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王都の攻防

第2騎士団の団長である、ベンだ。

今私達は東門の辺りを何とか守っている。


「皆、固まれ!背後を取られるな!」

「はい!」


何とか鼓舞のために声をかけるが

正直な所敗走かと頭がよぎる。


「ベン隊長!む、向こうに敵影です!」


こんな時に増援か!?


「何人かわかるか!?」

「一人です!」


一人なら大勢に影響はない

ゆっくり守って、時間稼ぎをするんだ

しかしそんな決意も一人の敵の出現に霧散した。


「どうも、ワタシは第7魔団長ピグリです。

 ワタシが来たからにはもう安心ですよ

 なぜなら苦しまずに、死を迎える事が

 出来ますからね。」


な、何という事だ

まさか遂に魔団長クラスまで出てくるとは。

ここは覚悟を決めねばいかんな。


「おまえら逃げろ!!雑魚は切り捨てながら

 東へ後退するんだ!」


皆から驚愕の声が出てくるが


「良いから逃げろ!!ここは俺が食い止める!」


ピグリは笑いながら

「ワタシを一人で止める?何秒持ちますかね?

 せいぜい頑張って下さい。」


その間に第二騎士団は撤退する。

そして俺はピグリに斬りかかる。


「はぁ!」

上段の両手の振り下ろし、避けられるかと

思ったが、何と片手で受け止められた

そして顔面が熱くなり、気がついたら

倒れていた。


「ワタシを何秒止められるか、結果は3秒でした」


どうやら気を失っていたのは一瞬だったようだ


「じゃあ、もうアナタで遊ぶのはやめて狩りに

 出ましょうか。」


ああ、ちくしょう、俺はここまでだ


----------------------------------


『おい、何やってんだ?仮装野郎』


「ベン騎士団長!」

パーシバルが倒れてる騎士に駆け寄って行った


「ほうほう、これはまたザコがたくさん」


『おい、ランス、こいつムカつくから

 やっちまえ。』


「はっ!承知しました!」


『じゃあ俺たちは先に行くな、あとから

 追って来てくれ』


そう言ってランスと仮装野郎の横を歩いて

抜けていく。


「ちょっと待ちなさい、アナタ達、、

 何の真似です?」


仮装野郎の首元にランスのレイピアが

添えられていた。


「・・・・」


そうして俺達は次の戦場に向かった。


----------------------------------


さて、皆いなくなったね

「どうも、魔団長さんとお見受けするよ」


いつもは軍を率いるものとして規律を重視してるけど

今は誰もいないしね。素でいいよね。


「どうも、第7魔団長のピグリと申します。

 アナタ話し方が変わりましたね」


「こっちも色々事情があってね」


「そうですか、アナタはどのくらい

 持ちますかね?」


そう言ってピグリは攻撃を仕掛けて来た。


キィン!

カン!

ガィーン!


「ほう、アナタ強いですね。」

「君もなかなかやるね。」


それからは一進一退の攻防が繰り広げられた


「ふはははは!ワタシの本気を見せてあげますよ!」


「・・・・」


そう言ったピグリの魔力がより一層高まる

そして体が光ったと思うと異形と化した

ピグリは突っ込んできた。


ガァン!!


今度は流石に吹っ飛ばされた。


「ほぅ、これでも倒れませんか」


「あいにくだけど、これ以上時間を使ってる

 暇はなさそうだよ」


ピグリは不敵に笑い

「それはアナタがワタシに倒されるという

 意味ですか?」


「そうだね、じゃあ終わりにしよう」


これはビクトル様以外知らない僕の力

水の魔力を鍛えるとどうしてか覚えた

静かに相手の先の先を取る

ビクトル様は明鏡止水と言っていたか


相手の初動、その少し前に相手の体を切り裂いた。


「バカめ!諦めたか!」


「じゃあね、残念だけど、ここまでだ」


「何をバカなことを言って・・・・」


ピグリは真っ二つに斬れた。


「だから終わりだって言っただろ?」


さっさと前を追うか、なんか嫌な予感も

するしね。



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