マクスウェル領侵略
忌々しい!マクスウェル家の分際でこの
コザ=ネクストアに楯突くとは!
グスの時のようにペコペコしていれば良いものを!
前回の敗戦だって別に手を抜いていた訳ではない
純粋な敗戦だった。
俺がいかにショボい領の領主で圧政を引いている
からと言って、そこまでわからないほどバカではない
しかし他の領主にああまで言って啖呵を
切ってしまったからにはやるしかない
なんとか徴兵して集まった兵1,000人
あと500は集まるかと思ったが、どうも何個か村が
廃村になっているようだった。
正直西側の辺境の村なんぞ、いくらでも潰れて構わんと
思っていたが、こんな所で割を食うとはな。
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「おい!明日にはマクスウェル領を火の海に変えて
やるんだ!気合いを入れていけよ!」
コザの鼓舞にならない檄がとんだ。
テントには6人が集まり作戦会議をしている。
「明日の作戦はどうなっている!?」
「はっ!」
そう返事をしたのはネクストア領軍師のバーク
「まずは200の歩兵に盾を持たせて様子を見ます。
相手は恐らく砦から弓で攻撃してきます。」
コザは忌々しそうな顔をして
「前回はそこで大敗を喫したんだったな。」
バークは続ける
「弓が来たら、こちらは魔法兵で牽制し歩兵を
前身させます。」
コザはまたしても怪訝な顔で
「相手の特攻部隊にやられたんじゃなかったか?
前回は」
バークは更に続ける
「そこで、集まっていただいた軍長達の力を
存分に発揮していただきたいのです。」
バークが4人を見回す。
その後を追ってコザも見回す
「そうか、お前たちも今回は出るのか」
4人はそれぞれ返事をしてこの日の会議は終わった
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翌日明朝より開戦
予定通り歩兵を前進させて、魔法兵を定位置につける
しかし攻撃が来ない。
「バーク!どうする!歩兵前進か?」
「軍長を投入して開門するようにしましょう!」
軍長を前線に据えて、歩兵を更に前進させて行く
ヒュン!
風切り音と共に聞こえる悲鳴
「ぐわぁ!」「こちらの射程外だそ!ぎゃっ!」
悲鳴が聞こえたのは前線ではなく、魔法兵の位置
「何が起こっているか!?」
バークは汗を拭い答える
「魔法の射程外から攻撃を受けています。
一度魔法兵を下げます!」
コザは幾分か余裕ができたのか。
「わかった!退け!」
魔法兵が後退した。後退が完了した頃に
今度は全然の歩兵から悲鳴が上がった。
コザは悲鳴に似た声で
「バーク!!状況は!?」
バークは青ざめて答える
「歩兵の盾を安易と貫通する矢による攻撃が
はじまりました!三分の一がやられています!」
コザも青ざめて
「軍長はどうした!!?」
バークは青ざめた顔をさらに青くし
「2人が戦死されました。」
「クソ!クソ!どうする!!」
戦争はまだもう少し続きます。




