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地球の管理者が決まりました。  作者: ルドラ
第一章 試練編
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第十三話 日本国の混乱と、呑気なおじさん。

 朝のワイドショーのお時間です。


「ニュース内容を一部変更してお送りします」


「昨夜の0時前に流れた速報の続報ですね。昨夜23時54分頃に【ダンジョン】結界の生存者数の表示数字が1になった数分後にまた0を示したとニュース速報が流れました。

 そして今朝の7時32分にまた速報で生存者数が1を示したと流されました。それは現在継続中の様で結界には生存者数が1と表示されたままとの事です」


「これは一体どういった現象なのでしょうか?」

 コメンテーターに話を振るも。


「聞かれましても、答えようが御座いませんし、予測で物を申せる段階でも御座いませんね。〔神〕様なる存在ならお答え頂けるかと思いますが、自分には結界の不備や故障なのではとしかお答えのしようがございません。申し訳ありません」


 コメンテーターらしからぬ発言が相次いだのだが、この現象に答えを持ってる人物などこの時点では存在するはずも無いので、それも仕方ならぬことかと。


「ですよね。でも〔神〕様なる存在の用意した物に不備とか故障などあり得るのでしょうかね?自分はまだ【ダンジョン】内部で奮闘されてる方がご存命なのではと考えますが、それも断言は出来ないのですよね。

 考えても見てくださいよ。仮にも〔神〕なる存在を自称してる存在がこの様な超常現象を引き起こすだけの力があるんですよ。そんな超越した存在の用意した結界に不備があるなど考えられないんですよね。」

 違うゲストコメンテーターが不備などありえないと言い切る。


「そうすると【ダンジョン】内部ではまだ生存者が居られると考えるのが普通の事では無いでしょうかって事なんですよ」


「そうなると【ダンジョン】内部では生存者が1名居ると言う事になるわけですが、判明してる事だけで言えば、中学生が3名、小学生1名、幼児2名、大人1名ですよね、どなたがご存命だと思いますか?」


「そんなの考える問題でも無いでしょ、大人1名に決まってますよ!」


「なぜそう思われるのです?」


「自衛隊員でさえ3名も人数を減らしてるんですよ?考えたら分かるじゃないですか、子供が生き残れるほど甘くない試練だったと言う事が」


「子供を見捨てて自分の命だけを繋いでると言う事なのでしょうか?」

 女性アナウンサーが不用意な発言をしてしまい、場が一気に緊張状態に移り行く。


「君ね、そんな質問はするべきじゃないし、全国放送で何を言い出してるんですか。君の言い方だと生き残ってるのが大人1名ならまるで、犯罪者みたいな言い方になってますよ。もっと言葉を選びなさい。」 

 常識がありそうなコメンテーターに一喝され、縮こまる女性アナウンサーであった。


「申し訳ありません、不用意な発言をお詫び申し上げますと共に、私の発言で【ダンジョン】内に取り込まれてしまって残されてる御家族や知人の方々へも、お詫び申し上げます」

 形だけ取り作るような謝罪をする女性アナウンサーであった。


「本当ですよ、もう少し発言には責任を持つようにしてください。大人1名の方が無事に脱出された際にもあなたの発言によって、誹謗中傷する人々は大勢出て来ると思いますよ。あなたはどう責任取るんですか?まぁ、無事に脱出された際にそこはお考え下さいね。その時に何がどうなるかは分かりませんので」


 この後、この女性アナウンサーの発言をめぐっては日本国内で大炎上してしまい、放送局は消火活動に躍起になるのであるが、鎮火する気配も見えぬままに時だけが過ぎて行くのである。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 おじさんは、地上で自分が悪者に仕立て上げられそうになった事さえ知らない。それどころか呑気に大草原を突き進んでいるのであった。

 時には走ってみたり、自分の予測を超えた大ジャンプを披露してみたりしていた。


「これだけ激しく動き回っているのに全然疲れないし、オリンピックに出たら確実に金メダルが取れるな、ははは」


 呑気にも程があるが、昼食をサクラちゃんとナツちゃんの3人で食べた後にまた【レベル】上げと移動をすると言い、寝てる子達が起きたら昼食を食べさせてねと言付けてから異空間の出入口を開き出たのである。


 食後の運動なんて呑気な事を思いながら移動していたのであるが、本当に何も起こらないし【魔物】も見当たらない。かれこれ3時間ほど進んでるのだが一向に変化が無い。


「これは、罠とか無限回廊みたいな感じなのかな?いくらダンジョン内が謎空間にしても計5時間も進んでるのに何も無いとかあるんだろうか?

