訪問者
ネクストアが攻め込んで来てから一週間が経った。
凄いもんだね、捕虜を説得しに行ったら
すぐに寝返っちゃうんだから。
兵士50人ばかりが全員寝返りました。
特に興味を引いたのが
名前:ウェイン
スキル:槍術、投擲、逆境
こいつはサラの攻撃を剣で受けた、しかし持っている
スキルは槍術関係。槍に持ち替えればかなり
戦力アップになる。
名前:マーリン
スキル:火魔法、水魔法、土魔法、風魔法
こいつも盾を持って突っ込んで来ていた兵士。
しかしスキルは完全に魔法一辺倒。
こいつに後で魔法を教えて貰おう、多分スキルが
生えてるから使えるはずだ。
そんな感じでワクワクしながら屋敷に戻ってきたら
セバスがいつになく慌てている
『どうしたんだ?』
セバスはこちらに気がつくと凄まじいスピードで
近づいてきて。
「メルデス家より使いの方がお見えになっております
現在応接間にてお待ちいただいております。」
『メルデス家?ってあの西側の領地で最も栄えている?』
セバスは大きく頷き
「そうです、そのメルデス家です。」
『なんかやらかしたか?俺』
セバスは首をかしげ
「さあ、サーダ商会やネクストア防衛で何か
メルデス家の機嫌を損ねたのでしょうかね?」
『人ごとみたいに言いやがって。まあいい、すぐに行く』
いや、マジでメルデス家と戦とかになったら
本当にヤバいって、なんかやらかしたかなぁ?
と考えながら歩いていたら、応接間に着いていた。
扉を開けて挨拶をする。
『どうも、お初にお目にかかります
領主のビクトル=マクスウェルです。
お待たせしまして申し訳ありません。』
驚いたことに相手も席を立ち頭を下げてきた
「いえ、こちらこそ急な訪問となり申し訳ありません
メルデス家の使いとして来ました。
バンと申します。宜しくお願いします。」
バンさんに席を進めて自分も座る
『本日はどのようなお話で?』
「実は此度メルデス家が西方地域の統括を行えと
王家より勅命を受けました。そのご挨拶に
各領地を回っていたのですが。」
『何かあったのですか?』
バンの表情は暗い
「メルデス家に対して叛旗を翻す動きを察知しました
実際には15領の内10の領地が、統括に反対で
残り5の領地を併合し、力での統一を目論んでいる
ようです。」
なるほど、ウチは今のところ中立というか
そんな話来たこともない。
「そこで、当主のエスクラ様より、5領地と
同盟を結びたいとの勅命を受け、参った次第です」
『私としては非常にありがたい申し出ですが
こんな西の端の領地でいいんですかね?』
この質問の意図は、同盟後にこんなはずでは
と言われて不敬で攻められても嫌だし。
とか思ってたらバンがすぐに返答をくれた。
「エスクラ様はこの領地に非常に興味をおもちです。
ネクストアを寡兵で破った軍事力。私が直に確認した
領地はかなり富んでいるように感じました。
こちらとしては、十分に見返りのある同盟領地と
考えています。同盟の話、結んでいただけますか?」




