アトヨ領の領都陥落
『さて、これがマクスウェル領の新兵器だ』
ビクトルの後ろには、蒸気機関の車、その後部に
連結されているのは、超大口径のガン。
『大砲でもいいけど、ここはダイガンと名付けよう』
ダイガンが10機射程距離2キロのその悪魔は
アトヨ領都へ砲門を向けて領都より1キロの
位置に並んでいる。
主の号令を待つダイガンは鈍い輝きを放ち
静かにただずんでいる
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「マクスウェル軍が攻めて来たぞ!」
領都の主要な建物で一斉にかかった声
「奴らの狙いは領都でも力のある、この建物だ!
避難しろ!」
皆、その声に呼応して従業員は避難を開始。
この声の主はサーダ商会のメンバーだ
彼らの目的は敵重要施設の洗い出し、
攻撃前の一般市民の避難
そして屋上に登った彼らは、順番に狼煙を上げる。
ビクトル達に攻撃拠点を知らせる為の狼煙だ。
狼煙が上がったら彼らも素早く逃げ出す。
そうしてアトヨ領都内の目ぼしい施設から
狼煙が上がったのだった。
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「クソ!クソ!クソ!リウスもクシィも負けた
だと!?領都の守備は大丈夫なんだろうな!?」
ジヤーク=アトヨの声が領館に響き渡る
「アトヨ様、ご心配なく。我ら近衛を含む守備隊
侵略者を領都内へは決して踏み入れさせません!」
近衛隊長がアトヨを宥めるように返事をする。
「報告します!」
そこに伝令が入ってきた。
「なんだ!?次から次へと!?何があった!?」
苛立ったアトヨが文句を言いながら促すと
「領都内の主要な建物から狼煙が次々と
上がっています。何か作戦でしょうか?
守備兵が困惑しております。」
伝令が一息に話すと
「そのような取り決めは無かったな!?」
一様に皆アトヨを肯定する。
これが表す意味は敵の計略か何か、狼煙が
上がった時点で時既に遅しかもしれない
「守備兵に伝達しろ!敵は中に入っている!
見つけ出して即刻排除しろ!
領都正門はそう簡単には落ちん!」
皆一様に頷き、伝令を走らせた。
ドッゴオオオーン!!!!
いきなりの轟音が響いた。
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『よーし、狼煙が上がったな。』
ビクトルは街の各所に上がった狼煙をみて
ご機嫌そうに、ダイガンの方を向く
『今回は今まで出番が無かったが、サボ、
打ち方ヨーイ!』
サボがビクトルの号令に手を上げる。
『てぇ!!』
サボがビクトルの合図と共に上げた手を振り下げる。
ドーン!ドーン!ドーン!
ダイガンからファイアを封入した、直径50cmの弾が
まずは三つ飛んでいく。
すかさずサボが手を上げて、また振り下ろす。
ドーン!ドーン!ドーン!
ドッゴオオオーン!!!
守備兵がいる、門、柵を越えて
領都の重要施設に着弾した音が聞こえた。
ものの10分で領都の主要な建物を破壊
到着して、1日掛からずに敵領都を落とせたのは
快挙だ
『さて!帰るぞー!しっかり片付けてな!』




