コラム イスラム狂気の集団 アサシン団
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モンゴルが宗教に寛容だったのは、実際の所自分達の信仰があやふやな為、半ば無宗教な人たちだったからだ。
しかし、イスラム教徒の中には支配者が改宗しないのはおかしいとして反旗を翻し出す者もいた。
その日、うらぶれたスラムの片隅で若い男が姿を消した。それは別段珍しい話でもない。街の衛兵だって動く事は無い。
しかし、若い男は連れ去られた先で目を覚ますと紫色の煙の中、美味しいお酒と料理が並び、それを若い娘が食べさせている。
文字通り食べ放題だ。お酒も料理も女の子も。ちなみに紫色の煙の正体は大麻である。
そのような夢心地の場所では何日過ごしたか分からない。日の光なんか届かない所に監禁されているからだ。
何日か過ぎ、若い男が目を覚ますとモスクの事務室みたいなところに居る。
「あれ?女の子は?酒は?つまみは?」
若い男の問いかけに聖職者が答える。
「君も天国の夢を見ていたようだね」
麻薬でしゃっきりしない頭の若い男は麻薬に冒された頭で答える。
「あれが……天国?」
「ああそうさ。また行きたいかい?」
若い男がはいと答えると聖職者はとんでもない話を切り出す。
「モンゴル人指導者の○◎を仕留めたらまた行けると啓示が出ているよ」
若い男は麻薬にやられてまともな事なんか考えられない。恐怖心すら疎らである。
「やるよ」と一つ答えたら、若い男は何の迷いもなくナイフを聖職者から受け取り、出掛けていく。
何しにって?暗殺するためにである。
あそこが天国だと聞かされた若い男は、割と目立つ所で平気に暗殺に当たった。それは天国への片道切符なのだから。
市場、モスク、議事堂、劇場。果ては凱旋パレードなんかでもだ。
これこそが自爆テロの元祖、アサシン団である。
若い男を麻薬と酒肴と女の子でアホにして、スラムの死んでも居なくなっても分からないヒトを、暗殺者に仕立て上げた暗殺者育成に特化した宗教なのである。
さしものモンゴルもこいつらには苛立ちを隠せなかった。
今も居るのかどうかは分からないけど、ゴルゴ13に出てきたので紹介しよう。
「お前は正義の士か?」
「はい。私は正義の士です」
「お前はどのように正しいか?」
「イスラムの短剣の酔うに真っ直ぐです」
「お前の正義は何によって証明されるか」
「イスラム教イスマーイール派、アサシン団である事によって証明されます」
「お前が正義の為に手にしている藻のは何か?」
「ナイフとピストルです」
「お前は正義の為に何をしようとしているのか」
……今はあまり暗殺上手く無さそうである。
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