 うーん、わからん。そういや、ラノベでも一フロアを突破するのに数日掛かる話もあったしその類なのかもな。」


 また謎結論に達して呑気に移動を開始するのであった。


 ぐぅぅぅーぅぅぅぅ


 昼から水分補給だけしつつ6時間ほど移動してみたものの、なんら変化のない大草原を移動してたのだが、お腹が空腹を訴える様に鳴り出したので異空間に戻り晩御飯と子供成分の補給に戻るのであった。


「ただいまー」


「おぅちゃーん」


 お、異空間に入った瞬間にマイちゃんが飛びついて来たぞ、どうしたんだろうか?


「マイちゃん、ただいまねぇー」

「おぅちゃーん、いないない、めぇーなの!」

「ん?おじちゃんが居なかったから怒ってるの?」

「うん、めえーなの!」

「そっかー、ごめんねー」


 可愛いなぁー、思わずギューってしちゃったわ。

 そのまま、マイちゃんを抱っこしたまま、皆の所に戻ると、3時間ぐらい前からマイちゃんが、おじちゃんが居ないのを気にし出して、お外だよって言っても聞き入れなくてずっと出入口を出してる場所から動こうとしなくて難儀してたと教えてくれた。


「そっか、長時間になっちゃってごめんね、外だと時間経過の感覚がなくてさ、明るさが一定で暗くなったりしないから、6時間ぐらいかなずっと大草原を突き進んでたよ。特に何もなかったんだけどね。移動距離だけが伸びたってだけ」


「そうなんだーお疲れ様」

「さて、晩御飯作ろうかね」


 晩御飯の準備を始めようと竈を設置してある方に行こうとすると。


「あ、おじさん遅かったからもう作ってあるよ」

「そうなんだ、助かるよ」


「それじゃあ、お肉だけは今から焼くね。おじさんの好きな量を切り出してね」

「りょうかい、それじゃあこれだけお願いね」


 そう言って、800グラム程の肉を切り出して渡すと、驚かれたのだが、なんだが無性にお腹が空いているのだと、熱心にそれを伝えて400グラムのステーキ2枚とニンジンを輪切りにした物を付け合わせで焼いてもらった。


「うんまー、ナツちゃんのお肉の焼き加減も完璧だね!旨すぎるよ、良いお嫁さんになれるね!」


 つい、おっさん臭い言い方をしてしまったが、ナツちゃんは顔を赤くする事もなくスルーされただけであった。


「はぁー食べた食べた、ごちそうさま、美味しかったよ」

「おそまつさまです」


「落下した時に自転車も回収しとくべきだったよ。本当になだらかな草原が広がってるだけで違う意味で苦痛だよ。

 という事で、今夜はこれで探索は休憩にするよ。マイちゃんとチーちゃんとも遊びたいしね」


「はーい」


 食事時も自分の腰にしがみ付いたままのマイちゃんと遊ぶことにし、マイちゃんに何して遊ぶと聞くと、お馬さんって事らしいので、背中に乗せたまま異空間内を縦横無尽に走り回ってあげると、大喜びして大はしゃぎだった。


 途中で、チーちゃんも一緒に乗って大いに楽しんだのである。


 子供との触れ合いは本当に癒される。世間には幼児虐待を繰り返す親が居たり、幼子を死なせてしまう親が居るのが本当に信じられないし、許せないよ。


 自分が奪われた時間の貴重さをしみじみと痛感させられた。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 夕方のニュース18の時間


「こんばんは、ニュース18のお時間です。」

「本日の主なニュースは以上です。続きまして【ダンジョン】関係の話題に移りたいと思います」

 MCが一拍おいて。


「茨城県ひたちなか市、陸上自衛隊勝田駐屯地敷地内の【ダンジョン】の結界の表示数は3のままとの事です。兵庫県西宮市の【ダンジョン】の結界の表示は、朝からの通算で言えば、朝の時点で1になり、昼頃に0を表示した後、数十分後にまた1を表示して現在もまだ表示が1のままとの事です。これは本当にどう解釈すれば良いのでしょうか?」

 主な情報を伝えた後にコメンテーターに向けて疑問を呈するも。


「わかりませんね。こうコロコロと表示が1と0を繰り返すなんて、世界中のどの【ダンジョン】でも見られない現象のようですので」

 振られたコメンテーターも理解不能との事。


「そうですよね。このような表示のされ方をしてるのは、この【ダンジョン】だけの様ですね。世界中の【ダンジョン】では表示数が減った場合に数値が戻ったとの現象は確認されてないようですし。なぜこの【ダンジョン】だけがこのような事が起こるのか、世界中が注目をしてるとは思います」


「ですね。イギリスやアメリカのニュース番組でも取り上げられて居ましたが、何と言いましょうか朝のニュースでの女性アナウンサーの失言部分が大きく取り上げられてるのも印象的でしたね」


「あーあれはねー」


 やれやれって感じで有名お笑いタレントのコメンテーターが相槌を打ちつつ、さらに燃料を投下しちゃうのであった。


「でもさ、○○さん(女性アナウンサー)の言いたい事ってのは大半の人が思ってる事でしょ?

