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カウンターの片隅で ~数分で読める、一人呑みでの掌編小説~  作者: 橘 紫蘭


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9/9

重すぎるサービス

「フィッシュアンドチップスを。あと、少しお願いしてもいいですか?」

 いつものアイリッシュパブで、俺はバーテンダーに注文と同時にお願いをしていた。

「スパークリングワイン(ハーフボトル)を注文しますから、これを使ってカクテルの試作品を作ってもらってもいいですか? 今度披露宴の余興で自作カクテルを振る舞うことになっちゃいまして。」

とお願いした。バーテンダーは快く引き受けてくれた。

 基本的なレシピはほぼ考えていたため、あとは材料の割合による見た目と味、それに合うガーニッシュの選択だけだった。

 試作を繰り返し、フィッシュアンドチップスは食べきり、日付は代わり、ワインが無くなる前に満足の行く割合が見つかり、ガーニッシュは却って邪魔だろうという結果に辿り着いた。

「お? 誰かスパークリングワイン頼んだ?」

 その時、マスターが厨房からカウンターに顔を出した。

「橘さんがカクテルの試作用にと。」

「今度披露宴の余興でカクテルを作ることになっちゃったんで、その試作品用です。」

「おー 誰の披露宴? ご友人?」

 俺は赤面するのを自覚しながら、少し口ごもり……

「あ、その…… ……俺の、です。」

「えっ!? それはおめでとう!」

 マスターはその後、お祝いにフィッシュアンドチップスを奢ってくれた。有り難いが、午前1時に今回2皿目のこの料理は重すぎた……


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