表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界変異  作者: けんけん
3/13

3話

明るく書くつもり、まったく書けない

さて探索開始と自分に気合いを入れながら、左手で壁を触りながら壁づたいにゆっくり歩いていく。

俺は迷宮があるゲームに自分達はいると想像している。だとすればモンスターがいるかもしれない…素っ裸でスタートって現代人には難易度 高すぎだな。


これだけ暗いと距離と時間が分からないし、精神的にもつらい。


だから不安を吹き飛ばしたくて、小さい声で鼻歌を歌いながら進んでいく。この一本道がどこまで続いているのやら。


多分20分くらい歩いたと思うが、どうやらこの先は曲がり角になっているようだ。左に道が曲がっている。俺は角で両手を壁につけてのぞき見るように道の先を見てみた。

といきなり胸に衝撃を受けた。

「いたぁー」

と言いながら左手で胸を押さえながら、後ずさった。

何か小さい子供みたいな奴が棍棒のような物を持って迫ってくる。

棍棒を振りかぶってきたので左手で受ける。

「ぐぅぅ」

痛い痛い痛い。

また振りかぶってきた。今度、左肩に当たる。

痛い!その瞬間頭がカッとなる

「いい加減にしやがれ!」

と俺は叫び右手で小さい何かを殴る。

額に当たって吹っ飛び壁に当り倒れたのが見えた。

なにやら

「ギィー」

って叫んでる。


頭に血に登った俺は、そのまま走り、床に倒れてる奴の上に馬乗りになり右手で殴った、殴って殴って殴り続ける。

ふと気づくと相手がグッタリしている。

「はあ、はあ、はあ」

息が荒い、ケンカなんかあまりしたことなく、スポーツもしない28歳の俺にはこれはキツい、心臓がバクバクいってる、呼吸の乱れが落ち着かない。胸は痛いし、左手、左肩は痺れてる感じで痛い。たぶん折れてないやろうけど。

ふと棍棒が落ちてるのが目に入る。俺は棍棒を右手で取ろうとしたが、右手に力を入れ過ぎたせいか、なかなか手が開かない。

左手は殴られたせいで痛くて動かしにくかったが、左手でゆっくり右手を開く。

そして力無く右手で棍棒を持ち、俺を襲ってきた奴を観察することにする。

そもそもまだ生死の確認してない。

身長は7、80センチくらい。体は緑っぽい気がする。まるでゴブリンだな。と頭によぎる…いや、もしかして本当にゴブリンじゃないやろうか。

腰に腰巻きをしている、何か動物の牙や爪を繋げて作った首飾りをし、顔は殴りすぎて元がわからないが、人間に近い顔をしているが、人間ではない顔立ちしている、こんなに口や耳は大きいのは見たことないし、正直キモイ。

しかも鼻血をだしているが、血の色が紫だ。

ゴブリン(勝手に命名)の顔を見ていて気づいたが、どうやら生きてるようだ、かすかに呼吸しているのが聞こえる。

『生きている』

その事実に俺はホッとするこんな目にあったというのに、生き物を殺すのに抵抗がある自分がいて苦笑いする。

俺はこの気絶しているゴブリンをじっと見ていたが。

正直疲れた、台座のある部屋に戻って少し休みたい。

俺は来た道を戻ろうとして、気づいた。こいつは1匹なのか?仲間が近くにいたりしないんだろうか。もし目を覚まして、仲間を呼んだら? 赤穂さん、真央ちゃん、オッサンを守れるか…無理だな。

俺は右手の棍棒を見、ゴブリンを見て、一度目を閉じ深呼吸する。

スマンと心でつぶやき、目を開け右手で持った棍棒を全力で頭に打ちつける、1発、2発、3発目で頭が割れ中から何かでてくる。

『死んだな』

それを見て俺は意外に冷静な自分を感じる。生き物を殺すことに抵抗があったはすなのにな。

俺は自分の矛盾をおかしく思い、みんながいる部屋に戻ることにする。

自分の体が重苦しくなるのを感じながら。

これは作者の妄想でできてます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