 私も自分の命惜しさに、未成年者を見捨てたんじゃないの?って、朝のニュース見てて同感しちゃいましたけどね」


「ちょ、何を言い出してるんですか!それは個々人の感想で有ってこの様な全国放送で垂れ流して良い電波ではありませんよ!」


 コメンテーター席に同席していた、人情派弁護士がきつめにお笑いタレントに詰め寄っていた。


「弁護士先生はさ仕事柄そう言った発言してるけどさ、本音じゃどう思ってるのよ。7名の落下者の内1名だけが大人でさ、6名が生存していないと数値が物語ってるんですよ?誰だって、生き残ってるのは大人1名だろうと予測はしますよね?そう予測したらさ、次は見捨てたって考えませんかね?」


 そのまま二人で喧々諤々と言い合ってる姿が、他の出演者には滑稽に映って居たのだが。

 お笑いタレントも弁護士に強く食って掛かる姿が、番組的に視聴率上昇効果を発揮したのであった。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 マイちゃんとチーちゃんをお馬さんごっこでしばらく遊んだ後に、水浴びする事にしたのだが、マイちゃんとチーちゃんが離れてくれないので、3人で水浴びする事になった。


「おじさんが水浴びするって言ったら、マイちゃんとチーちゃんもって言うから一緒に水浴びしてくるね」

「わかったよー」


 チーちゃんを抱っこしたまま水場まで移動してから。


「マイちゃん、お洋服脱げるかな?」

「うん!」


 元気よく返事してくれたのでチーちゃんの洋服を脱がしつつ、自分も裸になり先に水場に入って行きチーちゃんに優しく水を掛けてハンドタオルで体を優しく撫でてあげて汗をかいてそうな肘内や膝裏に腋下や首元もしっかりと汗を拭う感じで洗っていく、ボディーソープが欲しい所だ。

 次に首裏に手を添えて仰向けに寝かせて、髪の毛を優しく水を含ませたハンドタオルで拭う様に濯いでいく。子供の頭っていうのは非常に汗を掻く物なのだ。

 チーちゃんを優しく洗ってると、マイちゃんが勢いよく水場に入って来て、おじさんの顔に水が撥ねたのが面白かったのか、ちっちゃな両手で水を掬ってはおじさんの体に掛け始めた。


「マイちゃん、やったなぁー」


 チーちゃんを片手で横抱きにして、自由になった片手で水面にデコピンをして、マイちゃんの方に水飛沫を飛ばして応酬しつつ、マイちゃんを楽しませるのであった。


「キャッキャ、やーん、おっちゃん、めぇなの!」

「マイちゃんが、やうの!」


 思ったより、マイちゃんに水飛沫が飛んだ事で、マイちゃんがお怒りの様子だ。


「ははは、マイちゃんのお手てはちっちゃいからね、がんばれー」

「あーーん、だめなのぉ」


  ムキになって水面をパシャパシャする姿がとんでもなく愛くるしいのがまた、心の傷を深く深く抉るのであるが、それと同時にとても暖かく癒されてる自分が居る事も確かな事だ。


「ほらほら、そろそろマイちゃんも汗流すよ、おいで」

「あーい」


 チーちゃんを胡坐の上に横たえた状態で水場に座り、自分の横に立たせたマイちゃんをハンドタオルでチーちゃんと同じ様に、汗を掻きやすい場所を重点的にこすり洗いしていき、チーちゃんを座らせてない方の太ももの上に仰向けに寝かせたマイちゃんの髪を優しく濯いでいき、マイちゃんの水浴びは終了である。

