系スキルの上位版(通常版よりも詳しく内容を知る事が可能だよ!)


【神の加護】:神様の加護!ステータスやスキルの性能が大幅にUPし、加護を与えられた者と加護を持たない者では次元が変わる。(〔神〕の加護だよ、これさえあれば超安心だね!)


【女神様方の寵愛】:子供達の事を見捨てずに第一に考え行動選択した事で、女神様方の関心を強く引き付け、女神様方に見る楽しみを与えた事で、加護より上位の寵愛を得られる。(女神様方の強権で新しく作られたよ・・・痛いよ・・)


 あ~うん、これは一択だね(苦笑


【女神様方の寵愛】を選びます。


 その瞬間、体が作り変えられる感じがして、穿いていたズボンがズリ落ちた!


 直後!坂元さんの大爆笑が空間を支配した!。


「・・・・・・・・・」


 赤面しながらズボンを上げ穿きなおす。


「おじさん【魔物】を倒した後、固まって動かなかったけどどうかしたの?」


 山ノ内さんが心配したのか聞いてきた。


「ああ、レベルが上がったりして、スキルを選択する様に指示が出てきたりして色々悩みながら選択してたんだよ。」


 そう言いながら、足元を見てみると3つの物が落ちていたので、手で触れてみるとどうやらドロップアイテムの様だ。

【サーベルデスラビットの角 Lv685】

【サーベルデスラビットの皮 Lv685】

【サーベルデスラビットのモモ肉50㎏(食用) Lv685】


 どれも重たいが持ち上げる事は可能なようだが、今は置いておこう。

お読み頂きありがとうございます。

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[一言] ボーリングピンって2Lペットボトルより大きくない?
[一言] 良いね!面白くなってきた
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