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カウンターの片隅で ~数分で読める、一人呑みでの掌編小説~  作者: 橘 紫蘭


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4/9

何かが違う

 いつものアイリッシュパブのドアを潜ると、「グリューヴァインはじめました(ロート・ヴァイス)」と書かれたホワイトボードが目に入った。元々この店はアイリッシュパブと言いながらもピザトーストやバドワイザーやラフロイグや電氣ブランも置いてあり、本格的なカクテルも目の前で作ってくれる。だから、あえてドイツ語表記は無視した。

「グリューヴァインって、珍しいですね。」

「橘さんはグリューヴァイン知ってるのか。なかなか詳しいね。出しては見たんだけど、知名度が低くて全くオーダーが入らないんだよ。」

 『ワインは冷やして飲むもの』という意識の強い時代。知名度が低いのは仕方が無い。

「それじゃあ、せっかくだからグリューヴァインを。ロートで。」

「はいよ。」

 マスターは厨房に戻り…… 『チーン』という音が聞こえた後に、マグカップを持って来た。

 マグカップに入った熱々の『ただの温められた赤ワイン』。シナモンスティックが刺さり、カットしたてのスライスオレンジが浮いている。確かにグリューヴァイン(ホットワイン)と言えなくは無いが、何かが違う……


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