領地に移民がやってきた
サーダ商会が隣接する領地を回り
稼ぎ出している頃、東の村に移住希望者が
400人程やってきた。
これは今の領都に匹敵する人数で、ウチの領地が
抱える人数としては非常に多い、しかし幸いにも
土地だけは広いため、なんとか受け入れられそうだ
『今から面談をする、村の広場に集まるよう
伝えてくれ。』
「かしこまりました。」
セバスはいつものように素早い動きで外に出て行った。
移住者にはもちろん挨拶をするが、鑑定を行うのが
メインだ、良いスキルを持っている者が何人いるか
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広場に集まったのは移住希望者400人と
それぞれの村の代表、6人と俺。
早速俺から挨拶を始める。
『マクスウェル領にようこそ!
ここは数ヶ月前まで廃墟の様な領地だった
だが、これからは違う!皆も見えるだろう
廃墟から数ヶ月でご覧の様に街並みは変わった!
皆にもこの様な生活を営み幸せに生きて欲しい!』
今の間でざっと見た感じ
内政関係の仕事につけそうな人間が20人
兵役につけそうな人間が150人
農作業系スキル保持者が100人
鍛冶スキル保持者が20人
坑夫になれそうな人間が20人
漁師系スキル保持者が30人
建築関係が20人
木こりが30人
商人として花咲かせそうなのが10人
その中でもかなり優秀そうなのが
名前:アルス
スキル:聖騎士、光魔法、状態異常耐性極
名前:ジーナ
スキル:礼儀作法、政治、計算
名前:ストロフ
スキル:研究者、探求者、幸運
内政関係者はまず領都に集めて、政治の勉強。
その後各村へ配属し、村長の補佐をやってもらう。
兵は領都にまず50人と東の村に100人、それぞれで
教育を実施してもらう。
東の村はそのまま境界地域の守りに入ってもらう。
領都で鍛えた50人は20人を領都に残して
残った30人はそれぞれ10人ずつを北、西、南へと
配属する。
他のスキル持ちもそれぞれ得意分野のある
村へと移住してもらうことになる。
『これで、少しは領内に活気が出るだろうか?』
誰に話した訳でもない、そんな言葉にセバスが答える
「間違いなく、いい方向に進みます。
この領地には、これから人が集まりますよ!」
セバスが今までに見せた事のない、表情になっている。
『だといいなぁ。』
「これから、ここからが大変です。」
『わかってるさ、ここからが本当の勝負だ』
そう言って一層気を引き締めるのであった。




