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俺のレベルがさがり続けてるんだけど!!!  作者: 竜神
第一章 勘違いで転移されてもやるしかないよね
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第二話 何もわからない

二話目です。ただただ主人公が混乱している話です。面白さには欠けるかもしれませんが、実際に異世界に行くとこんな感じになると思います。是非とも皆様も一緒に混乱して今後を予想してみてください。良い意味で期待を裏切る作品にしていきたいと思っています。

あのじじぃは今後成敗しましょうか。

 状況を整理することにした。

 よし整理しよう。まずは神様に勘違いで殺される。そして異世界に転移される。転生といっても過言ではないのかもしれないが。そして...そして...そして...

 うん。それだけだね。整理する程情報もない。悲しくなってくる。かっこよく情報を整理することにしたと考えたものの、整理する情報がない。もちろん現状を考える情報もない。本当になんてことをしてくれたんだ、あのじじぃ。本当にどうしよう。何もわからない。


「よし。考えていても仕方ない。周りを散策してみよう!」


 虚しくなるとついつい声って出ちゃうよね。しょうがない。

 まずは周囲を見渡す。何もない。

 そう。何もないのだ。自身の手持ちさえも。神様、もといじじぃが何かしら必要な道具を揃えてくれていても良い気はするが、何もない。自分の勘違いで俺を殺しておいて、まさか何も寄越さないとは。チート能力が何かもわからない。


「くそじじぃ!せめて説明ぐらいしやがれ!」


 大声で叫んでしまう。それぐらい怒りが爆発している。説明もなしに異世界へ送られて手持ちも何もない。情報もない。今あるのは辺り一面、木のみ。ここはどこなのか。何故森なのか。そして能力は何なのか。全くわからない。

 そうだ異世界ものでもよくあるあれを言おう。


「ステータスオープン!」


 しかし、何も起こらない。中二病くさい発言を大声で言って恥をかいただけである。散々である。悩むだけでこんなに時間使うのももったいないよな。辺り一面見たところで何もわからない。今度は少し歩いて見て回ることにする。

 少し散策してみるが、景色に変化はない。もっと進むと何かあるかもしれない。もう少し進んでみる。


((ぴちゃん))


 これは水の音だ。景色が変わるであろう現実に嬉しくなり早足になる。予想通り水辺にでる。川だ。川がある。走って近づく。しかし、気づいてしまう。何かいる。犬のようであるが、犬じゃない。何を言っているのか?俺が聞きたい。見た目は犬のようではあるけど犬じゃない。言っている意味をわかってもらいたい。俺は誰に語り掛けているんだろうと思いながらも隠れる。息

を潜める。


((ぐぅ~))


 あっ。そういえば初詣に朝から行っていて何も食べていない。そんな事考えている余裕はない。ほら、犬もどきもこっちを見ている。気づかれているだろうこれは。目が合う。


「こ、こんにちは」


 がばっと口が開く。それも大きく。それはもう大きく。ほら犬のように見えて犬じゃなかった。だと思ったんだ。回れ右してダッシュで逃げだした。しかし、すぐ後ろから音が聞こえてくる。それは追いつかれるよな。心臓が破裂しそうな程鼓動しているがなぜか無性に落ち着いている。逆に方向転換して犬もどきに向かって走り出した。犬もどきの突進をかわす。だけど上手くいくはずがないよね。運動も全然していないんだから。死んだと思いながらも犬を遠ざけようと勝手に両手を前に突き出していた。すると犬がはじけ飛ぶ。えっ何が起きたんだろう。自分でもわからない。

 テレレテッテレー。軽快な音楽が流れる。何が起こったのか全く分からない。頼むから誰か説明してくれと、返事が返ってこないことが分かっていても願ってしまう。それもそのはず。全く

わからないのだから。


【ナビゲートが開始されました。レベルが下がりました。】


 は?急に頭の中に声が響いた。ナビゲートーが開始されたようだ。何故レベルが下がるという疑問をぶん投げながら。うん。何もわからない。


ここまで情報が無いって話を長引かせてやっと最後に異世界っぽくなってきました。次話から段々と話が進んでいきます。レベルが下がっていきます。もちろん主人公のですよ。話のレベルじゃないですよ。

ここは題名の通りなので下がっていくと言うことを言っても問題はありません。しかし、どのように進んでいくのかは楽しみにしていてください。

今回もお付き合い頂きありがとうございました。

不定期での更新にはなりますが、次第に定期的な更新にして、更新日を決めていきたいと思います。

それでは次話の更新でまたお会いできるのを楽しみにしております。

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