三つ目の町の城も突破
三つ目の町に来た。
かなり裕福な感じで街並みや城も
しっかりしてる印象だ
以前のメルデス領よりも栄えてる感じだな。
結局城攻めを仕掛ける事になったが
敵はまたしても横陣で特攻を仕掛けてきた。
なんか考えもなく横陣特攻って
ちょっと疲れて来た。
『トリストラ、まあ任せる』
「はっ!」
トリストラは頭を下げて、相手の方を見据える。
ドラは既に鳴らしてあるので、両者共に臨戦体制だ
ちなみに相手の兵は5000だ、それの半数以上
3500が横陣を敷いて突撃して来ている。
「ガレス隊!横陣変形斜陣で受け流せ!」
トリストラの指示が響く
「はっ!承知しました!斜陣受けの構え!」
『いきなり、斜陣とかできるのか?』
「ガレス殿はやりますよ。」
トリストラは自信満々にいう。
その言葉通りに斜陣で受けた敵の勢いを
上手く受け流し、敵横陣は少しずつ中央に
寄っていった。
「ボウガン!撃て!」
トリストラの声が響くと
中央に寄った敵集団にボウガンの雨が降った。
『セバス、これってガレスか?トリストラか?』
セバスはニコリとして
「お二人でしょうな」
『そうか』
トリストラはここまで戦略豊かでは無かった
気がするんだよな、ガレスの加入が
良い方向に動いたみたいだな。
そうこうしているうちにトリストラ率いる中央が
ボウガンの攻撃を受けて、錯乱している
敵中央を攻め立てていた。
「ガレス隊!挟み込め!」
ガレスが今度は敵背後に回り込み、トリストラ隊と
連携して挟み込んだ。
『良い感じだな。』
「そうでございますな」
そのまま相手を押しつぶし、決着した。
なんだかんだで白兵戦は近代兵器が無くても
圧勝なんだよな。
三つ目の城は大きな城壁の後ろに
本体がある形だな、トリストラどうすんだ?
敵は1500を城壁に投入して城壁を
守り切る算段だろう。
「あれの砲撃準備を!」
トリストラが声を上げると投石機が
攻撃準備に入った。
出し惜しみ無く一気に行くつもりか
「撃て!」
トリストラの号令と共にファイアが装填された
鉄球が5個城壁目掛けて飛んで行った。
「第二陣!撃て!」
さらに追加で5個城壁に吸収されていき
城壁が崩れ、彼方此方で炎が上がった。
その後相手と戦う事なく、城壁を破壊し
城内へと進軍したトリストラ軍は
無事に三つ目の町を突破する事が出来た。
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私はガレス、先の戦いでマクスウェル軍に降った
今私は先の戦いで降伏しなかったら、自分達が
どのようになっていたのかを、まざまざと
見せつけられている。
白兵戦では、我々も兵法を少しずつものにして
トリストラ軍長の指示の元なんとか戦えている
非常に戦いやすく、今まで何をしていたのだろうと
思い返すばかりだ。
この後の攻城戦はガレス隊は待機となっていた為
この目にしっかりと収める事が出来た。
我々がやられた時もそうだったが
まず攻城兵器の射程が長すぎる。
私が知る攻城兵器はどれも隣接して
兵を移動させるものや、城壁を攻撃するもの
ばかりであったが、数100メートル先から
攻撃されては反撃もままならない。
次に攻撃に使われる鉄球
ただでさえ大きな攻城兵器は持ち運びも
大変なので、木製の躯体に木製の武器が
主流であった。
しかしマクスウェル軍の兵器は威力のある鉄球。
しかもファイアの込められた特殊な仕様である。
こんなものが射程外からどんどんと
投げ込まれては、たまったものではない。
今も相手の城壁に敵兵の姿は確認できるが
こちらへの反撃のそぶりはない。
ただ鉄球を打ち込まれ、城壁は燃え上がり
圧巻だったその姿をみずほらしく変えていく。
「いや、ほんとすぐに降参して良かった。
こんなの命がいくつあっても足りないわ」
そう一人口にするのであった。




