第四話 何でレベル下がった?
仕事が多忙のため、更新したばかりなのに更新頻度が落ちていますが申し訳ありません。ですが今後もう少し頑張ります。
今回もちょっとふざけた回です。しかし、ちょいちょい重要な話もあります。お付き合いください。
次はしっかりと目の前にテレビ画面があるように思い浮かべながらステータスと唱える。
HP:-54555
MP:-46521
STR:????
ATK:????
VIT:????
DEF:????
????。おっと文字が見えなくて俺まで言葉が出てこなかったぜ。とりあえず主要なものだけ確認するも文字が見えない。ほかにもいくつかあるが、どれも同じように?になっている。
ナビ。なんで数字が見えないんだ?
【今のレベルでは見る必要がないからです。とりあえずはヒットポイントとマジックポイントさえ確認出来たら十分です。それ以外のステータスはこの地域では使いませんので。】
こいつ想像以上に使えねぇ。質問に対しての返答が一切ない。いやあるにはあるんだが、有用な返答がない。とりあえず進むとしよう。
いくら進も木のみ。ずっと木。
「木が気になる。」
ふふふ。
【面白くないです】
こいつこんな時にも喋るのか。お前普通に話せるなら最初から話せよ。
【………それよりも、このまま真っすぐ行くと町につきますよ。】
えっ。道がわかるの?なんで最初に言わなかったの?それ分かるってことは近道や獣が出て来ない道も案内できたと思うんだけど。
普通に話せるのかという話がどうでもよくなってしまった。それはそうだ。今一番大事な事だ。今後スムーズに行くことができるか変わってくるからだ。
【今現在はチュートリアルです。ここ一帯には強い獣。モンスターと言われる生物はいません。】
なるほど。うん。なるほど。ふざけやがって。こちとら自称神の奴の勘違いで殺されたのに。取り合えず現在は色々知るための段階ということだな。
((ぐぅ~))
うん。忘れていた。お腹が減っていたんだ。最初の段階の話をすっかり忘れていた。それ以上の話が出すぎていて小さなことを忘れていた。ナビが食べ物の位置教えてくれないかな。
【ワーキャットは食べることができます】
遅くない?今それ言う?置いてきちゃったよ。とりあえず使えないナビは置いておいて食べ物を探すか。
歩き出す。その間、ナビが話すことはなかった。歩いていると今までで一番大きな木が目に入った。上を見上げると木の実が実っていた。おいしそうだ。食べたい。お腹が極限まで空いているため、なんでも美味しそうに見えてしまう。いっその事、その辺に生えている草も美味しそうに見える。だが、我慢だ。とりあえず揺らしてみよう。
〈ガサガサガサ〉
〈バキっ〉
ん?木が倒れ始める。おかしい。そんなに強く揺らしていない。それなのに倒れるなんて。
テレレテッテレー。軽快な音楽が流れる。
ん?さらにおかしい。何で急にレベルの上がった音が?間違えた。レベルの下がった音であった。
これでレベルが2下がったということか。そういえば自身のレベルを確認していなかった。
「ステータス」
先ほどのステータスの一番上にとてもとても小さな数字が書かれていた。レベル-26と書かれていた。レベルダウン音1つにつき1レベルじゃないのね。1つの音でいくつ下がるのか分からないということだ。いちいち確認するしかない。
おっと。忘れていた。まずは倒れた木の実だ。取りに行く。沢山落ちていた。手に取り食べる。毒があるかなどは気にならなかった。木になっていた実だが。
口に入れる。甘味が広がる。そして一粒食べるだけでお腹が結構膨れた。さすがファンタジー。いくつか食べてお腹が満たされた。お腹が満たされると色々な疑問が浮かびあがった。
何でレベルが下がった?
レベルタウン音あてにならないですね。一番あてになってないのはナビですけど…
今後重要な話がどんどん出てくるかもしれないです。もうしばらくチュートリアルにお付き合いください。