王国西部統一戦争開戦
アトヨ攻略から4か月が過ぎた。
実はあの後メルデス家と同盟を結んだ。
理由は王国西部の安寧とメルデス家ならば
我々のマクスウェル領を秘匿にしてくれそう
だったからである。
そして今日この日はメルデス領で
西部の全領地が激突する戦争となっている。
当然だがマクスウェル領も参戦する。
『今回の戦にはガンの関連と蒸気機関は持っていかん!』
ビクトルがそう宣言したのには訳があった。
この世界では、オーバーテクノロジーなのだ
こんな技術を持っていると知れたら後々大変な事になる
だから今メルデス領に赴いているのは
サラ、アルス、ウェイン、サボ、ビクトルと
その兵総勢5000人だ。
ランス、セバスは領地に何かあった際の為
残って貰った。
そしてこの戦いはメルデス側がかなりの劣勢である。
メルデスの兵が30,000人
シャンデラ家が4,000人
プラグ家が2,000人
キール家が2,000人
そして我がビクトル家が5,000人
合計43,000人
対してビーム、アディ家筆頭の反乱軍は
ビーム家20,000人
アディ家20,000人
エルダー家4,000人
パルク家4,000人
サル家2,000人
ミトン家2,000人
合計52,000人
数的には中規模の領地二つ分の差がある。
さらにこの戦は一軍から大将までを一直線に
隊列させる形となった。
これは元々の西側の領主の戦い方のようだ。
『メルデスさん、この戦ウチの戦力を見かけ
2000人にして残りの3000を伏兵として
配置してはどうでしょうか?』
ダメもとでメルデスに聞いてみると
「ふむ、確かに向こうはマクスウェル家を
最西の辺境と見ている可能性がある。
別に兵を分けても構わない。」
『ありがとうございます!』
絶壁の聖騎士アルスと俺を残して、サボ、サラ
ウェインは待機。
『サボ!』
「はっ!」
『万を超える軍同士の戦だ、最初は戸惑う
かもしれんが、すぐに順応してみせろ。』
『サラ!ウェイン!』
「「はい!」」
『恐らく第一軍は死闘になる、俺の予想では
ビームかアディが出てくる筈だ。
対してウチはシャンデラさんのとこだ』
サラとウェインは顔を見合わせて
「暴れられますね!」
二人とも喜んでいた。
『暴れるのは良いが決して命を落とすなよ』
二人は笑顔で頷いた。
『アルス!』
「はっ!」
『俺たちは第三軍だ、ここを落とすと
負け戦になりかねん!死守するぞ!』
マクスウェル軍は士気を高めていった。
第一軍はアディ軍とシャンデラ軍
その数20,000対4,000となった。
シャンデラ軍はシャンデラがそのまま将として
立つが、アディ軍は4軍からなる部隊構成で
特にヤバいのが、第一陣を務めるゴドン
第三陣を務めるアレクス。
個人の力量は西部の国でもトップに数えられる。
どちらかと言うとゴドンが個人の武力
アレクスが軍の力を使う事に長けている。
まずシャンデラは最低でもこのゴドンを
倒さなければならない。
シャンデラも西部では割と大きな領地の主で
能力も高い。しかし戦闘となるとゴドンに分がある
そして、その初戦が開戦される。




