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カウンターの片隅で ~数分で読める、一人呑みでの掌編小説~  作者: 橘 紫蘭


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7/9

チャーム

「バーのチャームなんて、所詮乾き物でしょ。俺なら絶対に手を付けないね。」

 いつものバーに向かう途中の階段で、私の前にいる二人組が何やら喋っている。

 その二人が店内に入り、ドアが閉まった後、私は一拍置いてから、ドアを開けた。

「いらっしゃいませ、橘様。」

 マスターはいつもの笑顔で迎えてくれる。カウンターにいるのは、私と、先程の二人連れ。私は最初にマティーニを頼んだ。そして、三人に同時にチャームが差し出される。

「どうぞ。本日のチャームは『水を一滴も使わずに煮込んだカレー』でございます。」

 二人組の驚いた表情。どうやら彼らは知らなかったらしい。『ムール貝の酒蒸し』『ブルーチーズのディップ、セロリを添えて』『じっくり煮込んだ野菜スープ』『そのスープをミキサーに掛けたポタージュ』…… このバーはチャームにもこだわっていて、毎回手の込んだ物が出てくる。どれもこれも美味で、はずれは無かった。

 そして、私も彼らも、チャームは完食だった。


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