鉄道開通
西側の統一戦争からなんと一年が過ぎた。
この間には色々な出来事があった。
まず領民がこの一年で10万人を超えた
特にマクスウェル領都周辺の町は5万人を超える
大所帯となり、かなり設備が近代化してきた。
元ノース、サウス、ネクストア領でも1万を少し超える
人口となった。
領地が大きくなりサーダ商会以外に大きな商会が
2、3立ち上がり、競争しながら互いに力を
高め合っている。
戦闘力に関しては元のマクスウェル領の堅固な
防御壁は健在で、ダイガンの標準装備や
さらに弾速の速いマシンガンの設置が進んでいる。
旧ノース、サウス、ネクストア領は
時代をやや先取りしたような、堅固な木材の壁に
櫓を組んで、ボウガンを設置した。
旧ノース、サウス、ネクストア領はそのまま
ノース、サウス、ネクストアという名にした。
マクスウェル領の発展状態を前面に出すわけにも
いかないので、3つの町は人口を抑えつつ
富裕層はマクスウェル領側へどんどん移住させている
そして今日は鉄道の開通式である。
『セバス、鉄道路線は問題ないか?』
「はっ!ノース、サウス、ネクストアそれぞれ
路線に問題なし、機体に問題なしです。」
『それで俺はノース行きに乗るのだな?』
「そうです、サウスにはアルス、ネクストアには
サラが向かう事になっています。」
『そうか、しかしようやくここまで来たな。』
「はい、長かったです。」
『ノースまでの所要時間は何分だ?』
「1時間の予定です。」
『車だと?』
「1時間半程度です。」
『他領の馬車だと?』
「丸2日はかかるでしょうな。」
『最高だな!』
そうしてマクスウェル東駅を出た列車は
1時間ほどでノースへ到着した。
ちなみにだが、マクスウェル東駅は東の玄関口と
なっており、防御壁の一部となっている。
防御壁より中へ入ると、より一層近代化した
ディーゼル列車が走っている。
話を戻して、ノース駅
『マクスウェル領の北!南!そして東に
列車が走るようになった!皆どんどん
利用してくれ!』
ワーワーワー!
「ビクトル様、これより後2時間ほど帰りの
列車が動くまで時間があります。」
『ふむ、ちょうど昼時だし、ご飯にするか!』
「は!では市井の食堂にお好みそうな場所が
ありましたので早速向かいましょう。」
ここからは馬車での移動だ、流石においそれと
車を走らせるわけにはいかない。
市井の食堂を堪能したビクトルは駅の行列にびっくり
しかし皆笑顔で列車を待っていた。
『早くもっと良い環境にしてやりたいな』
そう呟き、より一層領地の繁栄を心に誓うのだった




