三戦目の前に
二戦目が終わり、またも首脳陣が集まっている
今回はサーダ商会がもてなす夕食で
超豪華な食事がテーブルに並ぶ。
舌鼓を打ちながら、盛り上がるのはやはり
今日の戦果と明日の作戦だ
「今日の戦いは危なげなく完勝だったな」
メルデスが肉を口に運びながら話す
「クロスボウというあの遠距離武器は
とてつもないですな、アディ軍の騎兵が
バタバタと倒れていく様は爽快でした。」
「クロスボウもそうだが、歩兵が着用していた
武器と防具、我が領地のものとは全く
物が違った。質が良いとかではなく
明らかに物が違った。」
口々に出てくるのはサーダ商会、マクスウェル領の
武器や防具の賞賛だ
『褒めていただいて、ありがとうございます
今後共、サーダ商会をご贔屓に』
「こちらからも是非お願いするよ。」
そうしてサーダ商会が用意した夕食も
絶賛されて、良い雰囲気の中、明日の第三戦目の
話に突入した。メルデスが考えを述べる
「明日はアディ軍全軍で来ると思うのだが、
どう思う?」
プラグ、キールが返答する
「そうですね、4陣の人員を加えて将がアレクス
アディ軍としては必勝でしょう。」
『そうですね、加えて1万対3千、絶対に潰しにくる
でしょう。』
俺がそう言うとシャンデラが困ったように
「明日は厳しい戦いになりそうだな。」
鎮まりかえった食事の場で俺は提案した
『明日のこちらの陣形はメルデスさんの軍以外の
総力戦で行きませんか?
ここでアディ軍を堕とす事ができれば
流れを完全にこちらに傾ける事ができます。』
他の四人は、たしかに、と頷く。
「どのような布陣で臨むのだ?」
メルデスの問いに答える
『中央にシャンデラさん、右にプラグさん、キールさん
左に私の軍で布陣します。
中央には軍師としてサボ、護衛としてアルス
それぞれ1000の兵を付けます。
右は全勢力4000で布陣します。そして左は大将サラ
副将ウェイン、3000で布陣します。
これで、中央4500、右4000、左3000の11500
となります。』
他の領主は大いに頷き、これで行こうと
決まりつつあったが、俺はさらに提案する
『しかしこれでは、もし相手も総力戦で来た場合に
対応できません。相手の数は22000にもなります
そうなると、非常に苦しい戦いとなるでしょう。
中央が10000、左右に6000と想像されます。』
皆一様に顔を見合わせる。
『一時的にマクスウェル軍に指揮系統を移管して
いただけないかとの相談です。
左の将にサラ1500、右にウェイン1500、中央は
変わらずサボとアルス2000、それに皆さんの
兵をそれぞれ、右にプラグさん2000、左に
キールさん2000、中央にシャンデラさん2500
中央4500、左右3500とします。』
「我々に異論はない。ここまできたら、
マクスウェル軍に頼らせてもらうぞ」
メルデスさんが返答し、他の3人も頷く
さて、実際にはどちらで来るかな?それとも全く
異なる陣形でくるか?
明日勝負だ!




