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とらぶる3...携帯とはどういう意味か分かりますか?

えー、非常に今更だったりするんですが……えぇ。これは作者が自己満足するために書いた小説です。

ですから、一部文章がでたらめになってたりします。もしかしたら全部でたらめかもしれません。

書いてて楽しくなるような作品を目指して書いています。あ、もちろん、繋がれた手も楽しいではありますが、これはなんていうか……軽いノリで書けるっていうんでしょうか。


何が言いたいのか分からなくなりました。

では、これ以降はそういったノリが許せる方のみお進みください。

 両手&首&背中に三人分の荷物、プラス俺が入れられていた大きめのカバンを持ち、俺は三人の背中を見失わないように懸命に歩いていた。ック、社会人や学生の視線が痛いぜ。

 時々、俺を見てクスクスと笑っていた高校生やら中学生やらがいたが、俺は精神的にも肉体的にも疲れきっていたんだろうか、もう何とも思わなかった。笑いたきゃ笑えよ。アハハハハ。

 しかも、花園の歩くペースは普通の社会人の約一・五倍。物凄くファストなので俺の疲労加速度は相乗効果で約三倍近くなっていた。

 足腰がやわな訳ではないのだが、この荷物の量と速歩きによって俺の足は既にピークを通り越している。恐らく、これらすべての荷物の総量は10キロ程あるんじゃないだろうか。特に、花園。テメェ何かばんにいれやがった。

 畜生。両手両足首両肩の感覚がなくなってきたぜ。ああ、なんか、綺麗な川が見えてきたような気がする。いや、気がしてほしい。綺麗な花がたくさん咲いていて、その上を蝶々がパタパタと……。

「……あれ?」

 思わず、マヌケな声を出す俺。どうやら、もう余計なコトを考えている余裕はなさそうだ。


 三人の背中が見えなくなっている。


「まずいな……」

 取りあえず、突っ立っててもさらに三人との距離が開くだけだから俺は歩きながら携帯で花園と連絡をとることに。

 と思ったが現在、両手は塞がっており、とても携帯を探せるような状態ではなかった。歩道の端により、三人分の荷物と例のカバンを置いて携帯を探す。

 ありがたいことに、携帯はセーターのポケットに入っていた。

 早速、花園に連絡をする。

 プルルルという音が携帯から発せられた。よし。これで……。


 不意に、後方で音楽がなった。最近流行りの音楽だ。


 ……不吉なコトに、それは何か携帯の着メロのような音楽であった。なんか、嫌な予感がするなぁ。

 はたして、俺の悪い予感は的中するのであった。あの女、携帯をカバンの中に入れっぱなしにしてやがったよ。

 クソ。まぁいい。お前なんか最初から頼りにするのが間違いだったぜ。頼りになるのは君だけだよ、ネオンちゃん。

 ネオンちゃんの携帯に向けて電波を発信! さぁ、希望へと届け!


 後方で、非常に控えめな呼び出し音っぽい音がした。


 何でだろう。俺は、解りたくもないのにその音が何の音か解ってしまった。

 一応、確認する。

 再び、予想的中。俺はこういう時だけ予感やら予想やらがあたんのかよ。どうせなら美少女との出会いや美女との出会いの予感を当ててほしいものだよ。

 ど忘れしてたな。ネオンちゃんは俺の期待をことごとく裏切ってくれる少女だったじゃないか。

 まぁそんなことは今はどうでもいい。今どうするかが重要だ。インポータントだ。打つ手がないぞ俺。

 理恵さんなら携帯を持っているかもしれないが、俺は理恵さんの番号知らないし……。

 ん? 待てよ。何も俺が知ってなくてもいいじゃないか。そうだよ、花園のアドレス帳に理恵さんの番号が入っていればいいんじゃないか!

 グッジョブ俺。天才だぜ。

 早速花園のアドレス帳を覗く。通行人の視線が痛かったが、無視だ。

 ええと。これだな。

 俺は躊躇することなくアドレス帳のボタンを押した。

 しかし、期待は簡単に裏切られた。

「……マジ?」


 ロックがかかっていやがった。


「オイオイオイオイ。一年の初めから京都で迷子かよ俺。どんなスタートだよ」

 虚しく俺の心に響く独り言。いや、もう言ってないとやってらんないからねマジで。

 畜生。荷物持ってるウチは暖かかったけど、だんだんと寒くなってきたぞ。ヤベェ。

 ック。本当なら時空の家でゆったりと勉強してたはずなのに……。

 あれ? てか時空は一体今どうしてんだ? 俺のコト、心配してんじゃねぇのか?

