東の村の砦が完成!
俺が領主を継いでから7ヶ月の月日が流れた。
サーダ商会は好調で、周囲の領地を駆け巡り
順調この上ない利益を出している。
さらに周囲の領地から人が流入し、領地の人口は
2000人を超えた。
領都には800人、西、南の村はそれぞれ200人、
北の村は集落を併せて300人、そして東の村は
500人にもなった。
領都には学校を作ることに成功した。
子供だけでなく、大人も学べるようにしてある。
農業が完全に軌道に乗り始めて、早いものは
二度目の収穫を迎えているが、ここでも豊作。
俺の前世の知識を教育する、研究機関も設けて
技術よ発展を促している所だ。
そして今日俺は東の村に来ている。
『セバス、もう東の村ではなくて、名前をつけて
町にしてしまうか?』
「それは良いお考えかと」
『実は東だけは既に決めてあるんだ』
「ほほう、何という名ですか?」
『ロラン、東の玄関口の町の名はロランだ』
セバスは目を見開き
「それは、良き名前でございまず。町人も
さぞかし喜ぶでじょう。」
二人そんな事を話しながら、東の門があった場所まで
やってきた。
『遂に完成したな。』
セバスも上を見上げて
「そうでございますな。これは壮観です」
今俺たちが見上げているのは、新しく出来た砦だ
「どうですか!?ビクトル様!俺たちが腕に
よりをかけてこさえましだぜぇ」
『元気そうでなりよりだ、ボグズ』
話しかけてきたオッサンはボグズという名で
この町の大工の棟梁をしている。
「中を案内する前に外観を説明しましょうかい?」
『何か面白い仕掛けでもあるのか?』
ボグズは首を捻りながら
「いやぁ、特にはないですぜぇ、守りを考えて
槍や弓が隠れて打てる場所は確保しましたが」
俺の言ったことをしっかり守ってくれているようだ
『じゃあ、外観から行くか』
外観を確認しに行ったが、かなり出来が良かった。
もう少し研究が進んで、大砲や銃が出来たら
どんなに強固な砦となろうか!今からワクワクする。
次に内部構造。
『かなり広いな、ここはどういう部屋だ?』
ボグズが答える
「ここは、基本は籠城した際の兵の休憩広場ですぜ
それ以外には野戦病院にもなり得ますぜ」
『病院!?』
セバスがフォローにはいる。
「まだ、領内には医者のスキル保持者がいませんが
直ちにお触れをだしましょう。」
『それもそうだが、野戦病院について現状を
教えてくれ。』
ボグズが説明してくれた
「野戦病院は名ばかりで、医療関係者なんてのは
皆無なんですぜ。
でも、怪我人を寝かせておける場所や、栄養補給
の場所として使われてますぜ。」
セバスが補足してくれる
「医療従事者が、多い領では、病院としての機能を
持ってはいます。
それとは別に治癒院が回復してくれる所もあります。
我々も使い勝手を良く考えておかねばいけません。」
砦が折角出来たのに、医療に欠陥があったなんて
今まで何をしていたんだか。
かなり時間をとってしまったが、他の部屋も見て周り
かなり良い出来である事が確認できた。
次は医療にメスを入れるか




