成吉思汗、西へ!4 ホラズムはやりやすかった
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ホラズムの最大徴兵人数はモンゴルのそれを遥かに凌駕している。しかしホラズムはモンゴルの殲滅の為に軍団を集めるような事はせず、各地の城塞の防備にあちらこちらに配置するというスタンスを崩さなかった。
モンゴル軍15万に対し40万のホラズムは、城塞に散らばり表に出なかった為に各個撃破されていく。
理由は、国王ムハンマドが猜疑心が強く、大きな軍団を任せてしまい反旗を翻されるのを恐れたからだ。
この性格の王に率いられていることもモンゴルは折り込み済み。そして各地の都市の弱点を予め知っていたのも折り込み済みである。
オトラールの隊商を送った段階で勝ち筋しかない戦争だったのだ。
ちなみに一番勝ち筋が見える作戦はオトラール手前で迎撃に40万を全て投入して全力で野戦に出る事だったろう。さしものモンゴルとて、相手にダブルスコア、トリプルスコア差の数を相手に勝てるとなんか思っていない。
次々落として兵士を葬って。どんどん兵力差が縮まるのを、ムハンマドは眺めるばかりだ。
その内にホラズムの大都市も陥落する。
ボハラ、ニシャープール等のホラズム5大都市も落ちるとムハンマドも慌てて……逃げ出す。
ムハンマドはホラズムの国中を逃げ回り、モンゴルに水軍が無い事に気づいたムハンマドは、カスピ海の島に逃げ込んだが、そこで病を得て亡くなった。
モンゴルはこのムハンマド王の死を以てしてもホラズムの滅亡とはしなかった。
いや。憎かったからではない。
王子ジェラールに感心したのだ。
ジェラールは遂に打って出た。闘将スブタイの軍に一時退却という土を付けながら部隊を拾いながら彼は東に転戦。
しかしやはり多勢に無勢なのである。
背中にインダス川の断崖絶壁。周りぐるりをジンギスカン、各皇子、四駿四狗が囲う中、最後の携帯糧秣を腹に収めさせたジェラールは最後の突撃を命令する。
自らも二、三人のモンゴル兵を斬り伏せた後、踵を返して後ろに駆け出した。
ジェラールは止まらない!
断崖絶壁に飛び込んで行ったのだ!
ぎょっとするモンゴル兵を尻目に、飛び込んで死んだ馬を投げ捨て対岸に辿り着いたジェラール王子を認めたジンギスカンは皇子達を集めて諭した。
「我々モンゴルはこの通り精強だ。しかし神々から常勝不敗を約された訳ではない。負ける時も有るだろう。その時お前達、あそこまで逃げられる気概を持て!」
皇子達も頭を下げて敬意を払う。ホラズム侵攻はこのジェラール王子の逃げっぷりに免じて終了した。
この後ジェラールはインド諸州の一部をまとめ上げ、モンゴルに再戦を挑むのだが、これは後日の話であり、それは完全にホラズムではなくその亡命政権だ。
ここに王子を残してホラズム王国は一旦滅亡。モンゴル帝国はシルクロード交易路をガバッと確保したのである。
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