 一応、かけてみよう。今は知り合いの声を聞いて安心したい。

 素早く十一桁の数字を入力し、時空と連絡をとる。


『もしもし』

「やぁ時空。元気かい? 俺はもうダイイングだぜ」

『僕は元気だよ。君はお疲れのようだけどね。……それで、何のようかな? 今君は香織さん達とお泊まり会じゃなかったのかい?』

「お泊まり会? なんだそりゃ。いや、そういや旅館って単語が出てたような……ってオイ。お前、その知ったような口、何?」

『うん? そのことかい? それはね、あの後君が応答しなくなってさ、どうしたんだろうって思ってたら香織さんが代わってさ。“コイツはお泊まり会の雑用やらせるから。四日ほど借りるけど何か問題がある?”って聞いてきてね。取り分け君に用はなかったし、別にいいよって答えたんだ』

 親友とも呼べる存在を売ったなテメェ。どんな目に会うかは貴様には何度も聞かせたはずだぞ。

『それでさ、香織さんについで来いと言われてね。“コイツ、アタシじゃ持てないからちょっと手伝ってくれない時空君”って言われてさ。香織さんとはまぁそれなりに面識があるしね。知り合いの仲ということでOKを出してさ。それで君をガムテープで縛ってから箱詰めして……』

 お前も共犯かよ。ってか主犯じゃねぇか。

「ふざけるなよ……。お前それでも親友か!? ……まぁいい。ところで、期待はしてないんだが理恵さんの番号知らないか? 今非常に厄介なコトになっていてね」

『ふーん。もしかして、見知らぬ地で迷子にでもなったの?』

 図星だった。

 妙に勘のいい奴だ。

「どうでもいいだろ。それより知ってるのか知らないのか教えてくれよ」

『知っている訳ないないだろう。この僕が』

「ああ。言うと思ってたよ。だから期待してないとは言ったはずだぜ」

『ああそう。何か今日は冷たいねぇ青空。どうしてだい?』

「自分で考えろ馬鹿野郎」

 通話終了。

 なんか、余計に腹がたっただけだったぞ。しかも収穫はこの怒りだけ。


「あぁー。どうしようかなー。ネオンちゃんのアドレス帳に理恵さんの番号なんて入ってないだろしなー」

 そう呟き、俺がガクリと項垂れているときに、俺の携帯が震えた。

 携帯の画面を確認。ふむ。俺のアドレス帳に載ってない奴か。一体誰だろ? いたでんだったら速攻で切ってやる。

「もしもし、青空です」

『やー! むーちゃん生きてたかーっ。よかったよかった。行き倒れになってないかと心配したよ』

 おおぉぉ。あなたか。あなたなのか俺の救世主は。

「理恵さん……。助かりました。連絡がとれなくてどうしようかと思っていたところです」

『そうかいそうかいっ。私達はもう旅館についてるよ!』

 くたばってください。

 言いかけて、止めた。


「旅館、どこですか……」

『あー、場所言うの面倒いからタクシー拾って来てくれって香織ちゃんが』

「お金は? 俺は言っておきますが一文なしですよ?」

『んー? ちょっと待ってね』

 どうするー? むーちゃんお金ないってよー、と小さく聞こえる。

 その後、なんかガミガミと花園が喋って入るのが聞こえた。

『んー。じゃ歩いてこいって』

 お前もう俺を連れてくんな二度と。

「えーと。俺は道、解りませんよ? どうするんですか?」

『そうだね。じゃ、一旦切るからまた君から連絡頂戴っ』

 どういうことです? 尋ねる前に、切られた……。

 ツーツーというBGMが何かとてつもなくムカつく。

 取りあえず、言う通りに再び電話をかける。

 あっさりとつながって、取りあえずは一安心だ。


「ええと、何で切ったんですか?」

『ん? 理由は簡単さっ。長電するとお金がかかるでしょ!』

「…………」

 自己中心な理由だった。

 聞かなければよかったと後悔した。後悔先に立たず。

「まぁいいです。それで、どうやって行くんですか?」

『ん? ああその件ね。香織ちゃんはもうお金は払うからタクシーで来いってさ』

 アイツは元から自己中心な奴だ。うん。知ってるさ。

 それでもやっぱりムカついた。

「分かりました。それじゃあ、旅館の名前を教えてもらえますか?」

『いいよっ! ええとね、“京都の海”だってさっ』

 京都の海……? 代わった名前だな。

 まあいいか。

「京都の海ですね。了解です。それじゃあ、また」

『うんっ! 待ってるさ』

 通話を切り、携帯をたたむ。

 そのまま携帯をセーターのポケットに入れて再び三人分の荷物を背負うと俺はジャストでナイスでグッドなタイミングで来たタクシーを止めて、その旅館に向かった。

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