西側領地反乱の芽
ここは西側でも2番目に大きいビーム領の領都
その屋敷の一室。
「国王もなぜメルデスなんぞに、勅令を送ったのだ
あんな、人口だけで力も無いような領地に
西側を管理することなどできん!」
そういきり立つのは、ビーム家当主セブン=ビームだ
「全くだ!西側の治安はビーム家と我がアディ家が
保っているというのに!あんな東側に恐れをなして
何も出来ないメルデスに何ができる!」
ビームに同調したのはアディ家当主エイエス=アディ
その他にこの部屋には
エルダー家
パルク家
アトヨ家
サル家
ミトン家
ノース家
サウス家
ネクストア家
の8人がいる、つまり15領の内10領の領主が
集まっている。
「ネクストアよ」
ネクストア家の当主コザ=ネクストアは脂汗を
感じながら、ビームに返事をした。
「なんだ?」
「貴様、裏切り者のマクスウェル家に大敗した
らしいじゃないか。」
マクスウェル家が裏切り者と呼ばれるのは
グスがこの集まりに参加していたが、さっさと
王都に雲隠れしてしまったからだ。
「ふん!あんなものたまたまだ!寄せ集めの
山賊みたいな奴らが勝手に突っ込んでいって
犬死にしただけだ!」
ビームは不信感丸出しの顔でネクストアを
睨みつけたがすぐに視線を外し
「アディよ、この一年だ!一年で西側を統一するぞ」
「ビームよ、了解した。西の管理をおこなうのは
我々だというところを東側に突きつけてやろう」
ビームが続けて指示を飛ばす
「まずだ、ここに来ていない5つの領地だが
メルデス領はビーム家とアディ家が一年以内に
討ち滅ぼす!」
「シャンデラ家については、エルダー家、パルク家に
任せる。」
エルダー家とパルク家の二人がうなずく
「アトヨ家はサル家、ミトン家と共にキール家と
プラグ家を落としてくれ。」
三家も無言で頷く
「最後にマクスウェル家はノース家、サウス家、
ネクストア家に任せたぞ?」
コザ=ネクストアが声を荒げて反論した
「待て!俺の領で対応する!他の二家の助けは
必要ない!」
ビームとアディはため息をつきながら
「各戦線の作戦などについては、任せる
単騎で挑んで問題なら、それで落としてくれて
構わない」
ネクストアは怒りで引き攣った邪悪な笑みを浮かべ
「(3ヶ月だ!なんとしてもあの小僧!3ヶ月で
潰してやる!このコザ=ネクストアを
コケにした事を後悔させてやる!)」
ネクストアは席を立ちさっさと退場していった。
「ふん、あの様子だとネクストアはマクスウェルに
勝てんだろうな。」
ビームが述べるとノース家とサウス家が
「とりあえず泳がせます。」
「勝つなら勝つでいいでしょう、負けるなら
戦力分析を行い、準備を整えます。」
それにアディが同調して
「そうだな、しかしマクスウェルは気味が悪いな
ノース、サウス十分に注意してくれ我らが大義は
この後だ」
ビームが頷き
「西を取ったら、いよいよ東を攻める!そして
王国を・・・・」
彼らの話はまだまだ続く




