同盟は結びまーーー
同盟の話、結んでいただけますか?
とメルデス家に言われた。どうしようかな?
確かにここで同盟を結んでおけば、守って貰える。
でもな。
『申し訳ないがお断りさせていただきます。』
バンは真っ直ぐこちらを見つめ問いかけてくる
「何故ですか?」
『勿論西の列強であるメルデス家と同盟を結べば
西の端の弱小である我々は守られるでしょう。
しかし、一つ懸念があります。』
「ほう?」
『我が領地が持っている、サーダ商会です。
商会は西の各領地と取引を行ってます。』
バンはわざとらしく
「はて?それならば、我々の領地のみでも十分な
お釣りが与えられると思いますが?」
俺は首を振りながら
『ダメなのです、同盟領から人の引き抜きは
流石にできません。
更に各地の情報を商会を通じて掴んでいます。
これらを捨てる事はできません。』
バンはまた俺を真っ直ぐ見て
「わかりました。では同盟の話しは無かった事に
しましょう。」
『そうですね、私共は中立の立場として
西側諸領の行く末を見守ります。』
「一つお願いできますか?」
『何でしょう?』
「戦時の不可侵条約を結びませんか?」
『それならばいいですよ!あとは交易も
今より厚くできませんかね?』
「願ったりかなったりです。不可侵条約と交易に
関する条約の締結をいたしましょう。」
それからは早かった、お互いのやる事なす事に
ケチはつけるなよという不可侵条約と
交易に関する条約締結を終わらせて
バンはメルデス領に帰って行った。
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2ヶ月後
『セバス、各村の村長を集めて会議をするぞ』
「はっ!」
セバスは凄まじいスピードで各村と連絡を
取りに行った。
しかし、この領地の人間の優秀さは予想以上だ
東と領都の汽車が運行を開始した。
大体時速40km程で走るので馬車の2倍以上はやい
今は残り3つの村にも線路を敷いている。
完成予定は2ヶ月後だ。
他にも南の村の石鹸は、洗顔やボディーソープ、
シャンプーまで広がり、化粧品の開発も進んでいる
北の村ではミスリルという金属が取れるようになり
個人の武器や長距離攻撃用の武装が検討されている。
また、防具もミスリルを使ったものを製作し
軍隊での標準装備にしている。
西の村では大型帆船以外に小型の蒸気機関船が
漁や防衛の任務で海上を行き来している。
船がかなりの距離を走れる様になっているので
外洋探検に行っても面白いかもしれない。
我が領地は繁栄しまくっている!
だから同盟は結びません!
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マクスウェル領
人口10000人
領都4000人、西南北村各1000人、
東(ミランの町)3000人
軍隊2500(正規軍)




