ウェイン対ゴドン
俺はゴドン、アディ軍の大将にしてアディ家の剣と
呼ばれている。
今俺はアディ、ビーム連合対メルデス連合の
初戦を任されている。
相手はシャンデラ、アディ家から比べれば
小さい領だが、シャンデラの戦の上手さは
それなりに聞こえてくる。
奴が小細工してこようが何してこようが
俺はいつも通り、ただ敵に一直線に突き進み
一騎討ちでシャンデラを屠る。
そして戦いが始まり、初撃は俺の突撃が
相手を大きく崩した。
しかしシャンデラも噂に違わぬ実力者だった
突撃の陣形はどうしても縦長になりやすい
そこを狙われた。
左右から挟み込まれて、後方と俺の本体が
分断されてしまった。
「怯むなぁ!俺が必ずシャンデラを取る!
ついて来い!」
本隊の士気はピンチだが上がった。
着いて来られなかった後方も、実力はある
何とか生き延びるだろう。
そして突撃を続け、シャンデラは薄くなった中央を
厚くする為、後方の部隊を半分に割った
これで後方の部隊が攻勢に出られる筈だ。
シャンデラは兵を巧みに動かした、やはり
強い。しかし俺を止めるには少し数が
足りなかったようだ
遂にやつの前にたどり着いた。
シャンデラとの一騎討ちは爽快だった。
この俺と一合でも撃ち合える奴がいると
思わなかったし、追撃もかわしやがった。
それでも、俺の方が個の武では上だった
少しずつ押していき、奴は武器を落として
立たなくなった。
その時後ろから悲鳴と歓声が聞こえた。
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「やっと、先頭に追いついた」
ウェイン隊がゴドンとシャンデラのいる場所に
到着した。
「なんだ?貴様は?」
ゴドンが振り返りウェインに問う
ウェインがそれに答える
「マクスウェル軍のウェインだ、宜しく」
ゴドンが完全にウェインの方に体を向けて
「おまえは一騎討ちの場に乱入してきやがって!
標的変更だ!まずはおまえからぶっ倒す!」
言い終わるかどうかくらいで、武器を上段に構えて
突撃してきた。ウェインはそれを軽々いなした。
「マグレは二度続かんぞ!」
ゴドンはさらに攻撃を続ける
槍斧をブンブンと振り回し、重そうな攻撃が
ウェインを襲う。
ウェインはそれをいなす。
ゴドンはそれを見て、大いに笑い
「守るだけでは勝てんぞ!」
ゴドンの攻撃は凄まじさを増している。
「なあ?そろそろ本気で攻撃して来ないのか?」
不意にウェインが放った言葉だ。
ゴドンは攻撃しながら
「なんだとぉ!!守りしか出来ていない貴様が
そんな事を言うとはなぁ!!次が俺の全力だ!」
ゴドンは槍斧を両手で持ち、大きく振りかぶって
「そぅらあああ!!!」
それを振り下ろした。が
カイィィィン
ウェインは難なくいなす。
「これで、いっぱいだったみたいだな
じゃあ今度はこっちから行くぞ」
ゴドンは怒りに任せてまた大きく振りかぶった
「生意気だ!!クソガキがぁ!!」
「シッ!」
ウェインが発した言葉だ
ゴドンの体に穴が空いている。
「弱すぎる、さて、初戦は終わりだな。
勝鬨を」
シャンデラに向けて促す
呆気に取られていたシャンデラはウェインの言葉に
我に帰り
「敵将ゴドン!ウェインが討ち取った!!
我が方の勝利だ!!」
こうして初戦はメルデス連合側の勝利となった




