西吉思汗に寄り添う麗しの女性達2 最愛の妻、ボルテ
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テムジンが父イェスゲイに連れられて、本当ならオルヌウト族を目指していた。
その旅路の途中、オンギラトの集落を見つけ、立ち寄った二人の前に現れ、テムジンの妻に如何と持ちかけられた女性。それこそが後の第一婦人ボルテである。
彼女の発言や行動は割と史書に残っている。
まずはテムジンが後ろ楯の欲しさにトオリルに手土産を持って行こうとした時に、貂の毛皮を嫁入り道具から出してきた時だ。
これはトオリルまでもを驚かす凄いお宝だったのだ。トオリルはこの礼に後日間違いなく役立つ事をしてくれたのである。
この奥さんの経済的バックボーンの強さよな。
また、ジャムカの元を夜逃げする前、ジャムカが意味不明な言葉をかけてきた。
それの意図を理解して今すぐ逃げ出す事を提唱している。テムジンはそれをその通りに実行したところ、テムジンの集落は挟撃される1歩手前だった事が分かった。
このボルテだけは他の奥さんと違い、誘拐された経験が有る。
メルキトに拐われた時だ。
秘史によるとそれが契機にメルキトはトオリルのケレイト、ジャムカのジャダラン、テムジンのボルジキンの三者に攻められ、滅亡の坂を転げ落ちるのだが、集史によるとケレイトが交渉してボルテは身柄を返却されている。
秘史と集史の記載の違いは、この時妊娠した長男ジュチの扱いにも顕著に現れる。
秘史だとメルキトの子か自分の子か分からないとテムジンが悩むのにたいし、集史だと拐われる前から妊娠していた事を知っていたとある。
第一婦人ボルテからして記述はマチマチなのだが、年齢だけはテムジン、後のジンギスカンの一歳年上で合っているようである。そして四男五女を見事に育て上げた、女傑である
長男 ジュチ
次男 チャガタイ
三男 オゴタイ
四男 トゥルイ
長女 コアジン・ベキ イレウスのブドゥに降嫁
次女 チェチェゲン オイラート族に降嫁
三女 アラガイ・ベキ オングート族に降嫁
四女 トマルン オンギラト、ボルテの弟の子に降嫁
五女 アルタルン オルヌウト、母ホエルンの弟の息子に降嫁
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