対アディ三戦目
まさかここまで一方的にな戦になるとは、、、
敗戦の将アディはこの戦を机に這いつくばりながら
思い返す。
アディ軍はビクトル達の想定通り一万の自軍のみで
出撃して来た。副将にアレクスを配置し自身は大将
として、この戦を終結しに行くつもりだった。
しかしアディ側はまさか相手が総攻撃を仕掛けてくる
とは読んでいなかった。弱りに弱ったシャンデラを
蹂躙し、勢いをつけるつもりだったし、そもそもが
縦列の軍の配置で順番に戦をこなしていくスタイルの
西側の領主の戦い方から、明らかにメルデスを除く
全軍が出て来ている相手の陣形は、全く訳が
わからなかった。
「アレクス!敵はこちらより数が多いぞ!!
大丈夫だろうな!」
アディは唾を飛ばしながら、アレクスに確認する
一方アレクスは落ち着き払って
「大丈夫です、兵法が崩れねば負ける事は
ありえません。単細胞のゴドンはやられましたが
この私が指揮する限りアディ様に勝利を
お届けできるでしょう。」
それを聞いたアディは笑みを浮かべ
「わかった!敵を蹂躙せよ!我が軍の強さを
見せつけてやるのだ!」
そして戦が始まった。
敵は左右の1500がいきなり突っ込んできた
こちらは2000で迎え撃つ。
敵の左右が同時に突っ込んでくる事に意表を
突かれたか、アレクスの指揮がやや後手に回る。
「中央2000前進!乱戦に持ち込むぞ!」
左右が時間を稼いでいる間に中央で乱戦にして
立て直そうとしているようだった。
しかし、敵左右の1000ずつが中央の行軍を
挟み込み、あの長距離の武器を持って
攻撃を仕掛けてきた。
それによって中央2000は敵中央とぶつかる前に
ほぼ壊滅、左右の敵を追おうにも、射程が長すぎて
届かず。行軍を継続、反転敗走しようにも
かなりの痛手を被る。結局中央はそのまま行軍を
継続し、敵中央と当たった時には瀕死の状態
すぐさま敗北し中央は惨敗。
「な、なんだあの武器は!!魔法よりも長距離なんて
私は聞いてないぞ!!」
アレクスがかなり動揺しているがアディの方が
動揺が激しかったようで、家臣も皆ドン引きだった
中央が惨敗していた頃、左右も非常にまずい状況だった
敵将のサラ、ウェインが上手くこちらの力を
いなしながら戦っている、押しも引きも無い状況で
疲弊し始めた兵に中央惨敗の一報が入り
さらに士気が落ち始める。
そのタイミングで左右の敵の攻撃が苛烈さを増して来た。
疲弊した、兵達は次々とやられ始める。
敵左右の将の強さが異次元なのもあるが、作戦が見事
先ほどまで中央を挟んでいた、兵がそれぞれ合流して
数でも負け始めると、あとは坂道を転がるように
敗北、左右も惨敗した。
第三戦初日、1万対1万1500で始まった戦いは
残存兵力らアディ軍4000、シャンデラ軍11000となり
アディ軍の惨敗となった。