 最後に自分も適当にハンドタオルに含ませた水を頭の上から順に流していきサッパリするのであった。


「そろそろ上がるよ」

「あぃ」


 マイちゃんもサッパリしたのか素直に水場から上がり、もう一枚用意しておいたハンドタオルで先にチーちゃんとマイちゃんを拭きあげて洋服を着せて行く。


「おっけー、お姉ちゃん達の所に行って良いよ」

「わーい」

「チーちゃんはもう少し待ってねーウリウリ」

「キャッキャ」


 チーちゃんを足元にお座りさせて目を離さない様に素早く着替えて行く


「おまたせねーコチョコチョ」

「キャァウキュキュ」


 チーちゃんをくすぐりながら抱き上げると、変な声を出して悶えている。そんな姿見せられたら、おじさんが悶えちゃうよ。


「ただいまー、サッパリしたー」

「おかえりー」

「私達も水浴びしてきて良い?」

「いいよ、おじさん外に出とこうか?」

「ううん、大丈夫だよ一人ずつ水浴びするし、マイちゃんも眠たそうにしてしるしさ、どうせおじちゃんがマイちゃんとチーちゃんを寝かし付けると思うし」


「ははは、その通りだね。おじさんも長距離をただ歩いただけだけど、疲れちゃったからチビちゃん二人と先に寝させてもらうね」

「はーい」


「皆も暗くなる前に寝床に移動して寝るんだよ」

「「「はーい」」」


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 夕方のニュース18の続き。


 お笑いタレントのコメンテーターと人情派弁護士のやり取りを、そろそろ鬱陶しそうに眺めていた、他のコメンテーター達だが、ここで変に飛び込んで自分に飛び火してもと考えて、口を噤むしかなかったのだが。


「たった今、速報が入って来ました」


 男性アナウンサーの一言で番組参加者の全員の目が一斉に集まり、喧々諤々としていた二人も沈黙し男性アナウンサーの次なる発言を待ってる様だ。


「ただいま入りました情報によると、18時49分頃に【ダンジョン】結界の表示が0に変わったとの事です。」


「またですかー、もう速報で流す必要ないんじゃないでしょうかね。1になったや0になったやとかさ、もう興味ないですよ私は。それにさ一々速報を使う価値も無いんじゃないでしょうかね?」

 お笑いタレントのコメンテーターがウンザリした表情でとんでもないことを言い出す。


「本当に貴方は馬鹿なのですか、貴方にとっては価値が無いのかもしれませんがね、この情報でも藁にも縋る思いで注視してる方々も居られるのですよ。残された御家族や御友人の方々の事を少しは慮る事は出来ないですか?」

 人情派弁護士が情報を大切にされてる方々を慮った発言で、お笑いタレントのコメンテーターに苦言を突き付けるも。


「はぁ、人を馬鹿扱いすんなよ。そりゃあんたは弁護士様なんだから賢いんでしょうがね、自分にとって価値の無い情報に価値が無いって言って何が悪いんだ。人の価値観なんか千差万別だろうがよ。それに残された人々を慮れないのかとも言ったよな。慮りたいなら速報なんか流すなって。

「1が表示された時点で残された家族の方々は既に絶望が突き付けられてるんだよ。0が表示された時には落胆しかなかっただろうよ。そこでコロコロと表示の変わる結界にさ、残された人々が寄せてる思いなんて、脱出する人が1名居るなら、他の人の事が知りたいってだけだろうよ」

 お笑いタレントのコメンテーターが言いたい事だけ言い切った。


「それでもですよ、全国放送で言って良い事と悪い事の判断が付かないなら、コメンテーターなんかするべきじゃ御座いませんね。

 もう、討論するのも馬鹿らしいので私は今後そのお笑いの方が同席されるのであれば出演を拒否させて頂きます。

 そして番組途中ですが、番組を見てくださってる視聴者の方々、本当に申し訳ありません。一定のモラルが欠如なされてる方との共演は私の矜持にも関わりますので、視聴者様方には申し訳ありませんが本日はここで席を立つ事をお許しください」


 人情派弁護士はそう言って、深々と頭を下げた後に席を立ちニュース番組のスタジオから静かに去って行くのであった。


「「「・・・・・」」」


「ふん、こっちから願い下げだね。あーせいせいしたわ」


「「「・・・・・・」」」


 他の出演者から一斉に白い目で見られてるにも拘らずに、清々しそうにして居るお笑いタレントのコメンテーターが言い切ったのが最後で、番組の終了時間が来た。


「えっと、、本日のニュース18のお時間はここまでです。また明日のこの時間にお会いしましょう」

 男性アナウンサーの締めの言葉で番組が終了する。


 後にこのお笑いタレントは、この発言が元で大炎上し全国はおろか、地方での電波を使用した放送に出て来ることも無くなった。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 夜半過ぎにおじさんは、何時もの如くチーちゃんの夜泣きにより飛び起き、チーちゃんのおむつを素早く確認し濡れてないのを確かめ終わると、やさしくチーちゃんを抱き上げ寝着くまで抱っこするのであった。


 そしてその際に、マイちゃんや他の4人の嬢ちゃん達の方も一通り視線を流し問題が無い事を確認し、安堵と共に無事に地上へと思いを馳せるのである。

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