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配置転換

領地軍の視察を終えた翌日、朝はぐるっと領都を回って

午後にボブ、サボ、サラを執務室に呼んだ。


『ご苦労、呼び出してすまないな、掛けてくれ。』


3人を椅子に座らせ、話を続ける。


『今日呼んだのは、配置転換をしたいと思ってな

 該当者がお前達だったということだ。』


ボブは息を飲み

サボは顔を青くし

サラはニコニコ笑顔でこちらを見ている。


『昨日の訓練について、お前達はどう思う?

 なあ、ボブよ』


ボブは汗をかきながら答える。


「僭越ながら、私はあれ以外の方法を習っていないので

 今までの訓練が良かったのか、悪かったのかは

 わかりません。」


少し意志を帯びた目が俺の目を捉え、話を続ける


「しかし、ビクトル様にあれだけやられてしまっては

 やり方が間違っていたとは思います。」


『ふむ、じゃあサラはどう思う?』


サラはニコニコしながら答えてくれた。


「みんな体力がなさすぎるかな?ちょっと頭でっかち

 もっと走り込んだ方が良い。」


『そうか、じゃあサボはどう思う?』


サボは少し考えて


「質問の答えとは少し違うかもしれませんが、個としては

 あれでも良いのかもしれませんが。

 領地の軍 と考えた時には集団での戦闘技術を磨くべき

 と考えています。」


俺は少し考えて


『では配置転換についてだが、まずサラ。』


「はい!」


『隊長に任命する!』


「はい!・・って、隊長ってなんですか!?」


サラは感情を表に出して質問してくるから

分かりやすくていいな。


『軍の中を更に小さな集団に分けたものだ、

 今はとりあえずサラの部下を5人つけよう、

 人選はサラに任せる。』


「了解しました!」


サラからサボの方へ顔を向ける


『サボ、お前には軍長をやって貰う。』


サボはキョトンとした顔をして


「え?俺がですか?」


『先程の返答は素晴らしいと思った。お前なら

 軍をもっと盛り立てていけると信じている。』


そう言われたサボはボブの方に目線をやる


『そうか、ボブ』


ボブは真っ青な顔をして


「は、、はい。」


『今まで、ご苦労だった。今後の配置は』


ゴクリ


ボブが息を呑む


『農業地帯の責任者に充てる。』


3人共が驚いた顔でこちらを見てくる。


『ボブ、お前は自分のスキルが何か知っているよな?』


「は、、はい。」


『自信を持て、軍では活かされなかった力を

 今こそ存分に発揮して貰うぞ!』


「はい!」

ボブは目に涙を溜めて大きな返事をした。


『では、早速軍に赴き、通達と挨拶をしてこよう。

 ボブはそのあと農業地域に挨拶だ。』


その後、軍にて通達を出し、皆を大いに驚かせた。

サラ隊の5人の訓練はサラに一任するが、集団戦闘などは

軍に従うことで合意。


サボが軍長になる事に一部反発があったが、黙らせてやった

何か問題が起これば、俺が動く事を明言してきたので

まあ、大丈夫だろう。


続いて農業地域に赴き、ボブを責任者にすると宣言をしたら

こちらは意外に暖かく出迎えてくれた。

ボブ自身もスキルはあるが知識や経験が無いため、まずは

教育を受けながら、少しずつ責任範囲を増やしていくよう

指示を出した。


配置転換が良い結果を出してくれると良いな。

さて、明日は領都で鑑定でもするか。

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