成吉思汗。高原の王者への道2 トオリルは信用ならない
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コイデンの戦いの翌年、トオリルとテムジンは両者でアルタイ山脈の向こう。ナイマン攻略を企画した。
両者でナイマンまで滅ぼし、モンゴル高原を二分割してやろうぜと言う計画だった。
トオリルは未だ健在ではあるが、今一つ息子に恵まれなかった。戦に紅化粧をして出掛けるちょっとナルシストなのかなぁ?
知恵が今一つなサングンと言う息子だ。
その跡継ぎサングンに新しい配下が加わった。
「果たしてテムジンの行動は宛に出来るでしょうか?奴らが帰ってしまった場合、ケレイトはこの場で滅亡しますよ」
何やら物騒な物言いをしている男の名は『ジャムカ』今やタイチウトを失い、コイデンでは帰順する配下も少なく、戦力をガクンと落とした彼は、トオリルのお馬鹿さんな息子、サングンに接近したのだ。
サングンはテムジンをあまり信用していない。かといって顔以外でテムジンに勝てそうな要素もない。
トオリルが倒れる前に知恵袋になりうる人材が欲しくて、それが売り込みに来たのだ。要するにそれがジャムカだ。
「お前頭いーなー。よしオヤジに話してくる」
サングンにも意図は伝わった。要するにテムジン討伐をナイマンに放り投げてしまえというのだ。
「お前。ろくでもない友達が居るようだな」
父親トオリルの言い様は割と酷いが、納得はした。
「よし。撤退する。気取られるなよ。かがり火は焚いたままにしておけ」
突如見限りを始めるトオリル。色んな人の頭に有る願いは同じだ。ただ一人の草原の覇者でありたい!
特にトオリルは年齢も年齢だ。しかも後取りがあんまり良くない。ここで全てをキメてサングンに安定した高原を渡してやりたいのだ。無駄に優しい親心である。
ジャムカはジャムカでトオリル亡き後このアホの子サングンから高原の覇者をむしりとるなんて赤子の手をひねるより簡単だ。
テムジンがケレイトの逃亡に気付いたのは翌朝だった。
ボルジキンの陣営は蜂の巣つついた大騒ぎだ。モンゴルに蜂が居るのかは知らないけど。
ボルジキンも逃げなくてはナイマンの良い餌だ。
「よし!逃げ出そう。さっき来たこいつらはその先鋒かよ!」
そこにはナイマン兵の死体が転がっている。テムジンの部族は自力でその先触れ部隊を蹴散らしていたのだ。
とにかく逃げる!殿軍は相変わらずジェルメだ。
テムジンの逃亡劇は割とスムーズだった。
先ほどの先触れを蹴散らした事から援軍を頼みに行っていたからナイマン側も対応が遅れたのだ。
ところがトオリルから困った連絡が来た。
「後退したらケツに噛みつかれたの!助けて!」
幕僚陣はわあわあ言い出す。
「あいつら、死ねば良いのに!」
「この敗北はケレイトのせいだぞ!」
テムジンは一喝した。
「黙れ!」
この人達は今逃げている真っ最中だ。要するに馬の上でこんな会議をしているのだ。
全く。変な所で器用な人達である。
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