10話
意味不明な箇所があったので訂正
さて迷宮にたどり着いたわけだが、端末を見ながら、研修の成果でもある5感を研ぎ澄まし周り気配を探り、自分の気配をできるだけ消していく。両方とも自分で、まだまだ未熟だと思うが少しずつ鍛錬していくしかない。とりあえず未探索な場所まで行くことにする。
端末を見ていると1週間でかなり探索されていることがわかる。
未探索場所まで行くには1時間以上歩いて行かなければならない。
なのにまだ階段すら見つけられてないところを見るとこの迷宮の広さがわかる。
俺は黙々と歩いていると俺の探知に何かが引っかかる。
俺はナイフを取り出し、慎重に相手に気づかれないように進む、どうやらゴブリン2匹いるようだがどうも様子がおかしい。
よく見ると喧嘩中の、何やら槍のような物を奪い合ってる。
俺はこちらに気づいてない2匹を見ながら右手で投擲用ナイフを持ち。射程圏まで近き投げた。
そのまま大振りのナイフを右手に持ち、ゴブリンに向かってダッシュ。
投げたナイフは頭を狙ったつもりだったが肩に刺さり
「ギャー」
と声をあげてうずくまる。
怪我のないほうはようやくこちらに気づくが遅い。俺はそのままゴブリンの横を走り抜けるように走り、首に向かってナイフを当てひいた。
予想通り、ゴブリンも首は弱点だったようで、血を噴き出して倒れた。
俺はそれを見て、もう1匹のほうに目を向ける。
肩がよほど痛いのか緩慢な動きで立ち上がっている所だ。俺はそのゴブリンのわき腹を狙ってナイフを振り下ろす。うまいこと骨に当たらず刺さったようだ。ゴブリンはお腹を押さえながら倒れ、弱々しく息をしている。俺はナイフについた血を拭うとベルトにしまう。
ふと落ちている槍を拾い、2、3回振ってみる。
この槍使えそうだなと考え。…ふとどうやってお金稼いだらいいんだろ?って気づく。ゲームならゴブリンの討伐数やゴブリンの素材がお金になるけど、何か稼ぐ方法あるんだろうか。ゴブリンの死骸売れないか聞いてみようと思いゴブリンのほうに向くと、ゴブリンが淡く白い光だしそのまま消えてしまった。
俺は驚いたが、ゲームみたいにドロップアイテムでてくるのかと思い見ていたが何もでてこなかった。
俺は残念な思ったが無い物はしょうがないので、右手に槍を持って未探索エリアに向かって歩くことにした。
のんびり