追い詰められたネクストアと新たな敵
今この会議で追い詰められているのは、
コザ=ネクストアである。
「どういう事だ?ネクストアよ。」
ネクストアは噴き出る汗を拭くこともせず弁明した
「兵の数が足りなかった。やつら一度目の侵攻に
ビビったのか堅固な塀を築いていた。
しかし!敗北と言ってもやつらの兵力を削ぎ
その塀もある程度破壊しておる!
再度兵を徴収し攻めれば、マクスウェルごとき
潰すことができる!」
ネクストアはある事ない事口からでまかせを
吐き出した。
ダァン!!
机を叩いたのはビーム
「貴様、口から出した情報は真実なんだろうな?」
ビームはネクストアを睨みつける
「あ、当たり前だ!」
ビームは一枚の紙を取り出して読み上げる
「ネクストア領軍1000、マクスウェル領軍不明で
戦闘開始、ネクストア領軍は200の歩兵を前進
さらに魔法兵を射程距離ギリギリに配置
そこでマクスウェル領軍の超長距離攻撃を受け
魔法兵は敗走、歩兵200と4人の軍長も
超長距離攻撃にて敗走。さらにマクスウェル領軍の
追撃部隊に蹂躙され戦闘開始一時間足らずで
ネクストアは敗走。マクスウェル領軍に一つの
キズをつける事なく戦闘は終わった。」
ネクストアは噴き出る汗と震えがとまらない。
アディが更に続ける
「マクスウェル領は周囲を険しい山々に囲まれ
東の道からのみ行き来が出来るようだが
そこには堅固な砦が出来ているらしいぞ?
知っていたか?」
ネクストアはアディの言わんとしている事を
理解し、顔面が真っ白になっていった。
ビームが少し話題を変える
「そういえば、皆最近サーダ商会というのを耳に
しないか?」
皆大凡聞いたことがあるのか、うなづいている。
しかしネクストアは全く耳にした事もない
ビームが続ける
「サーダ商会は絶対に領地の中央に近づかない
辺境の地に根付いて商売をしている。」
「そして、安価で品質の良い品物を辺境に
落として行ってくれる。」
とアディが続きを話す。
皆はうなづいているが、ネクストアは何のことだか
さっぱりわからない。
アディが続ける。
「この商会、どこの所属かわかるか?」
やっぱり皆うなづいているがネクストアは
わからない。
「マクスウェル領だ」
ビームが声にするとネクストアは一瞬何を
言われているのかわからなかった。
「あれだけの物が外に出せるという事は
領地内も大変潤っているのだろう。
各領地から移住者も出ているとの事だ。」
ビームが宣言する
「ノース、サウス、マクスウェルを
落とす時が来たぞ!」
ノースが返事をする
「我が領地小さいながらに精鋭
1500準備ができていますよ」
サウスも続き
「こちらも1500準備完了だ」
ネクストアは気づいた、自分は泳がされていた。
戦力を確認する為に当て馬にされたのだ。
ネクストアは誓った、この会議に参加している
全ての領地を見返してやろうと。
アディが締める
「では各領地!侵攻を開始するぞ!」
「「おお!」」
誰もネクストアを見ない、まるでもう
存在しないかの様に
このあとネクストアはどう動くのか。
そしてどうやら次のマクスウェル領の相手は
ノース領とサウス領総勢3000との戦いのようだ




